禁煙治療スキルアップセミナーに参加して

久々の院長投稿です。
先日5月13日にホテルモントレーグラスミア大阪にて開催された、”禁煙治療スキルアップセミナー in Osaka”にスタッフの看護主任さんと参加して来ました。喫煙は「ニコチン依存症」という病気です。肺、心臓、脳などに重大な疾患をきたすことで知られており、受動喫煙も社会問題になっています。私は講演1の座長を仰せつかっていたので、講師の大阪市立大学総合医療センター/総合医学教育学准教授の竹本恭彦先生をご紹介しました。お弟子さんの小林正宣先生と共にロールプレイングを用い、禁煙治療のノウハウを実践形式でご教示いただきました。こういった学術講演会では珍しいロールプレイングですが、禁煙治療のセミナーではよく行われるようです。参加された医師や看護師さん方も最初は初対面で遠慮がちでしたが、そのうち時間が来ても熱心なディスカッションを繰り広げておられました。お話の中で印象に残ったのは、医師は開かれた質問をし、患者さんの話をよく聞いて信頼関係を構築することが必要で、それが患者さんの行動変容(禁煙)をもたらすということです。それは決して禁煙治療のみならずあらゆる疾患にもつながるものだと思いました。続いて、特別講演は関西電力病院循環器内科主任部長の石井克尚先生の座長のもと講師は奈良女子大学大学院教授で禁煙科学会理事長の高橋裕子先生で行われました。高橋先生は我が国における禁煙治療の第一人者であり、当日も東京で厚労省の研修を行って来られた帰りとのことでした。日本きもの学会会長も務めておられ艶やかなお着物姿で登場されました。物腰は大変やわらかく丁寧ですが、絶対に禁煙させるという強いメッセージを持ったご講演でした。特に”手強いスモーカーもその気にさせる禁煙支援の極意”として”4A”をご教示いただきました。内容は・・・企業上の秘密としておきます。「喫煙患者さんはどこかで必ず医師の声かけを待っている」ともおっしゃり、当クリニックでも積極的に禁煙治療をお勧めしてゆくつもりです。昔のひたすら我慢する禁煙とは違い有効な禁煙治療薬がありますので、「是非禁煙したい」「話を聞いてみたい」という方はお越し下さい。電話予約も受け付けております。






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