いよいよ大型連休と天皇陛下の退位が目前となりました。個人的にはゆっくりと過ごすことが好きなのですが、今年は気分を変えてみようと思い、遠出をしてみようと考えております。
どのように過ごすにせよ、パワーを蓄えてまたいつもの生活に戻ることが大切なように思います。
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月別アーカイブ: 2019年4月
リワーク(復職支援)プログラム(その50)
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の50回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖復職支援成功のカギ(リワーク成功のカギ)はあせらないこと〗(Ⅱ)
◎復職に向けての準備(リワークに向けての準備)②
~職場と復職支援施設(リワーク施設)は書面などでメンタルヘルス情報共有または復職支援情報(リワーク情報)共有を~
⇒復職可能(リワーク可能)診断書は職場にとって、リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)本人のメンタルヘルス状態の回復状況、つまり復職準備性(リワーク準備性)の状況を知る大切なメンタルヘルス情報源または復職支援情報源(リワーク情報源)です。復職可能診断書以外(リワーク可能診断書以外)にも、さらにくわしいメンタルヘルス情報または復職支援情報を職場に提供する場合(リワーク情報を職場に提供する場合)もあります。リワークプログラム参加者本人(復職支援プログラム参加者本人)の同意のもとで、メンタルヘルス情報の提供または復職支援情報の提供(リワーク情報の提供)がおこなわれます。
■リワークプログラム参加者本人の同意(復職支援プログラム参加者本人の同意)のもとでメンタルヘルス情報または復職支援情報をまとめる(リワーク情報をまとめる)
⇒メンタルヘルスの医療情報または復職支援の医療情報(リワークの医療情報)がリワークプログラム参加者本人の同意なし(復職支援プログラム参加者本人の同意なし)で、第三者にもらされることはありません。復職可能診断書(リワーク可能診断書)も、リワークプログラム参加者本人の同意のもとで提供(復職支援プログラム参加者本人の同意のもとで提供)されます。職場と復職支援施設との連携(職場とリワーク施設との連携)は、メンタルヘルス情報共有または復職支援情報共有(リワーク情報共有)が出発点になります。
復職可能の旨(リワーク可能の旨)の診断書は、復職が可能かどうかを判断(リワークが可能かどうかを判断)する重要な手がかり。職場によっては、復職可能診断書として所定の用紙(リワーク可能診断書として所定の用紙)に記入する形をとっているところもありますが、基本的な復職可能診断書の内容(リワーク可能診断書の内容)は以下のとおりです。
▼ 厚生労働省「心の健康問題により休業(メンタルヘルス不調により休業)した労働者の職場復帰支援(リワーク支援)の手引き」より
『 復職診断書(リワーク診断書)
厚生労働省の復職支援ガイドライン(リワークガイドライン)ですすめられている復職可能診断書(すすめられているリワーク可能診断書)は、次のような内容で構成されています。
①患者様の氏名
②生年月日
③性別
④メンタルヘルス疾患の診断名またはメンタルヘルス不調の病態
⑤初診年月日
⑥推定発症年月日(メンタルヘルス疾患の発症年月日)
⑦現在の病状(業務に影響を与える可能性など)(現在のメンタルヘルス症状)
⑧メンタルヘルス科治療および投薬状況
⑨メンタルヘルス科治療継続の必要性、今後の見通し
⑩就業の可否
⑪勤務形態・就業の条件
※就業上の配慮に関する意見(メンタルヘルス症状の再燃・メンタルヘルス症状の再発防止のために必要な注意事項)
リワークプログラム参加者本人の同意のもと(復職支援プログラム参加者本人の同意のもと)に、産業医が依頼文を出し、主治医(精神科医・心療内科医)が復職可能診断書を書いて(リワーク可能診断書を書いて)職場に復職可能診断書を提出(リワーク可能診断書を提出)することがすすめられています。』
リワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)参加者本人や職場からメンタルヘルス情報の希望または復職支援情報の希望(リワーク情報の希望)があれば、リワークプログラムなどデイケア参加者(復職支援プログラムなどデイケア参加者)本人の同意に基づいて、リワークプログラムの評価表(復職支援プログラムの評価表)や、リワークプログラム参加中(復職支援プログラム参加中)のメンタルヘルス状態がわかる復職支援レポートを職場に提供(リワークレポートを職場に提供)することがあります。それらメンタルヘルス情報の書類または復職支援情報の書類(リワーク情報の書類)について、リワークプログラムなどデイケア参加者本人(復職支援プログラムなどデイケア参加者本人)、職場、復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)の三者で復職支援面談をする場合(三者でリワーク面談をする場合)もあります。
リワークプログラム参加者本人や職場が希望(復職支援プログラム参加者本人や職場が希望)すれば、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者)本人のメンタルヘルス状態やリワークプログラム中(復職支援プログラム中)のメンタルヘルス状態などについて、よりくわしいメンタルヘルス情報を共有またはくわしい復職支援情報を共有(くわしいリワーク情報を共有)できます。職場と復職支援施設との連携が深まり(職場とリワーク施設との連携が深まり)ます。
まず、復職支援レポート(リワークレポート)の場合、リワークプログラムなどデイケアの評価表(復職支援プログラムなどデイケアの評価表)をもとに、リワークプログラム参加者本人自身(復職支援プログラム参加者本人自身)のメンタルヘルス状態の回復度、つまり復職準備性の整い具合(リワーク準備性の整い具合)やメンタルヘルス特性、復職後(リワーク後)に注意すべきメンタルヘルス面などについて、メンタルヘルス科専門の医療機関内にある復職支援施設(医療機関内にあるリワーク施設)のスタッフらが復職支援レポートを作成(リワークレポートを作成)します。客観的な復職支援データ(リワークデータ)に基づく助言となるため、復職支援の参考(リワークの参考)になります。
次に、復職支援施設での様子(リワーク施設での様子)や復職後の注意点(リワーク後の注意点)について知りたい場合、職場の人事担当者などがリワークプログラム参加者本人に了解(復職支援プログラム参加者本人に了解)を得て、復職支援施設スタッフと電話で話す(リワーク施設スタッフと電話で話す)場合もあります。
最後に、復職支援面談をする場合(リワーク面談をする場合)、職場の上司や人事担当者、産業医らが復職支援施設を訪ね(リワーク施設を訪ね)、主治医(精神科医師・心療内科医師)や復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者本人(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者本人)と復職支援面談(リワーク面談)をします。復職支援面談は通常、職場の担当者が訪れる(リワーク面談は通常、職場の担当者が訪れる)形で復職支援施設にておこなわれ(リワーク施設にておこなわれ)ます。30分ほどの復職支援面談での対話(リワーク面談での対話)を通じて、それぞれの復職支援に対する考え(リワークに対する考え)や復職支援制度(リワーク制度)などをあらためて確認し、復職に向けて(リワークに向けて)、復職支援に対する意識(リワークに対する意識)あわせをします。
さまざまな復職支援方法(リワーク方法)のなかから、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者本人(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者本人)と職場が復職支援に対する意識をあわせる(リワークに対する意識をあわせる)ために必要な復職支援方法を活用(リワーク方法を活用)しましょう。
●復職支援施設などメンタルヘルス科医療機関(リワーク施設などメンタルヘルス科医療機関)・リワークプログラムなどリハビリ参加者(復職支援プログラムなどリハビリ参加者)本人と職場は、互いのメンタルヘルスを理解し、メンタルヘルスを配慮しあいたい
⇒リワークプログラムなどリハビリ参加者本人(復職支援プログラムなどリハビリ参加者本人)が復職許可(リワーク許可)診断書などを通じて、職場に復職支援への理解(職場にリワークへの理解)や復職支援制度の改善(リワーク制度の改善)を要求してばかりいては、良好な復職支援関係(リワーク関係)は築けません。同僚への感謝の気持ちを忘れずに職場の苦労をねぎらって、どんな復職支援サポート(リワークサポート)ならしてもらえるか、職場の担当者に復職支援相談(職場の担当者にリワーク相談)して、現実的な復職支援への協力態勢(リワークへの協力態勢)をつくっていきます。
一方、復職支援施設などメンタルヘルス科専門医療機関(リワーク施設などメンタルヘルス科専門医療機関)の復職支援情報は参考(リワーク情報は参考)になりますが、だからといって、職場がリワークプログラムなどリハビリ参加者本人自身(復職支援プログラムなどリハビリ参加者本人自身)との間で、メンタルヘルストラブルや復職支援トラブル(リワークトラブル)のたびに復職支援機関(リワーク機関)などメンタルヘルス科専門医療機関を頼っていては、メンタルヘルス問題や復職支援問題(リワーク問題)は解決していきません。メンタルヘルス医療への過度な依存にならないよう気をつけて、職場とリワークプログラムなどリハビリ参加者本人自身の両者(復職支援プログラムなどリハビリ参加者本人自身の両者)で理解し、メンタルヘルス問題の解決や復職支援問題の解決(リワーク問題の解決)をしていけるようにしましょう。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。
臨床心理士の吉田です。
ここ数日で気温が上がり驚いておりますが、振り返ってみると今年の4月は寒い日が多かったように思います。
先日、とある本に“朝のシャワーは交感神経を刺激する効果がある”と書いているのを見つけまして、早速取り入れようと決意しましたが、未だに実行出来ておりません。まずは週に1回実行出来るよう、スモールステップでいきたいと思います。
4月より、カウンセリングおよび検査の受付が月曜日から土曜日(水曜・土曜は午前のみ)に拡大しました。
千里中央の杉浦こころのクリニックでは、カウンセリング・心理検査でお話をお聴きすることができます。お気軽にご相談ください。
リワーク(復職支援)プログラム(その49)
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の49回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖復職支援成功のカギ(リワーク成功のカギ)はあせらないこと〗(Ⅰ)
リワークプログラムで一定の評価(復職支援プログラムで一定の評価)が得られたら、いよいよ復職(いよいよリワーク)です。しかし、リワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)本人と職場の間に、復職支援に対する意識(リワークに対する意識)のずれがあることもめずらしくありません。復職支援を成功(リワークを成功)させるには、リワークプログラム参加者本人と職場(復職支援プログラム参加者本人と職場)の両者が復職支援に対する意識をあわせ(リワークに対する意識をあわせ)て、現実的で無理のない復職支援(現実的で無理のないリワーク)を探していくことが重要です。
◎復職に向けての準備(リワークに向けての準備)①
~基本的には、リワークプログラム参加者本人から職場に連絡(復職支援プログラム参加者本人から職場に連絡)する~
⇒リワークプログラムの卒業(復職支援プログラムの卒業)が近くなってきたら、具体的に復職の手続き(リワークの手続き)を進めます。復職の手続きを進める(リワークの手続きを進める)とき、職場に復職の手続きの連絡(職場にリワークの手続きの連絡)をしたり、職場と復職支援施設(リワーク施設)の復職支援連携(リワーク連携)をはかったりするのは、リワークプログラム参加者本人の役割(復職支援プログラム参加者本人の役割)です。
■復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)を頼らず、リワークプログラムなどデイケア参加者(復職支援プログラムなどデイケア参加者)本人が自分で復職支援を進める(自分でリワークを進める)
⇒リワークプログラムで一定の評価が得られた(復職支援プログラムで一定の評価が得られた)ら、復職に向けて具体的な準備(リワークに向けて具体的な準備)をはじめます。公務員や教員のように、年度末や学期の区切りに復職のタイミング(リワークのタイミング)が限られる職種もありますが、通常は、1~2ヵ月前には職場と復職支援の連絡(1~2ヵ月前には職場とリワークの連絡)をとり、具体的に復職の手続き(具体的にリワークの手続き)を進めていきます。
リワークプログラムが終了(復職支援プログラムが終了)すれば、自動的に復職(自動的にリワーク)できるわけではありません。リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者)自身が復職の手続きを進めて(自身がリワークの手続きを進めて)いってはじめて、復職は実現(リワークは実現)します。職場にはリワークプログラム参加者が自分でアポイントをとる(復職支援プログラム参加者が自分でアポイントをとる)など、自分で復職支援の連絡(自分でリワークの連絡)をします。復職支援の連絡による緊張(リワークの連絡による緊張)を乗り越えることが、復職支援成功への第一歩のカギ(リワーク成功への第一歩のカギ)になります。
復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)では、基本的に復職支援施設スタッフが職場に連絡(リワーク施設スタッフが職場に連絡)することはありません。職場に復職支援の連絡(職場にリワークの連絡)をしたり、復職支援施設などメンタルヘルス科医療機関(リワーク施設などメンタルヘルス科医療機関)から職場へのメンタルヘルスの情報提供又は復職支援の情報提供(リワークの情報提供)を依頼したりするときには、すべてリワークプログラム参加者本人が主体(復職支援プログラム参加者本人が主体)となって動きます。
まず、職場に復職(職場にリワーク)しても大丈夫というリワークプログラムでの評価(大丈夫という復職支援プログラムでの評価)が出たら、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者本人(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者本人)が人事担当者や産業医に復職支援の連絡(人事担当者や産業医にリワークの連絡)。復職予定日(リワーク予定日)や独自のリワークプログラムによる通勤練習(独自の復職支援プログラムによる通勤練習)の有無などを復職支援相談(リワーク相談)・復職支援確認(リワーク確認)します。復職支援施設のスタッフはアドバイスをします(リワーク施設のスタッフはアドバイスをします)が、リワークプログラム参加者本人に代わって(復職支援プログラム参加者本人に代わって)職場と復職支援の連絡(リワークの連絡)をすることはありません。
次に、主治医(精神科医・心療内科医)の復職可能(リワーク可能)診断書など、必要な書類をそろえ、職場に送付します。職場によっては、主治医(精神科医師・心療内科医師)らが所定の用紙に記述する場合があるので、事前に復職支援確認(事前にリワーク確認)しておきます。
また、職場で復職支援面接を受ける(職場でリワーク面接を受ける)ため、復職支援面接のアポイント(リワーク面接のアポイント)をとり、職場に行きます。職場の人事担当者、直属の上司、産業医などが復職支援面談に参加(リワーク面談に参加)します。職場側の希望によって、職場の復職支援面談(職場のリワーク面談)に主治医(心療内科医・精神科医)が加わる場合もあります。職場の復職支援担当者(職場のリワーク担当者)が、復職可能診断書(リワーク可能診断書)などを参考にしながら、休職中のメンタルヘルス状態や現在の復職支援状態(現在のリワーク状態)について、質問してきます。復職支援状況(リワーク状況)を伝え、復職後(リワーク後)の勤務時間などについて復職支援相談(勤務時間などについてリワーク相談)します。休職というブランクをへて、久しぶりに復職支援対面(リワーク対面)をするときには、リワークプログラム参加者本人も職場もお互い(復職支援プログラム参加者本人も職場もお互い)に不安を抱えています。復職への不安(リワークへの不安)はあって当然であり、復職可能診断書などの書類(リワーク可能診断書などの書類)と、リワークプログラム参加者本人の受け答え(復職支援プログラム参加者本人の受け答え)によって復職への不安は解消(リワークへの不安は解消)されます。復職支援面接(リワーク面接)では、復職に向けて(リワークに向けて)の不安を一つひとつ解消していくことが復職支援成功のポイント(リワーク成功のポイント)です。
最後に、職場で復職審査(職場でリワーク審査)委員会などが開かれ、最終的に復職が可能かどうか(リワークが可能かどうか)が決定されます。主治医(心療内科医師・精神科医師)が復職可と判断(リワーク可と判断)していても、産業医が安全に業務を遂行できないと判断し、復職を延期(リワークを延期)する場合もあります。
復職を果たせ(リワークを果たせ)ば、復職支援施設スタッフを頼らず(リワーク施設スタッフを頼らず)主体的にリワークプログラム参加者本人が働く(復職支援プログラム参加者本人が働く)わけですから、復職支援成功の第一歩(リワーク成功の第一歩)を、リワークプログラム参加者自身が自分の力(復職支援プログラム参加者自身が自分の力)で復職に向けて踏み出し(リワークに向けて踏み出し)ます。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。
火・木曜日担当医の葛原です。
春巡業で栃ノ心が好調との報道です。先月の大阪場所の千秋楽で貴景勝に負けて大関陥落したが、五月場所では、10勝を挙げて大関復帰を!
4月より新年度が始まり、5月からはいよいよ新元号「令和」時代がスタートしますが、皆様には「令和」への期待はありますか?日本の伝統国技・大相撲も令和時代に更なる発展を遂げるとよいですね。さて、新年度・新時代のスタートが好調であればよいのですが、異動された方の中には、新しい職場環境に馴染めず、仕事や人間関係の精神的ストレスにより、夜眠れずに中途覚醒・早朝覚醒や、翌朝の目覚めが悪くて熟眠障害などメンタルヘルス不調をきたしてませんか?生活リズムの乱れから遅刻・欠勤・早退したり、仕事中も気分が憂うつで仕事に集中できずミスをくり返すなど、業務遂行能力の低下はありませんか?また、日中も食欲不振で疲れや倦怠感がとれず、頭痛・めまい・動悸など自律神経失調症による体調不良に加え、漠然とした不安・イライラなどメンタルヘルス症状が見られませんか?休日にストレス発散や気分転換してもメンタルヘルス状態が回復せず、メンタルヘルス不調が更に悪化する場合、うつ病などメンタルヘルス疾患の可能性も考えられるため、注意が必要です。メンタルヘルス全般について気になる方は、豊中市 千里中央・心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」へ是非一度、お問い合わせ下さい。
臨床心理士の吉田です。
寒の戻りにより、片付けたコートを引っ張り出してくることになりました。
先週のブログに記載した千里ライフサイエンスセンタービル前の桜の木ですが、そろそろ花びらが散ってきているようです。今年は桜の写真を撮っていない事に気付き、慌てて携帯カメラで撮影して参りました。また来年も美しい桜に出会えることを楽しみに過ごしたいと思います。
4月より、カウンセリングおよび検査の受付が月曜日から土曜日(水曜・土曜は午前のみ)に拡大しました。
千里中央の杉浦こころのクリニックでは、カウンセリング・心理検査でお話をお聴きすることができます。お気軽にご相談ください。
リワーク(復職支援)プログラム(その48)
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の48回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)で患者様はなにをするか〗(ⅩⅨ)
◎メンタルヘルスに波がある人は双極性障害などメンタルヘルス障害かもしれない
~メンタルヘルス科専門医(精神科医・心療内科医)でも気づきにくい~
⇒うつ病などメンタルヘルス不調と診断されているメンタルヘルス不調者のなかに、うつ状態と躁状態を交互にくり返す双極性障害などメンタルヘルス障害者が含まれていることがあります。
双極性障害などメンタルヘルス障害のなかで、躁状態のときのメンタルヘルス症状が軽いメンタルヘルス障害者は、はじめに抑うつ状態などメンタルヘルス状態でメンタルヘルス科専門医療機関を受診して、うつ病などメンタルヘルス不調と診断されがちです。メンタルヘルス不調との診断後、躁状態などのメンタルヘルス状態が軽く短くても、メンタルヘルス不調者がメンタルヘルス科外来診察においてメンタルヘルス症状を報告しないと、軽躁状態などメンタルヘルス状態を見過ごしがちになります。
■リワークプログラムに参加(復職支援プログラムに参加)してからメンタルヘルス障害がわかる場合も
⇒リワークプログラムの対象(復職支援プログラムの対象)はうつ病休職者など基本的にメンタルヘルス不調者ですが、双極性障害Ⅱ型などメンタルヘルス障害者が「うつ病」という診断などメンタルヘルス不調の診断でリワークプログラムに参加している場合(復職支援プログラムに参加している場合)があります。リワークプログラム参加者の言動(復職支援プログラム参加者の言動)を復職支援施設(リワーク施設)のスタッフがリワークプログラムで観察(復職支援プログラムで観察)することや、リワークプログラム参加者本人(復職支援プログラム参加者本人)によるリワークプログラムでの自己分析(復職支援プログラムでの自己分析)によって、双極性障害の可能性などメンタルヘルス障害の可能性がわかります。メンタルヘルス障害の可能性が疑われた後、メンタルヘルス科専門医師(精神科医師・心療内科医師)がくわしくリワークプログラム参加者(復職支援プログラム参加者)をメンタルヘルス科診察して、双極性障害Ⅱ型などのメンタルヘルス障害が確定するのです。
うつ病などのメンタルヘルス疾患と双極性障害などのメンタルヘルス障害では、メンタルヘルス科治療薬やリワークプログラムでの対応(復職支援プログラムでの対応)が異なります。メンタルヘルスに波があり交互にくり返す双極性障害などメンタルヘルス障害に対しては、復職支援において(リワークにおいて)も、上記うつ病などメンタルヘルス疾患への対応とはリワークプログラムで異なる対応(復職支援プログラムで異なる対応)が求められます。
リワークプログラムなどデイケア(復職支援プログラムなどデイケア)でのメンタルヘルス専門医(心療内科医・精神科医)や復職支援施設スタッフ(リワーク施設スタッフ)は、波があり交互にくり返す双極性障害などメンタルヘルス障害への対応もリワークプログラムなどデイケアではじめて(復職支援プログラムなどデイケアではじめて)います。
■リワークプログラム参加者自身(復職支援プログラム参加者自身)などメンタルヘルス不調者自身やまわりの人が復職支援できる(リワークできる)こと
⇒リワークプログラムなどデイケア参加者(復職支援プログラムなどデイケア参加者)本人の復職支援活動性(リワーク活動性)とメンタルヘルスに「波」がある場合には、メンタルヘルス専門医師(心療内科医師・精神科医師)にメンタルヘルス相談や復職支援相談(リワーク相談)してください。
まず、患者様ができる復職支援活動(患者様ができるリワーク活動)には、リワークプログラムで生活記録票をつけて(復職支援プログラムで生活記録票をつけて)みて、リワークプログラムで過活動ぎみにいろいろとりくんでいる時期(復職支援プログラムで過活動ぎみにいろいろとりくんでいる時期)と、リワークプログラムで落ちこむ時期(復職支援プログラムで落ちこむ時期)が交互にきている場合には要注意です。
次に、家族ができる復職支援活動(家族ができるリワーク活動)として、高額な買い物や借金などがみられる場合には、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者)本人が躁状態によるものかもしれないです。リワークプログラム参加者本人が心配(復職支援プログラム参加者本人が心配)であれば、念のためメンタルヘルス相談や主治医に復職支援相談(主治医にリワーク相談)します。
最後に、職場ができる復職支援活動(職場ができるリワーク活動)として、仕事にとりかかる際、リワークプログラムなど復職支援デイケア参加者本人(復職支援プログラムなど復職支援デイケア参加者本人)がひとりで突っ走ったかと思えば、急に気分が落ちこんでいるなどの不安定なメンタルヘルス症状のように、メンタルヘルスに波がある人が休職した場合には、職場のメンタルヘルス相談や産業医と復職支援相談(産業医とリワーク相談)します。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。
リワーク(復職支援)プログラム(その47)
千里中央(大阪府 豊中市・北摂 千里ニュータウン)、心療内科 精神科(メンタルヘルスケア科)「医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「リワーク(復職支援)プログラム」の47回目です。引き続き、リワークプログラム(復職支援プログラム)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワークプログラムなど復職支援デイケア(復職支援プログラムなど復職支援デイケア)で患者様はなにをするか〗(ⅩⅧ)
◎家族向け復職支援アドバイス(リワークアドバイス)
~家族もメンタルヘルス疾患や復職支援のことを理解(リワークのことを理解)して~
⇒家族として、患者様がうつ病などメンタルヘルス疾患であることを受け入れ、復職支援でサポート(リワークでサポート)していくには、まず、メンタルヘルス疾患について理解し、適切な接し方を知ることが大切です。家族向けの復職支援サポートに参加(リワークサポートに参加)し、メンタルヘルスの負担を軽くしてはいかがでしょうか。
■メンタルヘルス科治療には家族による復職支援(家族によるリワーク)のサポートが欠かせない
⇒患者様が家族とよい復職支援の関係(リワークの関係)をもっていれば、メンタルヘルス科治療にもよい効果をもたらし、復職をめざす(リワークをめざす)うえでメンタルヘルスの支えにもなります。
しかし、現実には家族は本人のメンタルヘルス疾患を受容できなかったり、自分の復職支援対応(リワーク対応)に自信がもてず、不安を抱いています。復職支援の期間中(リワークの期間中)には、抑えこんだメンタルヘルスが、本人への怒りとなって爆発することもあります。
こうした復職支援期間中の家族(リワーク期間中の家族)のメンタルヘルス的な苦しみを軽くするために、復職支援施設(リワーク施設)によっては家族向けのリワークプログラム(家族向けの復職支援プログラム)をもうけて、復職支援のサポートをおこなって(リワークのサポートをおこなって)います。復職支援施設など医療機関(リワーク施設など医療機関)における家族向けのリワークプログラムに参加(家族向けの復職支援プログラムに参加)することで、メンタルヘルス疾患の自己管理(セルフメンタルヘルスケア)やメンタルヘルス科治療について正しい知識を得られるほか、ほかの家族とのメンタルヘルスの支え合いができます。
■家族にもメンタルヘルス的フォローが必要
⇒メンタルヘルス不調で苦しむ患者様を近くで復職支援してきた家族(近くでリワークしてきた家族)。じつは家族自身も、メンタルヘルス疾患の発病は自分のせいではないかと自責の念にかられたり、メンタルヘルス不調の患者様への接し方に戸惑ったり、とメンタルヘルス不調を抱えこんでいます。
例えば、本人のメンタルヘルス不調の改善によかれと思って、励ましや慰めの声をかけるが、期待していたものとは違う反応が返ってきて、戸惑うなど同じことのくり返しで徒労感。本人への怒りもわいてきて、本人にやさしくなれない、わかってやれないことに自己嫌悪など、家族自身がひとりでメンタルヘルス不調を抱えこんでしまいがちです。
多くの家族は、本人のメンタルヘルス状態の回復に協力するだけでなく、家事や育児、あるいは本人に代わってメンタルヘルス的な負担を背負い、たいへんな思いをしています。これ以上自分を責めないでください。自分自身のメンタルヘルスも大切にしましょう。
■家族向けのリワークプログラムなどデイケア(家族向けの復職支援プログラムなどデイケア)に参加することで、メンタルヘルス的な悩みや復職支援の悩み(リワークの悩み)が解消
⇒リワークプログラム参加中(復職支援プログラム参加中)の人や、リワークプログラム参加経験(復職支援プログラム参加経験)のある人の家族を復職支援の対象(家族をリワークの対象)に、サポートのためのリワークプログラム(サポートのための復職支援プログラム)を開いている復職支援施設(開いているリワーク施設)があります。うつ病などのメンタルヘルス疾患のことや、本人との関わり方について、復職支援施設のスタッフ(リワーク施設のスタッフ)から説明してもらえます。患者様本人がどんなメンタルヘルス状況や復職支援状況(リワーク状況)にいるのか、そのメンタルヘルス状況や復職支援状況に対して(リワーク状況に対して)どう接すればよいのかがわかると、家族のメンタルヘルス的な負担はぐっと軽くなります。家族同士のリワークプログラムにおける交流(家族同士の復職支援プログラムにおける交流)で、「自分ひとりじゃない」と他のリワークプログラム参加者(他の復職支援プログラム参加者)から励まされることも多いです。
▼サポートのためのリワークプログラムの例(復職支援プログラムの例)
『メンタルヘルス疾患の正しい知識と復職支援の理解(リワークの理解)/メンタルヘルス科治療上の家族の復職支援における役割(家族のリワークにおける役割)/家族自身のメンタルヘルス/メンタルヘルス障害で利用できる復職支援制度(リワーク制度)/復職後(リワーク後)の注意とメンタルヘルス疾患の再発予防 など』
■主治医(精神科医・心療内科医)に相談
⇒家族が本人のメンタルヘルス科外来診察に同伴し、いっしょに主治医(精神科医師・心療内科医師)の話を聞いたり、本人の個人情報保護の同意のもと、家族ひとりで主治医(心療内科医・精神科医)に相談することもできます。
●メンタルヘルス症状がよくなり、夜遊びをはじめたが、復職支援施設スタッフから注意(リワーク施設スタッフから注意)してもらえるか?
⇒ここで復職支援施設スタッフに頼る(リワーク施設スタッフに頼る)と、今後も家族の間の復職支援問題(リワーク問題)を自分たちで解決できなくなります。復職支援施設スタッフには助言を求める(リワーク施設スタッフには助言を求める)ことにとどめてください。まずは家族として、本人に夜遊びで生活リズムが崩れないか、リワークプログラムに遅刻・欠席(復職支援プログラムに遅刻・欠席)やリワークプログラムを早退(復職支援プログラムを早退)しないか、心配している気持ちを伝えることからはじめましょう。
●リワークプログラムに通う平日(復職支援プログラムに通う平日)は朝早く起きても、リワークプログラムが休みの土日(復職支援プログラムが休みの土日)は寝てばかりいるのだが……。
⇒リワークプログラムなどデイケアのある平日(復職支援プログラムなどデイケアのある平日)もリワークプログラムなどデイケアのない週末(復職支援プログラムなどデイケアのない週末)もできるだけ同じようにすごすほうがよいでしょう。リワークプログラムなどデイケアのない週末の夜更かし(復職支援プログラムなどデイケアのない週末の夜更かし)から生活リズムが乱れることがよくあります。リワークプログラムの疲れ(復職支援プログラムの疲れ)が残っているようなら、せめてリワークプログラムなど復職支援デイケアのない日曜日(復職支援プログラムなど復職支援デイケアのない日曜日)は復職支援活動(リワーク活動)を減らし、リワークプログラムの始まる月曜日(復職支援プログラムの始まる月曜日)に先週のリワークプログラムでの疲れ(先週の復職支援プログラムでの疲れ)をもちこさないようにします。
以上、千里中央駅直結・千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市、心療内科(メンタルヘルス科)「杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。
臨床心理士の吉田です。
千里ライフサイエンスセンタービルの1階にはとても立派な桜が咲いております。特に晴れた日は太陽の光が絡まり、たいへん美しく思います。この桜は私達を見守るように大きく茂っておりますので、きっとたくさんの方の目にとまっていることと思います。
4月より、カウンセリングおよび検査の受付が月曜日から土曜日(水曜・土曜は午前のみ)に拡大しました。
千里中央の杉浦こころのクリニックでは、カウンセリング・心理検査でお話をお聴きすることができます。お気軽にご相談ください。
GW休診のお知らせ
平成31年4月28日(日)~令和元年5月6日(月)まで休診いたします。
なお、連休前後は大変混み合いますので、予約無しでのご家族さまや会社関係の方などのご同席・ご相談事は固くお断りいたします。
ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解・ご協力の程、よろしくお願い申し上げます。
医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック
理事長・院長 杉浦 正義