ピロリ菌の除菌判定検査の重要性

30代の女性の方で、4年前に「胃痛」「胃もたれ」の症状で精査希望で来院。胃カメラ検査にて「発赤、びらん、萎縮を伴う典型的な慢性活動性胃炎」が見られ、ピロリ菌検査 陽性。ピロリ菌1次除菌施行。

通常なら内服終了後、約30日以降にピロリ菌一次除菌の判定行いますが、以後受診がない状態でした。再び、今年に入り「胃痛」「胃もたれ」の症状続き、最近強くなり精査希望で来院。
胃カメラ検査では、前回と同様の所見で除菌できていない状態でした。ピロリ菌判定検査でも陽性。二次除菌開始となりました。

ピロリ菌除菌薬には、抗潰瘍の薬、抗生剤が入っているので内服で急性症状が強い方は、短期間で改善します。もう治ったかのように思います。但し、除菌ができていないと再び元の状態に戻り 潰瘍、急性炎症状態の再発になりますので“除菌成功か否か”のピロリ菌判定検査は、大切です。






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