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復職支援(リワーク)(その97)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の97回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅶ)
「復職支援手引き」の概要「リワーク手引き」の概要)と具体的な復職支援の進め方リワークの進め方)❺
⇒面接において振り返りを促すと、メンタルヘルス不調に陥った原因をすべて職場の問題であると決めつけている例や、上司や同僚に対して敵意をみせる例もみられます。そうした例では、それが第三者からみて妥当かどうかにかかわらず、職場復帰しても早晩再度の職場不適応リワークしても早晩再度の職場不適応)に陥る可能性が高いです。職場復帰前リワーク前)に、関係者間でよく話し合いの場を持っておくことを勧めたいです。
面接の流れの中では、休業前、休業中および現時点での希死念慮についても確認しておきます。いずれかの時期にはっきりした希死念慮あるいは自殺未遂のあったことが判明した際の対応については、注意を要します。
職場復帰準備性リワーク準備性)評価シート」は、復職に向けたリワークに向けた)当該労働者の諸相を評価するツールです。メンタルヘルス科精神科・心療内科)臨床の中で開発されたものであるが、職場においても活用可能でしょう。
職場復帰可能リワーク可能)と判断された場合には、復職日リワーク日)、復職先リワーク先)の職場、仕事の内容などを具体的に検討することになります。
復職先職場リワーク先職場)は、休業前の元の職場とするのが原則です。当該労働者にとって、「慣れた職場で」「旧知の仲間と」仕事を始めるのが最も敷居が低いと考えられるからです。当該労働者が元の職場への復職元の職場へのリワーク)を尻込みしたとしても、それが本人の認知の偏りからくる苦手意識に由来することもあり、そうした例では関係者間でよく話し合いの場を持ち、本人ができそうな作業から開始することで、うまく職場適応でき、自信につながることさえあることには留意すべきでしょう。受け入れ側の職場にとっても、当該労働者が無事に職場再適応できれば、周囲からの評価が高まるという利点があります。しかし、当該職場における人間関係やそこで避けては通れない業務によるストレスメンタルヘルス不調をきたす主因となっている例などでは、復職時点リワーク時点)での職場異動も考慮されるべきです。本人の適性を十分に評価した上で、それに基づいた配置転換を行うことでよい結果が得られるという報告もあります。
復職時リワーク時)の就業上の配慮は、ほとんどの休業例で不可欠です。主要な配慮を表1に示します。就業上の配慮を決定する際に特に重要な点は、目的を明確にすることです。
◇表1 職場復帰後リワーク後)の主要な業務上の配慮
『・短時間勤務
・軽作業や定型業務への従事
・残業・深夜業務の禁止
・出張の制限
・交代勤務の制限
・業務の制限
・フレックスタイム制度の制限または適用
・転勤についての配慮』
例えば、うつ病などメンタルヘルス不調例職場復帰時に短時間勤務を認めるリワーク時に短時間勤務を認める)のは、メンタルヘルス症状の日内変動(朝メンタルヘルス症状が重く午後メンタルヘルス症状が改善傾向となる型が多い)に配慮するのではなく、長期休業後は疲労しやすく、その蓄積がメンタルヘルス疾患の再発・再燃につながる可能性があるため、それを回避することを目的とすべきです。そうであるならば、半日勤務の形態は、午前を回避して午後勤務にする(メンタルヘルス症状の日内変動への配慮であれば、この形が望ましいであろう)必要はなく、休業当初乱れていた生活リズムが回復してきているのを後押しする意味で、出勤は定時とし午後早めの退社を認める形をとったほうがよい場合が多いです。
フレックスタイム制についても、同様の考え方ができます。本人がフレックスタイム制の利用を希望する場合にも、職場復帰当初リワーク当初)は定時出勤とし、フレックスタイムへの移行は、職場復帰プランリワークプラン)で設定した業務遂行能力の回復レベルに到達し、さらに勤務状況が十分に安定したと考えられる時点にしたほうがよいでしょう。
就業上の配慮は、別の角度からみると、就業制限でもあります。職場で決められた就業上の配慮によって、仕事を進める上でストレスが軽減される労働者もいれば、逆に仕事のやりがいを奪われたように感じたり、周囲に引け目を覚えたりして、ストレスが高まる労働者もいます。産業保健スタッフは、後述する第5ステップも含め、本人との面接や周囲からの聴き取りなどを通じて、当該労働者の就業上の配慮に伴うストレスにも留意したいです。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その96)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の96回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅵ)
「復職支援手引き」の概要「リワーク手引き」の概要)と具体的な復職支援の進め方リワークの進め方)❹
⇒③<第3ステップ>
職場復帰支援リワーク支援)の核となるステップです。職場復帰の可否リワークの可否)判定と職場復帰プランリワークプラン)の策定に分けることができます。
産業医は、主治医(精神科医・心療内科医)からの復職に関するリワークに関する)意見書の内容を確認した上で、当該労働者本人と面接します。また、本人との面接に先がけて復職予定職場リワーク予定職場)の状況を調査し、受け入れ準備ができているかどうかを確認します。あらかじめ本人に、職場復帰の時期リワークの時期)が近づいたら職場に一報を入れるように伝えておけば、職場復帰の過程リワークの過程)が円滑に進みやすくなります。
産業医は、主治医(精神科医師・心療内科医師)および職場、場合によっては家族からの情報を整理したうえで、本人との面接に臨みます。その際には、できるだけ先入観にとらわれないよう留意します。職場復帰の可否判定リワークの可否判定)のために最低限必要な情報を表1に示しました。主治医(心療内科医・精神科医)の復職に関する意見書リワークに関する意見書)に、メンタルヘルス症状の軽減や生活リズムの回復のことが書かれていれば、それを一つひとつ確認していきます。細かい記載がない場合でも、今回の休業では、どのようなことが仕事に強く影響し、現在どの程度メンタルヘルス不調が回復してきているかを具体的に質問していく必要があります。漠然とした聴き方では、本人からは自発的に語られない事柄も多いです。休業前の本人のメンタルヘルス状態を把握しておれば、面接時の表情や動作なども、メンタルヘルス状態の回復を評価する重要な手掛かりとなります。
◇表1 復職判定リワーク判定)にあたって産業保健スタッフが最低限必要な情報
『■本人に関する事項
ーー主治医(心療内科医師・精神科医師)の意見
ーーメンタルヘルス症状などの改善度
ーー生活リズムの回復度
ーー日中の過ごし方(運動、読書、パソコンなど)
ーー疲労度、睡眠状況
ーー薬剤の副作用
ーーメンタルヘルス疾患の発症、増悪の要因(特に仕事関連)
  (可能な範囲で)
ーー本人の復職本人のリワーク)・職場への思い
ーー肉親(配偶者)の復職肉親(配偶者)のリワーク)・職場への思い
ーーメンタルヘルス疾患の再発・再燃に関する脆弱性
  (可能な範囲で)
■職場に関する情報
ーー上司・同僚の復職上司・同僚のリワーク)に関する考え
ーー上司・同僚のメンタルヘルス不調に対する理解度
ーー元の業務内容(負荷)
ーー現時点での繁忙状況
ーー繁閑の変動
ーー元の職場環境(人間関係を含む)
ーー業務上の配慮に関する可能性(作業負荷の軽減、残業の制限など)
ーー指示命令系の現状
ーー職場環境改善の実施状況
  (必要な場合)』
どの程度のメンタルヘルス不調の回復をもって職場復帰を認めるかリワークを認めるか)については、事業場の諸事情に加えて、当該労働者の職位、職種などによっても異なってくるが、不公平感が生じないように、おおよそ復職の目安リワークの目安)を決めておくとよいです。「メンタルヘルス症状がほぼ消退していること(あるいは、メンタルヘルス症状が残存していても、周囲に影響を与えない程度に自己コントロールができること)」と「通常勤務の出退社が無理なく可能であること」は、どの職場でも復職への必須要件リワークへの必須要件)と言えるでしょう。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その95)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の95回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅴ)
「復職支援手引き」の概要「リワーク手引き」の概要)と具体的な復職支援の進め方リワークの進め方)❸
⇒②<第2ステップ>
メンタルヘルス不調が回復し、本人から職場復帰を希望リワークを希望)する意思表示が出されます。本人の職場復帰への意思表示リワークへの意思表示)と主治医(精神科医・心療内科医)の承諾があって初めて、上司、産業保健スタッフ、人事労務管理部署などによる職場復帰の具体的な検討リワークの具体的な検討)が開始されることになります。休業が長びいても、産業保健スタッフや上司など職場関係者の方から本人あるいは家族に対して職場復帰を強制するリワークを強制する)ような働きかけは行うべきではないです。
主治医(精神科医師・心療内科医師)の復職に関するリワークに関する)意見書には、メンタルヘルス不調の経過と回復の程度に加え、望ましい就業上の配慮、職場で特に留意すべき点、本人、家族と職場復帰についてリワークについて)話し合った事柄などを記述してもらいます。そのために、職場で主治医(心療内科医・精神科医)に記入を求める様式(情報提供依頼書)を用意するとよいです。情報提供依頼書には、表1に示した情報を付けることを勧めたいです。これは、第1ステップで伝えておいてもよいです。
◇表1 主治医(心療内科医師・精神科医師)への情報提供依頼書に記す事業場のメンタルヘルス管理に関する情報例
『・情報提供の宛先氏名とその立場(職種) 例:産業医
・事業場内産業保健スタッフの陣容
・主治医から提供された情報の管理方法および管理責任者
・主治医から提供された情報が共有される範囲(職種)
・主治医から提供された情報がどのように活用されるかの概要
・事業場の個人情報保護に関する仕組み、規定の要点』
産業医が選任されている事業場では、主治医の意見書を産業医(および看護職)だけが確認し、上司や人事労務管理部署には、その情報を一部加工して伝えることが可能となります。その場合の情報の流れは、図1のようになります。これは、当該労働者の個人情報保護にとって、望ましい形と言えます。
◇図1 望ましい情報の流れ・情報管理
『■主治医
・病名
・治療の経過
メンタルヘルス症状の改善状況
・生活リズムの回復状況
・治療薬およびその副作用
・推定される業務遂行能力
メンタルヘルス疾患の再発・再燃の可能性
・今後の治療に関する見通し
・その他の医学的問題など
  ⇓
■産業医、看護職など
・治療薬の副作用
・推定される業務遂行能力
・職場で配慮すべき点
・職場で注意すべき点
・安全管理上の問題
メンタルヘルス疾患の再発・再燃の可能性など
  ⇓
■上司、人事労務管理部署』
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その94)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の94回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅳ)
「復職支援手引き」の概要「リワーク手引き」の概要)と具体的な復職支援の進め方リワークの進め方)❷
⇒①<第1ステップ>
職場復帰支援リワーク支援)は、当該労働者が主治医(精神科医・心療内科医)からの休業に関する意見書が提出された時点から始まります。休業中は、本人ができるだけ不要な心配や不安を抱かぬよう、また家族や親族が安心して復職支援ができる安心してリワークができる)よう、職場から休業および職場復帰に関するリワークに関する)社内の諸制度(休業可能期間、休業中の補償などを含む)を彼らにわかりやすく伝えます。状況によっては、国や地方自治体の公的支援制度(高額療養費制度、自立支援医療制度、市町村の精神保健事業、精神障害者保健福祉手帳制度障害年金制度)に関する情報も提供するとよいです。ただし、産業保健スタッフが家族と接触を図る際には、家族内の問題に立ち入ることになる可能性があり、それによって、その後の対応に困難をきたす恐れもあることに注意が必要です。また、この時期に本人を通して、職場から主治医(精神科医師・心療内科医師)に対して、表1に示した情報を発信するとよいです。そうすることで、職場復帰に際してリワークに際して)主治医(心療内科医・精神科医)からより具体的な意見を得られやすくなります。産業保健職が本人と定期的に連絡をとったほうが、円滑な職場復帰円滑なリワーク)を促進できる例もあるが、主治医(心療内科医師・精神科医師)との連携のもとで行うのがよいです。
◇表1 主治医に職場復帰に関する意見リワークに関する意見)を求める際に提供したい情報
『・従前の本人の職務内容
・従前の本人の仕事ぶり、職場での人間関係
・従前の本人の職場における評価(業績)
・職場からみたメンタルヘルス疾患発症の要因(誘因)
・同僚や上司のおよその作業負荷
・職場の休業に関する諸制度(認められる休業期間、休業期間中の補償など)
・職場がメンタルヘルス不調休業者に対して職場復帰を認めるリワークを認める)ための要件(メンタルヘルス状態の回復度)
・試し出勤制度(正式な職場復帰前リワーク前)に、一定期間出勤を試みる制度)の有無と内容
・就業面の配慮(短縮勤務、出張回避、配置転換など)が可能な範囲』
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その93)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の93回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅲ)
「復職支援手引き」の概要「リワーク手引き」の概要)と具体的な復職支援の進め方リワークの進め方)❶
⇒厚生労働省から公表されている「心の健康問題(メンタルヘルス不調)により休業した労働者の職場復帰支援リワーク支援)の手引き」(復職支援手引きリワーク手引き))(2004、2009改訂)は、メンタルヘルス不調者などうつ病休職者の復職うつ病休職者のリワーク)と復職支援の実態リワークの実態)を踏まえ、メンタルヘルス不調によって休業した労働者職場復帰支援のあり方リワーク支援のあり方)を包括的に示したものであり、重要な点については具体的な記述もなされています。中小規模事業場も含めた大半の事業場において参考となる内容であり、職場における復職支援活動リワーク活動)は、復職支援手引きを基本リワーク手引きを基本)として推進されることが望まれます。復職支援手引きの要点リワーク手引きの要点)を表1にまとめました。
◇表1 「心の健康問題により休業(メンタルヘルス不調により休業)した労働者の職場復帰支援労働者のリワーク支援)の手引き」の要点
『■制度、システムを構築し、それを確実に運用する
ーー手順、使用する書面、役割分担などを決める
ーー日頃から周知しておく
ーー事例によって適用のしかたを変えず、平等性を重視する
職場復帰を長尺リワークを長尺)でとらえる
ーー休業開始から復職後リワーク後)のフォローアップまでを復職支援の枠組みリワークの枠組み)とする
■職場で行うべき判断、対応を怠らない
ーー復職の可否の判断リワークの可否の判断)、復職後の配慮(制限)リワーク後の配慮(制限))、受け入れ職場への目配りなどが該当
■主治医(精神科医・心療内科医)等との連携を重視する
ーー早期に復職を認めるリワークを認める)ための要件、休業に関する制度等を伝える
■情報管理を適切に行う』
復職支援の手引きの中リワークの手引きの中)では、職場復帰支援の枠組みリワーク支援の枠組み)を、当該労働者が休業を開始してから職場復帰を果たしリワークを果たし)職場に再適応するまでの期間の活動とし、5つのステップに分けて整理しています(図1)。産業保健スタッフや上司の果たすべき役割、整理すべき制度、主治医(精神科医師・心療内科医師)との連携方法などシステム化し運用することの重要性も強調しています。
◇図1 職場復帰支援の5つのステップリワーク支援の5つのステップ)(「復職支援手引き」より「リワーク手引き」より))
『<第1ステップ>ーメンタルヘルス疾病休業開始及び休業中のメンタルヘルスケア
  ⇓
<第2ステップ>ー主治医(心療内科医・精神科医)による復職可能リワーク可能)の判断
  ⇓
<第3ステップ>ー職場復帰の可否リワークの可否)及び職場復帰支援プランリワーク支援プラン)の作成
  ⇓
<第4ステップ>ー最終的な職場復帰の決定リワークの決定
  ⇓
<第5ステップ>ー職場復帰後のフォローアップリワーク後のフォローアップ)』
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その92)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の92回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅱ)
メンタルヘルス不調者などうつ病休職者の職場復帰うつ病休職者のリワーク)と職場復帰支援リワーク支援
⇒かつて、メンタルヘルス不調を有する者の職場復帰(あるいは社会復帰)リワーク(あるいは社会復帰))と言えば、主として統合失調症重度のうつ病などメンタルヘルス障害といった社会的な偏見が強く、メンタルヘルス障害の発症前に比べ業務遂行能力の明らかな低下を認める例や安全面への配慮が大きな問題となる例が議論の対象でした。しかし、昨今では、そうした例に加え、比較的メンタルヘルス症状が軽く、メンタルヘルス不調の発症前と同等かそれに近い業務遂行能力を見込めるメンタルヘルス不調休業者が急増しており、メンタルヘルス不調者への復職支援のあり方リワークのあり方)も重要な課題となっています。
メンタルヘルス不調により休業した労働者の職場復帰状況リワーク状況)は、外傷や身体疾患の復職例リワーク例)に比べ、決して良好であるとは言えないです。
企業における病休者の職場復帰に関するリワークに関する)諸制度は、身体疾患とメンタルヘルス疾患とで、通常異なってはおらず、それをまったく別個に定めるのは、ある意味で差別や偏見をもたらす可能性もあります。しかしながら、メンタルヘルス疾患例では、次のような特徴があるのも事実です。
①長期休業例が多い。
メンタルヘルス疾患の再発・再燃例が少なくない。
③本人が職場復帰を希望リワークを希望)した時点では、復職は時期尚早リワークは時期尚早)である例が散見される。
④業務遂行能力の回復について、見通しが立ちにくい例が多い。
⑤受け入れ側にとって、復職支援のあり方がわかりにくいリワークのあり方がわかりにくい)。
メンタルヘルス障害に関する誤解や偏見などがまだ存在する。
①と②は、本人のみならず、上司、人事労務管理部署、産業保健職を悩ますもっとも重要な要因でしょう。うつ病などメンタルヘルス疾患では、遺伝的素因のない者でも、メンタルヘルス疾患の再発を繰り返すほどその次の再発をきたしやすくなることが知られています。③については、メンタルヘルス症状が軽減しても、それが業務遂行能力の回復を意味しているとは限らないこと。不安焦りから本人や家族が職場復帰を急ぎリワークを急ぎ)、その強い復職要請リワーク要請)に押されて主治医(精神科医・心療内科医)も不請してしまう例が少なくないことなどによると考えられます。
一般に、労働者が期待される業務遂行能力を十分に発揮できない場合、その理由は職場環境要因、メンタルヘルス疾病要因、個人(本人)要因の3つに分けることができます。メンタルヘルス不調の場合メンタルヘルス疾病要因と個人要因の区別がつきにくいことや、職場環境要因と個人要因が互いに関連し合って、それらの評価や改善が困難であることが多いです。これらが④および⑤の背景になっていると言えるでしょう。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その91)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の91回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅰ)
職場復帰支援リワーク支援)・職場再適応の復職支援職場再適応のリワーク
職場復帰とは何かリワークとは何か
⇒通常、メンタルヘルス病休者の「職場復帰(リワーク)」とは、何らかのメンタルヘルス疾病により休業していた労働者が再び職場に戻り仕事に就くことをさします。しかし、休業前に就業していた職場で、休業前と同様の仕事をするのと、別の職場に移り、以前とはまったく異なった作業を行うのとでは、大きな違いがあるのは明らかです。また、就業の安定性、すなわち突発的な欠勤や遅刻、早退がどの程度みられるかという問題もあります。そこで、それらの多様性を整理すると、表1のようになるでしょう。
◇表1 「職場復帰」概念「リワーク」概念)の可能性
『■職場および仕事内容
①休業前の職場で休業前と同じ仕事に従事する
②休業前の職場で休業前と同じ仕事に従事するが、残業などの制限がある
③休業前の職場で休業前とは異なった仕事に従事する
ー休業前と同様の仕事で、勤務時間の短縮された場合を含む
④休業前とは異なった職場で休業前と同様の仕事に従事する
⑤休業前とは異なった職場で休業前とは異なった仕事に従事する
ー休業前と同様の仕事で、勤務時間の短縮された場合を含む
■就業の安定性
欠勤、遅刻、早退を認めない
②事前申告のない欠勤、遅刻、早退をときにみとめるが、ほぼ安定した勤務状態である
③散発的に事前申告のない欠勤、遅刻、早退をみとめる
④非常に不安定な就業状態である』
メンタルヘルス障害により休業した労働者が本当の意味で職場復帰できたか否かリワークできたか否か)の判断では、就業の安定性が重視されます。「職場および仕事内容」は①~⑤のいずれであっても、「就業の安定性」については①または②の水準に達していないと、形式上はともかく、事実上職場復帰をなし得たリワークをなし得た)とはみなされないといえるでしょう。「職場および仕事内容」については、強い後遺障害を残す例の場合、元と同じ水準を要求するのは無理なことが多いです。
◇表2 「職場復帰がうまくいく」とは?「リワークがうまくいく」とは?
『・メンタルヘルス症状の再燃・再発がなく、安定的な勤務ができる
・期待できる業務遂行能力が回復している
・業務遂行能力を十分活用できる仕事に就いている
・本人が仕事に対して充実感を持っている
・周囲が安心して仕事を任せられる
・周囲が仕事や気遣いなどに関して、負担感を強めていない』 
一般に「職場復帰がうまくいったリワークがうまくいった)」とみなすことができるための要素としては、表2にまとめた事項が挙げられます。上述した当該労働者に関することのみならず、受け入れ職場の上司や同僚にも強いメンタルヘルス的負担がなく、職場全体が安定的に本来期待される生産性を維持できている状況にあることが求められます。「事例性」で言えば、事例が一通り収束した状態といえます。これは、本人のメンタルヘルス不調の回復だけでなく、事業場、職場の規模や業種、当該労働者の職種によっても、左右されることになります。職場復帰に影響リワークに影響)を与える主な因子を表3に示しました。
◇表3 職場復帰の影響因子リワークの影響因子
『■当該労働者に関する因子
ーー仕事の満足度
ーー復職への動機づけリワークへの動機づけ
ーー仕事に対する経済的な動機
ーー仕事に対するメンタルヘルス的な前向きさ
ーー身体面の能力
ーーメンタルヘルス面の能力
ーー対人関係能力
ーー応用力のきく技術、仕事の質
ーー年齢および教育/訓練の経歴
ーー家族の復職支援家族のリワーク
ーーメンタルヘルス障害の医学的改善レベル
■職場環境に関する因子
ーー職場の復職支援プログラム職場のリワークプログラム
ーー復職支援を行う者リワークを行う者)の責任と権限
ーー相互協力的な風土
ーー外部機関との交流(連携)
ーー休業および復職休業およびリワーク)に関する補償・復職支援制度リワーク制度
ーー復職支援に関与リワークに関与)するメンタルヘルス専門職復職支援スタッフリワークスタッフ))の知識と技術
ーー事故防止と安全に関する復職支援プログラムリワークプログラム
ーー人間工学的な取り組み
ーー早期介入とモニタリングの計画
ーー事例対応の手順の確立
ーー復職時リワーク時)・復職後リワーク後)の仕事内容の調整
ーー試し勤務制度
ーー職場の人間関係
■その他の因子
ーー法や規制に関する因子
ーー外部機関の利便性および質に関する因子』
メンタルヘルス疾患による休業期間は、傷病休職制度による解雇猶予期間に位置づけられます。しかし、傷病の療養期間としてメンタルヘルス疾患が回復すれば、当然に職場復帰が予定リワークが予定)されるものと位置づける考え方もあり、各事業場において就業規則の類で明確化しておくべきです(表4)。
◇表4 職場復帰に関してリワークに関して)就業規則等に明記していくことが勧められる事項
『・会社(事業者)が長期休職の命令を出す場合があること
・長期休職期間の上限と適応対象者
・長期休職期間中の給与
メンタルヘルス疾患のため長期休業を希望する労働者に対して、主治医(精神科医・心療内科医)のメンタルヘルス疾患休業診断書を要請すること。
また、場合によっては会社が指定するメンタルヘルス専門医師精神科医師・心療内科医師)の面接(診断)を受けることを命じること。
・労務の提供が可能であると会社が認めるのが、職場復帰要件リワーク要件)のひとつであること。(「労務の提供が可能」とは、どのような状態をさすのかも記す)
復職後、欠勤または再休職リワーク後、欠勤または再休職)に至った場合の休職期間の取り扱い(クーリング期間の考え方)
・長期休職期間の退職金等の算定にあたっての勤続年数への算入の仕方
・長期休職期間の満了時に復職満了時にリワーク)できない場合の扱い(必要と認めた場合に休職期間の延長を認めることがあることなども含める)
復職後の短縮勤務リワーク後の短縮勤務)の詳細(別途定める旨でも可)』
通常、職場復帰の可否判定リワークの可否判定)および就業面の配慮に関する判断は、最終的には人事労務管理部署が行います。復職判定の流れリワーク判定の流れ)としては、「本人による復職希望リワーク希望)の意思表明と主治医(心療内科医・精神科医)の許可→産業医による復職可否の判断リワーク可否の判断)→人事労務管理部署による復職可否の決定リワーク可否の決定)」という形になります(図1)。復職判定リワーク判定)には医学的な評価も不可欠であることから、主治医(心療内科医師・精神科医師)および産業医の意見が十分に尊重されるべき仕組みとなっている必要があります。
◇図1 復職判定の原則的な流れリワーク判定の原則的な流れ
『■主治医の意見
メンタルヘルス症状の改善の評価
・生活リズムの確立の評価
・本人の復職意思リワーク意思)の確認
家族の復職希望家族のリワーク希望)の勘案
  ⇓
■産業医の評価
・業務遂行能力の評価
・職場再適応の可能性の評価
・業務面の配慮の必要性の評価
・安全面の評価
  ⇓
■人事労務管理部署による決定』
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その90)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の90回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖「心の健康問題(メンタルヘルス不調)により休業した労働者の職場復帰支援リワーク支援)の手引き」(復職ガイドラインリワークガイドライン))〗(Ⅷ)
復職支援プログラムリワークプログラム)(1)~「地域センター内復職支援地域センター内リワーク)」の実施
⇒休職者が地域障害者職業センター(以下、地域センター)に通所し、職場復帰の準備リワークの準備)を進めていきます。地域センター内復職支援プログラム地域センター内リワークプログラム)の内容は地域センター間で多少の差異はあるが、大別すると、セルフメンタルヘルスケア関連領域〔ストレス対処疲労のマネジメント、ソーシャルスキルトレーニング(SST)を援用した職場内対人技能訓練、アサーショントレーニング、メンタルヘルス障害やリラクセーションに関する知識付与〕、スキルコントロール関連領域〔復職支援プログラムの処理リワークプログラムの処理)に伴う疲労の自己管理メンタルヘルス不調の回復復職支援プログラムの確実性リワークプログラムの確実性)を高めていくための対処行動の獲得〕、キャリア関連領域〔キャリア再形成や職場復帰後の働き方リワーク後の働き方)に関するグループミーティング〕などから構成されています。
最近はメランコリー親和型うつ病などメンタルヘルス不調の休職者に対する知見が通用しにくい、いわゆる「新型うつ病」の利用者や発達障害が推量される利用者が増加傾向にあり、地域センター内復職支援プログラムの内容地域センター内リワークプログラムの内容)をメンタルヘルス専門医精神科医・心療内科医)らの助言に基づいて一部、補強的に修正することの必要性が論じられています。
復職支援プログラム(リワークプログラム)(2)~「リハビリ出勤の復職支援リハビリ出勤のリワーク)」の実施
復職予定リワーク予定)の職場において、身体的、メンタルヘルス的負荷が緩和された復職支援プログラム緩和されたリワークプログラム)に休職者が取り組みながら、正式な職場復帰に向けてリワークに向けて)の不安軽減を図ることを目的としてリハビリ出勤の復職支援が実施リハビリ出勤のリワークが実施)されます。この間、休職者に提供される復職支援プログラム提供されるリワークプログラム)は上司などの指示によって労務を行う労働者性が問われるものであってはならないです。このため、標準化された復職支援プログラム標準化されたリワークプログラム)である、幕張式ワークサンプル(MWS)を、職場復帰前リワーク前)のリハビリ出勤の復職支援期間中リワーク期間中)に活用しながらメンタルヘルス不調を回復させ、通常業務への円滑な職場復帰移行リワーク移行)を図った休職者も少なからずいます。なお、MWSは、障害者職業総合センターが開発した復職支援ツールリワークツール)であり、メンタルヘルス専門医療機関復職支援施設リワーク施設)や精神保健福祉機関などにおいて徐々に復職支援プログラムとして活用リワークプログラムとして活用)されはじめています。
復職後リワーク後)のフォローアップの実施
⇒休職者の職場復帰後の職場適応リワーク後の職場適応)を強化していくため、メンタルヘルス障害者職業カウンセラーが定期的に復職先リワーク先)の事業所を訪問します。特に、休職前と異なる職務に配置転換がなされている場合には、新しい作業環境に適応していくまでの復職支援適応していくまでのリワーク)が欠かせないです。加えて、「緩和勤務期間」が設定されている事業所においては、当該期間中、地域センターのカウンセラーと事業所の産業保健スタッフとが協働して職場適応の復職支援職場適応のリワーク)を行うこともあります。
リワーク支援の利用状況職場復帰支援の利用状況
⇒全国の地域センターにリワーク支援が標準的に整備職場復帰支援が標準的に整備)された2006(平成18)年度から2012(平成24)年度の7年間にわたる、リワーク支援利用者数職場復帰支援利用者数)とリワーク支援終了後職場復帰支援終了後)の復職・雇用継続率の推移リワーク・雇用継続率の推移)結果によると、復職支援対象者数リワーク対象者数)は年々増加しており、また、復職・雇用継続率リワーク・雇用継続率)も80%程度の高率が維持されています。
リワーク支援利用者職場復帰支援利用者)に対するアンケート調査の実施結果によると、「生活リズムの構築」「ストレス場面でのメンタルヘルス・体調の自己管理」「メンタルヘルスの向上」に役立ったとする感想が多数寄せられているといいます。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


火曜日勤務の葛原です。

富田林警察からの脱走で「とんだばやし」が全国に知られるようになりました。今でも警察署の前は報道陣でいっぱいです。「逃亡者」と言えば、かなり前に大ヒットしたテレビのシリーズや、ハリソン フォードが主演の映画を思い出します。どちらも名作です。
いつの時代にも反社会的行為を行う人物はいますが、世の中が物騒なのは、現代のストレス社会でこころに余裕を無くした人々が増えているからでしょうか?今年の夏は猛暑日が続き、暑さによる不眠不安イライラなどメンタルヘルス不調や、頭痛動悸倦怠感など体調不良を来しやすい季節です。睡眠・食事や気分転換しても疲れストレスが抜けず、メンタルヘルス不調が続く場合は、豊中市 千里中央心療内科杉浦こころのクリニック」へお電話下さい。


復職支援(リワーク)(その89)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の89回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖「心の健康問題(メンタルヘルス不調)により休業した労働者の職場復帰支援リワーク支援)の手引き」(復職ガイドラインリワークガイドライン))〗(Ⅶ)
職場復帰に向けたコーディネートリワークに向けたコーディネート)と復職支援プランリワークプラン)への合意形成
休職者の職場復帰支援休職者のリワーク支援)を展開する前段階として、休職者や家族、主治医(精神科医・心療内科医)、企業の産業保健スタッフとの復職に向けたリワークに向けた復職支援プランへの合意リワークプランへの合意)を得るため、事前のコーディネートが入念に行われます。
復職に向けた復職支援プランへの合意形成リワークに向けたリワークプランへの合意形成)の初歩的検討事項としてあげられるのが、メンタルヘルス障害者の就労支援専門機関である地域障害者職業センター(以下、地域センター)を利用することに対する心理的な抵抗感の問題です。これは休職者だけではなく、家族や、また、ときとして主治医(精神科医師・心療内科医師)の中にも見られることがあります。地域センターの担当者によれば、特にうつ病などメンタルヘルス不調の初発者については地域センター利用の合意を得にくい傾向にあるが、リワーク支援の利用職場復帰支援の利用)に当たっては「精神障害者保健福祉手帳(以下、福祉手帳)」の取得を前提としていないことや、円滑な職場復帰円滑なリワーク)を実現していくための有効なリワークプログラム復職支援プログラム)であることについて説明すれば、うつ病などメンタルヘルス不調の初発者であってもリワーク支援利用の意向職場復帰支援利用の意向)を示す者が少なくないとのことです。
一方、慢性・遷延化しており、就業が安定しない休職者についてはリワーク支援の利用勧奨職場復帰支援の利用勧奨)とあわせ、福祉手帳の取得についても検討がなされることがあるが、実際に福祉手帳の取得に至るケースはごくまれであり、採用後のメンタルヘルス不調によって休職に及んだ者を法定雇用率の算定対象にすることについては困難が伴います。
■基礎評価の実施と復職支援計画リワーク計画)の策定
リワーク支援開始前職場復帰支援開始前)に休職者の体調、メンタルヘルス変動、作業メンタルヘルス活動の状況などを評価します。また、雇用事業主から事業所内の復職支援体制リワーク体制)に関する情報を収集するのとあわせ、主治医(心療内科医・精神科医)に対しても職場復帰支援のあり方リワーク支援のあり方)に関する所見を求めるなどして、復職支援関係者リワーク関係者)ネットワークの状況について把握します。これらの基礎評価の結果に基づき、地域センターのメンタルヘルス障害者職業カウンセラーをはじめとする復職支援専門スタッフリワーク専門スタッフ)、休職者、主治医(心療内科医師・精神科医師)、企業の産業保健スタッフらによるケースカンファレンスが開催され、当面の復職支援期間リワーク期間)や復職支援目標リワーク目標)、復職支援内容リワーク内容)などが職業リハビリのリワークプログラム計画職業リハビリの復職支援プログラム計画)および事業主復職支援計画事業主リワーク計画)として策定されます。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。