カテゴリー別アーカイブ: 熱中症

「暑熱順化」

昨日の大阪は、湿度30-40%で温度も30度を超えておらず、熱中症が起こり易い様な状況とはいえない環境でした。ところが学校の体育大会で30人の生徒が、熱中症の体調不良で病院に搬送されたそうです。数日前にも「学校で熱中症」の報道があり、真夏でないこの時期に熱中症を起こしやすくなっている状況が不思議に感じられます。

この原因の一つとして「暑熱順化」が関係しているのではないかと言われています。暑さに体が慣れるまでには1−2週間が必要だといわれています。しかし今年は5月半ばから急に暑くなったために「人間の体の状況」が追いついていないことが、大きな要因と考えられます。

「暑熱順化」は、サウナに入り慣れている人は、すぐに汗が吹き出して体温調節するので長く入っていられますが、あまりサウナに入っていない人は、なかなか汗が出ず体温が上がってしまうため直ぐに出たくなることを考えればわかり易いかもしれません。

最近は便利になりすぎて汗をかく習慣がないため、昔に比べて「暑熱順化」反応が鈍くなっているのではないかしらんと思ってしまいますね。

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「熱中症警戒アラート」

朝晩は肌寒いのですが、昼は夏日の様な暑さで寒暖差が大きく体調がすぐれない方が多い様です。生活リズムを崩さない様にお気をつけくださいね。

さて、今月27日から「熱中症警戒アラート」を環境省が開始すると発表がありました。

(以下引用)
「熱中症警戒アラート」は、熱中症になる危険性が極めて高いことを知らせるもので、気温や湿度などから割り出した「暑さ指数」をもとにして発表されるものです。

・・・・中略・・・・

去年6月から9月までの間に日本全国で熱中症で死亡した人の数は701人で、1528人だった2020年と比べると、半数以下に減りましたが、地球温暖化が進んでいることなどから、より一層の対策が不可欠だとしています。
(引用ここまで)

まだ4月なのに「熱中症」!地球温暖化のせいか、どんどん季節感が失われていきますね。

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熱中症

梅雨が明けて大阪も猛暑が続いています。十分に睡眠ができないと、熱中症や夏バテの原因になります。空調を適度に使って、快眠環境を整備してくださいね。

梅雨明けからの猛暑で、全国的に気温が高く最近の1週間で18000人異常が熱中症で搬送されたとのことです。死亡例もあり、気象庁は注意を呼びかけています。

緊急搬送で目立つのは、「高齢者」と「屋内」とのことです。搬送された18347人中、65歳以上の高齢者が9963人で半数以上を占めているとのことです。発症場所で一番多かったのが、敷地を含めた「住居」で全体の41%でした。

熱中症は炎天下に長時間いなければならないと思われがちですが、「誰でも、何処でも熱中症になる危険性があると知り、対策が必要」なのです。

多様な暑さ対策グッツも売られており、適切な体調・環境管理を心がけてくださね。

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熱中症が倍増

先週7月3〜9日に熱中症で緊急搬送された人は、全国で4241人に上ったそうです。先々週に比べて約2倍の搬送があったとのことです。そのうち1割が重傷者で、数人の死者が出ていると消防庁から発表がありました。

搬送者の約半分が65歳以上の高齢者が占めており、消防庁は小まめな水分補給を呼び掛けているほか、屋内でも熱中症にかかるケースがあるとして適切なエアコンの使用を求めているそうです。

以前の記事をご参照ください。
熱中症対策:(前編) (後編)

こんなに暑い時は、運動時に十分な水分・塩分を取ったり、商業モールなど空調のある広い場所で運動するなど工夫が必要ですね。

 

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