気になる記事から

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフハマ子こと濱田です

ぽかぽか陽気に誘われて街歩きしていると、家の近くのバラがとっても綺麗でした。バラはなんだか乙女チックにしてくれますね。

今回は毎度おなじみ我が家の愛読紙「神戸新聞」より東海大学教授、太田嘉英先生が書かれている口内炎に関する記事がとても分かりやすかったのでを取り上げさせていただきます。

口内炎というと子供が幼い時にヘルパンギーナや手足口病になった時のことや、潰瘍が次々とできてなかなか治らず困った事を思い出します。以下は記事の抜粋です。

「アフタ」「傷」「やけど」「がん」「歯周病」「帯状ヘルペス」「抗がん剤投与に伴う粘膜障害」これらは口内炎を訴えて来院した患者さんについた診断名です。口内炎は病名ではなくただの症状です。炎は炎症のことで、炎症とは「外敵から体を守る反応」をいいます。炎症=免疫と考えてください。炎症が全くおこらなければ人間は簡単に死んでしまいます。つまり悪いものではなく、とても大事な反応でやたら押さえ込んではいけません。

口内炎は正しくは口腔粘膜炎あるいは口腔粘膜疾患といい、その中にはとても多くの病気が含まれます。その代表がアフタです。

アフタは「医学の父」ヒポクラテスが名付けた症状名で周囲が赤い円形のただれのことをいいます。痛みを伴うことが特徴で、自分の身体を自分で攻撃して炎症が起こる反応、つまり免疫異常が極めて限定的に口の中にあらわれたものと考えることができます。

ステロイドは副腎で作られる炎症(免疫)を抑えるホルモンです。ですから過剰な炎症、すなわち免疫異常の結果としてできるアフタに対して効果があります。

しかしステロイドが効く口内炎はほんの一部です。ヘルペスによる口内炎はウイルスの感染で起こりますが、見た目はアフタにとても良く似ています。ここにステロイド含有軟膏を塗ると、ウイルスに対する抵抗力(免疫力)が下がり、一気に悪化することがあるのです。

けんこうな口の中には、体にとって役立つ細菌が環境のバランスを取っていますが、ステロイド含有軟膏を使い続けると、バランスが崩れ、カンジダというカビがはびこります。また傷口も炎症を抑えると治りません。特に心配なのがお口の粘膜にできる口腔ガンです。

口内炎だと思って数か月、軟膏を塗り続けたものの治らず、かなり進んでしまったという患者さんも多いです。

ステロイド含有軟膏は処方箋なしで購入できますが、決して安全な薬ではありません。「たかが口内炎」とは思わず、まずは専門医の診断を受けるのが重要です。―以上神戸新聞「健口から始める健幸生活」より抜粋―

口内炎やわと思って家のある塗り薬を塗っていてはいけないのですね。今思えば子供の口内炎もヘルペスだったのかもしれません。まずはお医者さんに相談しないといけませんね






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