痛くない注射のできる病院

痛くない注射と絶対に風邪をひかない薬を発明したらきっとノーベル賞がとれるでしょう。
それは遠い夢。しかし、もしも子供が注射されても泣かないとしたら、それはきっと大きな成果と言わなくてはならないでしょう。

先日私がオフの時間に公園の横を通り過ぎようとした時の事です。子供を遊ばせていたあるお母さんが私の姿を見るやいなや、いきなり「センセに注射してもらおか。」とその子供に冗談を飛ばしたのです。
その途端その子は突然火がついたように大声で泣き出し、母親の後ろに隠れてしまったのです。
そうです「痛い注射」はそこから始まっていたのです。

わたしの3人の子供たちは小さい時から注射が大好きでした。
「注射は味方、注射はサンタさんが見ていてそれでプレゼントを決めるんだ」と教育していたうちでは持って帰った予防注射を長男だけにしてやりますと、次男が「お兄ちゃんずるい。僕にもしてえ」と逆に泣く始末でした。
そうです。痛くない注射は決して器具や薬だけの問題だけではなかったのです。

当院では子供さんに注射しても、およそ泣くことはありません。
泣く子は注射をする前から泣いているのです。
たとえ泣い ていても、我々スタッフは皆で寄って子供の笑顔を引き出す努力と工夫をどこにもない方法でしております。
まだ呼んでもいないのに待ちきれずに勝手に診察室に入って来る。
母親が連れて帰ろうとすると、「まだ遊ぶ」といって逆にぐずって泣き出す。

明るい声と笑顔の絶えない病院。私たちはそんな「病院」を志しているのです。

※文章の流から「病院」と表現していますが、当院は「診療所」です。

◆Meiji 院長提案によるポスター
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