カテゴリー別アーカイブ: 随筆

史上最重量の生き物

暑い日が続いています。水分補給や空調を上手に使って体調管理をしてくださいね。

さて、地球上で最重量の生き物といえば「シロナガスクジラ」なのですが、南米ペルーでそれをはるかに超える生物の化石が見つかったそうです。

(以下引用)
この古生物は「Perucetus colossus(ペルーの巨大クジラ)」と名付けられ、重さは最大340トンと推定されている。これまで史上最大の生物はシロナガスクジラとされ、ギネス世界記録(Guinness World Records)には190トンの個体が登録されているが、それを大幅に上回ることになる。

(引用ここまで)

まだ全身の化石は揃っていないそうですが、背骨や肋骨などの化石から全体像を推測すると、史上最重量の生き物である可能性が高いそうです。

全体像が分かったら、ホタテの貝柱を見て巨大な貝を想像した漫画のような間違いが起きないのでしょうかねぇ?

.


シマウシ・・・・・?

関西圏でも40度に迫る猛暑になっています。水分補給と適切な空調使用で体調を崩されないようにお気をつけください。

さて、山形県で牛をシマウマのように、デコレーションしているとの記事がありましたので紹介したいと思います。

記事の写真を見ると確かに牛が縞々に塗られており、シマウマならぬ「シマウシ」になっていました。牛には迷惑かもしれないけれども、ユーモラスで面白いと思いました。記事を読んでみると、「シマウシ」には思わぬメリットがあると知り驚きました。

(以下引用)

山形県置賜総合支庁農業振興課 菅井技師
「牛の虫よけ対策の検証です。現在、繁殖雌牛の簡易放牧の拡大を推進したいと考えているのですが、吸血昆虫による牛のストレスが課題となっています。これをクリアするため、ある研究機関の実施例を基に3年前から検証を行っています」

遠藤畜産 遠藤寛寿さん
「最初聞いたときは『え、ウソだろ』って思いましたよ。笑っちゃいそうになったけど、ゴムマットを細長く切ったものを牛にあてて、均等になるよういに白いスプレーでシマ模様にしたよ。そしたらさ、嘘みたいに全く虫が来ないのよ。本当だったんだと驚いたね」

(引用ここまで)

京都大学と愛知県の研究チームが海外の論文に「シマウマには虫があまり寄りつかない」という研究結果を見つけ、追試をしたところ虫を追い払う動きが減る効果が認められたそうです。
将来、普通に「シマウシ」を見かける日が来るかもしれませんね。

.


藤の花

あっという間にゴールデンウィークも終わりましたね。朝晩のひんやりした感じは残っているのですが、昼間の日差しが夏を感じさせます。それにしても最近地震が多くて少し心配ですね。持ち出し品や避難経路などの確認をしておく、良い機会かもしれません。災害に備えて投薬治療を受けておられる方は、薬が切れる前に受診して、手元に1−2週間分が残るようにしてくださいね。

さて連休中に信楽から宇治の辺りを車で通ったのですが、藤の花があちこちに咲いていて「ほっこり」しました。大阪に帰ってきて数日後に何気なくネットニュースを見て驚いたので紹介します。

(以下引用)

京都府南丹市の山林で藤の花が咲き、薄紫のかれんな姿が目を引いている。しかし、材木の価値を落とす厄介者の側面もあり、山仕事では見つけるとつるを切って増えないようにしてきた。関係者は「藤の花が目立つのは、山に手が入らなくなった結果。山の現状にも思いをはせてほしい」と話す。

(引用ここまで)

藤の蔓が伸びて木に巻きついて食い込んでしまうと、材木にした時に価値が下がってしまうのだそうです。

「ほっこり」した見た目とは裏腹に、そこに住んでいる人にとっては大きな問題が潜んでいたのですね。知りませんでした・・・・・・・

.


節分2023

本日2月3日は「節分」で明日は暦の上では春になる「立春」ですが、まだまだ寒いですね。関西では3月半ばの「お水取り」までは寒いので、暦と違ってまだまだ春の足音は遠い様です。

さて以前にもこのブログで書きましたが、「節分」は年に4回あり最も有名なのが立春の1日前の春の節分です。最近では恵方を向いて巻き寿司を食べる風習も全国区になり、今年の恵方は「南南東のやや南」(南南東微南または南微東)とのことです。(恵方は16方位でなく32方位で決められていたのですね・・・・・・・・)

「節分」といえばやはり豆まきですが、消費者庁から豆まきに関して注意勧告がされていますね。

(以下引用)
消費者庁は、窒息や誤嚥を防ぐため、以下のような注意点を示しています。

・硬くてかみ砕く必要のある豆やナッツ類は、5歳以下の子どもには食べさせないでください。

・節分の豆まきは個包装されたものを使用するなど工夫して行い、5歳以下の子どもが拾って口に入れないように、後片付けを徹底しましょう。

・兄姉がいる家庭では、兄姉が豆やナッツ類を食べている際、5歳以下の子どもが欲しがっても与えないようにしましょう。

・食べているときは、姿勢をよくし、食べることに集中させましょう。泣いている時に食べ物を与えるのもやめましょう。

また、もしのどに詰まってしまった場合には「背部叩打法」をするなど速やかに応急処置をするよう、イラストとともに紹介しています。
(引用ここまで)

是非ご注意ください。


ロボット掃除機とiPhoneと自覚症状

連休明けから本格的に仕事が始まった方も多いと思いますが、お正月からの生活を引きずってしまっていませんでしょうか?仕事始めから1週間過ぎて、当医院も徐々に日常を取り戻しております。

今や色々なところで見かけるロボット掃除機ですが、家具や床のコードを避けたり、汚れているところを認識して集中的に掃除したり大変便利になっています。その一方、休診日や旅行中など掃除が必要ないと思われる時も、自動清掃をOFFにしておかなければ黙々と綺麗な床を掃除してしています。

最近のiPhoneですが、衝撃を受けると119番などへ自動通報する機能がついており、遊園地でジェットコースターに乗ったり、冬のゲレンデで転倒したりすると不必要な救急通報をしてしまうそうです。通報を受けた消防本部は「救急要請か間違いか分からず困る」とのことです。

ロボット掃除機にしろiPhoneにしろ、十二分に機能を発揮しているのですが、今が「どの様な状況」であるのか情報がなく判断できないことが問題なのです。

動悸や目眩、胸痛などの自覚症状をお伝えいただく際にも、「どの様な状況」で自覚症状があるのかお教えいただけると大変助かります。

.


クリスマス寒波

12月も半ばすぎになり、徐々に寒さが身にしみますね。今朝も車の温度計が5度になっており、シートヒータが役立ちました。

気象庁の発表によりますと

(以下引用)
この先1か月は、寒気の影響を受けやすく、日本海側は大雪に注意が必要です。西回りで寒気が入りやすいため、西日本・東日本は平年より気温が低く、クリスマスや年末年始は例年以上に寒くなりそう。クリスマス寒波・年末寒波に注意が必要です。
(引用ここまで)

とのことです。

東の寒波を「大変だなぁ」とニュースで見ていたのですが、この予想を見ていると他人事では済みそうにありません。

寒いだけならいいのですが、雪が積もると交通が混乱して日常生活にも大きな影響が出てしまいます。

車が使えなくなるので、往診の日に雪だけは降らないでと今からヤキモキしてしまいますね。

.


月にまつわるエトセトラ

昨日は今年最後の満月だったのですが、ご覧になりましたか?かかる満月は「コールドムーン」と呼ばれているそうですが、今年は何かと月に関する話題が多かった様な気がします。

最近だけでも、
・442年ぶりに皆既月食と天王星食が同時に起こった
・アルテミス計画でアメリカがアポロ計画後半世紀ぶりに月に宇宙船を送った
・月と惑星と流星群が大集合
こんなことがありましたね。

月は地球の一部が星との衝突によってできたとの説が有力とのことです。人類に色々なことを教えてくれる最も近い天体ですね。

月といえば「マザームーン」と連呼した国会議員もいましたね・・・・・・

.


病院サイバー攻撃その後・・・・

昨日から12月ですが、今朝は全国的に冷え込み冬の到来を実感しますね。

さて本年10月末に、大阪府急性期医療センターがランサムウエア(人質ソフト)によりサイバー攻撃を受け、診療システムが止まってしまったことは記憶に新しいと思います。

それから1ヶ月が経ちましたが、システムの一部は復旧して診療を再開しているそうですが、完全復旧は来年にずれ込むそうです。

紙のカルテを併用しながら、何とか通常の半分程度の患者さんを診察しているそうですが、その中で大変大きな問題があるとのことです。

「汚い字を書かれる医者が比較的多くて、それを読み間違いをしないための苦労とかもけっこうある。」ことだそうです。

本当に耳の痛い話ですね。

.


「COCOA」の機能を停止

「官製のソフトウエアに役立つものなし。」とは以前から言われていましたが、新たな不名誉が加わりました。

ご存知の方もおられると思いますが、コロナ陽性者との接触確認ソフト「COCOA」のことです。

(以下引用)

河野太郎デジタル大臣は13日の閣議後の会見で厚生労働省とデジタル庁が運用する新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」の機能を停止する見通しを明らかにした。

・・・中略・・・

併せて河野大臣はCOCOAの導入経緯や内容について詳細な評価を行うと明言。「次のパンデミックの際には同じようなことが必要になる。COCOAの何が悪かったのか、どこが失敗したのか、またCOCOAはいいこともあったのか。お手盛りでない総括をきちんとして、次につなげていかないとダメだと思う」

(引用ここまで)

バランスボールに座り上下に揺れながら話している大臣を見て、(いかりや長介さんではありませんが)「こりゃだめだ!!」と呟いてしまいました。

官製ソフトウエアがダメな理由ははっきりしていて、自分達の都合を優先して作るからなのですが、見直しを表明する会見でこれでは・・・・・・期待薄ですね。

いつから「私 >>>> 公」(公の立場より自分の都合)が当たり前になってしまったのでしょうかね。

.


システム障害

先日のAU/KDDIの通信障害は記憶に新しいところですが、最近のニュースで銀行のATMや電子決済のシステム障害が報じられることが多くなっているような気がしませんか?

原因の一つとしてシステムの複雑化により、全体像が把握できないため障害が発生する可能性を予見できないことが挙げられるのではないでしょうか?

当医院の比較的小規模なシステムでも機嫌よく動いている時は良いのですが、急にネットワークに繋がらなくなったり電子カルテの反応が遅くなったりすることがあるのですが、知らない間に改善してしまい「機嫌が悪かったのだろう。」と原因究明に至らないことがほとんどです。

原因究明に至る数少ないケースは、勘違いなどによる「人為的ミス」と「機械の故障」ぐらいでしょうか?

日々複雑化していくコンピュータシステムは「生き物だ!」と言われることもありますが、不調なシステムを治療するお医者さんが必要なのでしょうかねぇ?

.