粉瘤

皆さま、こんにちは大阪市淀川区で「脱毛症の専門治療・下肢静脈瘤や眼瞼下垂症などの日帰り手術・美容治療」に力を入れているしんおおさかクリニックのスタッフ中尾です

今週は、なぜか粉瘤(ふんりゅう)の診察でたくさんの方が来院されました。流行っているのか・・・いえいえ、粉瘤に流行りはありません(笑)。

粉瘤は、表皮嚢腫(ひょうひのうしゅ)とも呼ばれる、皮膚良性腫瘍の中では一番多い疾患です。全身の皮膚どこにでも生じる腫瘍で、必ず切除しなければいけないものではありません。ただ、感染を起こしやすく、その場合は急に大きく腫れて痛みを生じます。粉瘤を見つけたら、なるべく早く小さなうちに切除するのがお勧めです。

手術する場合>粉瘤は薄い膜でできており、膜の一部は皮膚に癒着して(くっついて)います。 その部分の皮膚は一緒に切除しないと再発します。感染がなければ膜は周囲の組織から簡単にはがれてきれいに摘出できます。 感染をおこす前の粉瘤は周囲との癒着がないので小さな切れ目から腫瘍を取り出すことが可能ですが、一旦感染すると周囲の組織と癒着を起こすため少し大きめに切れ目を入れて、周囲の組織も一緒に摘出しないと完全には取りきれません。

表皮嚢腫 OPE前 ←実際にはこんな感じです

感染してしまったら>感染して赤く腫れてしまったら、感染を抑える必要があります。炎症がわずかな場合に は抗生物質の内服だけで治まりますが、ほとんどの場合、粉瘤の中に膿が溜まってきますので、 切開して膿を排出する必要が生じます。一旦感染が完全に治まると、 粉瘤は小さくしぼんだ状態になりますが、被膜が残っているため再発し、また大きくなります

手術は随時行っておりますので、お気軽にお越し下さいね。お気軽にといっても、ちょっと怖いですよね でも、30分程度で終わる手術ですし、手術中は麻酔が効いているので痛くはありません(手術前の麻酔だけ我慢していただきます)。

そういえば、今日は「プレミアムフライデー」ですね(←こういうのに、いちいち反応してしまう) 素敵な週末をお過ごし下さいませ






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