復職支援(リワーク)(その66)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の66回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖第3ステージ(職場環境調整期(職場復帰準備期リワーク準備期)))〗(約1ヵ月)
『主治医(精神科医・心療内科医)から職場復帰の許可リワークの許可)が得られ、いよいよ職場復帰に向けたリワークに向けた)具体的な環境調整を職場と行う時期です。
職場によって復職の際リワークの際)の配慮方法が異なりますので、産業医や職場関係者と十分に環境を調整し、無理のない職場復帰無理のないリワーク)を目指しましょう。』
◎第3ステージ チェックリスト
■職場から職場復帰についての許可リワークについての許可)が下りた
職場復帰の可否リワークの可否)の最終的な決定権は事業者(会社)にあるので、主治医(精神科医師・心療内科医師)から「職場復帰をしてもいいリワークをしてもいい)ですよ」と言われただけではなく、職場からも復職の許可職場からもリワークの許可)を得ることが必要です。
■産業医などの産業保健スタッフに現在のメンタルヘルス症状やこれからの通院予定などを相談した
職場復帰後リワーク後)も、産業保健スタッフは復職ペースリワークペース)の調整やメンタルヘルス疾患の再発予防の取り組みという形で関わることになります。現在のメンタルヘルス症状や今後の通院予定などを産業保健スタッフに十分に把握してもらうようにしましょう。
職場復帰支援リワーク支援)プランが作成された
うつ病などメンタルヘルス疾患からの職場復帰を無理なく計画的に行うリワークを無理なく計画的に行う)ために、復職をする職場リワークをする職場)・復職後の勤務時間リワーク後の勤務時間)や職務分担・産業医との面談予定などを事前に打ち合わせておく必要があります。
■主治医(心療内科医・精神科医)と職場復帰後の治療計画リワーク後の治療計画)について相談をした
職場復帰後に平日の通院が困難リワーク後に平日の通院が困難)になる場合には、夜間や土曜日の診察に変更してもらうことが必要です。また、今後どの程度の頻度で通院する必要があるのかを、主治医(心療内科医師・精神科医師)と十分に打ち合わせておきましょう。
うつ病などメンタルヘルス不調を発症した原因について自分なりの考察ができた
うつ病などメンタルヘルス不調は職場環境が発症の大きな要因になることもありますが、多かれ少なかれ個人的な要素もあります。今回、メンタルヘルス不調になった原因を突き詰める必要はありませんが、メンタルヘルス不調を再発させないためにも、今後はどのような点に気をつけるべきなのか、見つめ直すことは重要です。
自らのメンタルヘルス不調の再発の兆候について理解をしている
今回のうつ病などメンタルヘルス不調の発症時どのようなメンタルヘルス症状があったのかを思い出してみると、自分なりのうつ病などメンタルヘルス不調の初期兆候(例えば、頭痛がする、眠れなくなる など。)がわかるはずです。職場復帰後に適切なタイミングで休養リワーク後に適切なタイミングで休養)を取るためにも、自らのうつ病などメンタルヘルス不調の発症の兆候を理解しておきましょう。
自分のメンタルヘルス症状について正直に家族に話すことができる
⇒家族のメンタルヘルス疾患に対する理解メンタルヘルス不調の再発予防のために重要です。また、普段の本人をよく知っている家族は、重要なメンタルヘルス不調の再発兆候のモニターとなりますので、正直にメンタルヘルス症状を話せるようになっておきましょう。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。






DDまっぷ ドクターブログ 一覧