カテゴリー別アーカイブ: リワーク

復職支援(リワーク)(その109)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の109回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(ⅩⅨ)
リワークプログラム復職支援プログラム)❼
メンタルヘルス専門医療機関での戦略的リワークプログラム戦略的復職支援プログラム
職場復帰過程の可視化と標準化リワーク過程の可視化と標準化
戦略的リワークプログラムにおいて戦略的復職支援プログラムにおいて)は、職場復帰の目標リワークの目標)は、単に職場復帰する単にリワークする)ことではなく、職場で求められる役割期待に応えながら働き続けることであると考えています。この復職目標を達成リワーク目標を達成)するには、メンタルヘルス専門医療機関内の復職支援施設リワーク施設)で働いている復職支援スタッフリワークスタッフ)と労働者だけでなく、職場管理監督者、人事担当者、産業医、産業保健スタッフなど職場復帰支援リワーク支援)の関係者が同じ復職目標同じリワーク目標)に向かって積極的に職場復帰過程にかかわること積極的にリワーク過程にかかわること)が不可欠です。職場復帰支援の関係者リワーク支援の関係者)が同じ方向を向き足並みをそろえるための工夫として、職場復帰過程の可視化リワーク過程の可視化)と標準化を行っています。
職場復帰支援の関係者がイメージリワーク支援の関係者がイメージ)しやすいように、職場復帰過程を「骨折したスポーツ選手がレギュラーに復帰する」過程として可視化リワーク過程を「骨折したスポーツ選手がレギュラーに復帰する」過程として可視化)しています。骨折とメンタルヘルス疾患では異なる部分があります。ただ、仕事に復職する仕事にリワークする)、仕事を続けるという点からいえば、共通する部分も少なくないです。仕事をすることがメンタルヘルス疾患の悪化につながらない程度まで治療をしっかり行い、次に日常生活が規則正しく送れるようにリハビリテーションを行います。それができたら、仕事に復職するためのリハビリテーションリワークするためのリハビリテーション)(練習)を開始します。仕事に復職したら、段階的に負荷を上げて通常勤務(レギュラー復帰)を目指しリワークしたら、段階的に負荷を上げて通常勤務(レギュラー復帰)を目指し)ます。仕事に復職する目途リワークする目途)が立ってきたら、メンタルヘルス不調の再発予防の策定も忘れないです。これら職場復帰の目標に対しリワークの目標に対し)、職場復帰過程リワーク過程)を休養治療期、職場復帰準備期リワーク準備期)、試し出勤期、復職後リワーク後)支援期の4つに分け、それぞれの復職過程の時期リワーク過程の時期)で取り組むべき課題として標準化します。休養治療期、職場復帰準備期、試し出勤期リワーク準備期、試し出勤期)は各時期の課題をクリアすることで次に進むことができるが、復職後支援期リワーク後支援期)だけは課題設定と同時に期間設定を行います。2か月ごとに就業制限を緩和し、通常勤務に向けて業務割当を増やしていくのです(図1)。
◇図1 復職後支援期の課題設定リワーク後支援期の課題設定)と期間設定
『・復職後1か月~2か月リワーク後1か月~2か月):定時勤務相当の業務を継続して行える。残業および休日出勤は禁止
復職後3か月~4か月リワーク後3か月~4か月):通常勤務に向けて業務負荷のステップアップ。残業は月20時間以内
復職後5か月~6か月リワーク後5か月~6か月):通常勤務に向けてさらに業務負荷のステップアップ。残業は月45時間以内
復職後7か月以降リワーク後7か月以降):就業制限を解除し、通常勤務』
復職後支援期を課題設定かつ期間設定リワーク後支援期を課題設定かつ期間設定)で行う目的は大きく分けて2つあります。1つは、職場が被る負担が過剰にならないようにするためです。職場復帰には、職場の協力と配慮が不可欠リワークには、職場の協力と配慮が不可欠)です。最初は協力的だった職場も、配慮が長期化したり休職と復職が繰り返されリワークが繰り返され)たりすると、配慮を負担に感じ非協力的になることが少なくないです。こうした現象を防止するのです。もう1つは、働き続けるための課題に向き合うためです。職場復帰を目指す労働者リワークを目指す労働者)の中には、そうした課題を認識できていない人が少なくないです。「自分は働けないかもしれない」という可能性に向き合うのが不安で目を逸らしている人もいるが、根拠なく「自分は働けるはず」と信じ込んでいる人もいます。職場復帰を目指し課題への認識がない労働者リワークを目指し課題への認識がない労働者)が働き続けられるようになるには、自らの課題に向き合いそれを克服する必要があります。課題設定かつ期間設定という復職後支援期での枠組みリワーク後支援期での枠組み)によって、取り組むべき課題がある場合には、それはメンタルヘルス不良、勤怠不良、想定したアウトプットが出ないという形で明らかになります。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その108)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の108回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(ⅩⅧ)
リワークプログラム復職支援プログラム)❻
メンタルヘルス専門医療機関での戦略的リワークプログラム戦略的復職支援プログラム
医療機関におけるリワークプログラム医療機関における復職支援プログラム)、地域障害者職業センターにおけるリワーク支援職場復帰支援)、そしてEAP事業者におけるリワークプログラムEAP事業者における復職支援プログラム)それぞれの特徴を活かしつつ、某メンタルヘルス専門医療機関内にある復職支援施設リワーク施設)で開発されたのが、戦略的リワークプログラム戦略的復職支援プログラム)です。戦略的リワークプログラムが目指す戦略的復職支援プログラムが目指す)のは、「ストレスメンタルヘルスと成長の糧とできる社会の実現」です。戦略的リワークプログラムの特徴戦略的復職支援プログラムの特徴)として、メンタルヘルス専門医療従事者復職支援スタッフリワークスタッフ))による内部EAP体制、職場復帰過程リワーク過程)の可視化と標準化、および「育て鍛える」復職支援「育て鍛える」リワーク)をあげることができます。
①内部EAP体制
⇒わが国のEAP事業者の多くは、プライバシー個人情報)の保護および費用的な理由から、企業と一定の距離をおく外部EAP体制をとっています。これに対して、戦略的リワークプログラムでは臨床心理士3名が契約企業に常駐戦略的復職支援プログラムでは臨床心理士3名が契約企業に常駐)し、メンタルヘルス科専門医精神科医・心療内科医)が週4コマ(1コマ3時間)勤務するという内部EAP体制を採用しました。その目的は、メンタルヘルス復職支援の専門家リワークの専門家)がいつもいるという文化を企業の中に作ることに加えて、内輪になるためでもありました。メンタルヘルス障害をもつ労働者の復職支援労働者のリワーク)を行うためには、メンタルヘルス医学や産業医学の知識に加えて、職場環境に関する認識が不可欠です。具体的には就業規則はもとより、言語化されにくい社内風土や価値観、さらに企業が直面するビジネス状況などについて認識しておく必要性です。これらの認識は、内輪となり企業の人々と日常的に交流する中で獲得できます。また、日常的な交流は、復職支援のための職場管理監督者、人事担当者、産業医、産業保健スタッフとの関係構築リワークのための職場管理監督者、人事担当者、産業医、産業保健スタッフとの関係構築)にも役立ちます。こうした知識と関係性を得ることによって、企業の実情に即した企業とのコーディネート(復職調整リワーク調整))を行うことができ、連携もスムーズになります。また、内部EAP体制の大きな利点として、休職に至った経緯について労働者本人からだけでなく職場や人事担当者などからも情報を得られることです。休職に至った経緯を労働者本人が常に正確に認識できているとは限らず、周囲の認識と大きく異なっていることが少なくないです。換言すれば、企業側は見当はずれの認識で職場復帰してくる労働者リワークしてくる労働者)に対してヤキモキすることが少なくないです。ヤキモキしつつも、そのことを労働者にどう伝えてよいかわからず困っているのです。内部EAP体制をとることで、メンタルヘルス科専門医師精神科医師・心療内科医師)は複数の情報を得てより客観的な視点をもつことができます。労働者本人との話し合いで、職場からみた認識を話題に出し検討することもできます。医学的な評価も加味しながらより実効性のあるメンタルヘルス不調の再発予防策を策定することが可能になります。
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復職支援(リワーク)(その107)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の107回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(ⅩⅦ)
リワークプログラム復職支援プログラム)❺
■地域障害者職業センターにおけるリワーク支援職場復帰支援
⇒「地域障害者職業センターにおけるリワーク支援地域障害者職業センターにおける職場復帰支援)」は、2001(平成13)年に障害者職業総合センターが、メンタルヘルス専門医療機関やEAP事業者から職場復帰支援に関する情報収集リワーク支援に関する情報収集)を行ったことにはじまります。その復職支援に関する情報リワークに関する情報)をもとに、従来から行われていた新規雇用のための「職業レディネス指導事業」のカリキュラムを弾力的に活用して、リワーク支援を開発職場復帰支援を開発)しました。
リワーク支援において職場復帰支援において)も、休職者に対して復職準備性リワーク準備性)の向上を図るための通所リワークプログラムを提供復職支援プログラムを提供)しているが、その最大の特徴はコーディネート機能にあります。休職者自身への働きかけを主とするリワークプログラム休職者自身への働きかけを主とする復職支援プログラム)とは対照をなします。
企業とのコーディネート(復職調整リワーク調整))では、企業側の復職支援企業側のリワーク)における基本姿勢や具体的な復職要件リワーク要件)を確認することと併せて休職者の意向や状況を伝達し、企業と休職者と双方の方向性や目標を共有します。職場適応援助者(ジョブコーチ)による復職支援事業リワーク事業)もこの延長線上に位置づけられます。地域障害者職業センターにはメンタルヘルス専門の医療的体制がないため、主治医(精神科医・心療内科医)との連携も行います。主治医(精神科医師・心療内科医師)とのコーディネート(復職に関する情報収集リワークに関する情報収集))では、休職者が有するメンタルヘルス的な課題や地域センターが復職支援を行う際リワークを行う際)に留意しなくてはならない事項を確認しています。メンタルヘルス専門医療機関との連携をさらに深めた「メンタルヘルス障害職場再適応支援リワークプログラム職場再適応支援復職支援プログラム)ーーリワーク機能復職支援機能)を有するメンタルヘルス専門医療機関と連携した復職支援医療機関と連携したリワーク)ーー」という試みも存在します。
EAP事業者におけるリワークプログラムEAP事業者における復職支援プログラム
⇒米国では19世紀から職場におけるアルコールの弊害が明らかになってきました。この問題への対策がEAPのはじまりです。その後、1970年代からは労働者の業務パフォーマンスを低下させる問題全般を取り扱うリワークプログラムへと展開復職支援プログラムへと展開)しました。リワークプログラムの対象復職支援プログラムの対象)となるのは、従業員およびその家族の他に、組織の管理職や組織全体も含まれます。ここで培われた技術を応用して「EAP事業者における復職支援EAP事業者におけるリワーク)」(EAP復職支援EAPリワーク))は行われています。休職者とのカウンセリング・トレーニング、および職場関係者・家族・主治医(心療内科医・精神科医)との連携は他の復職支援と共通する部分が多い他のリワークと共通する部分が多い)が、企業ごとの職場復帰支援企業ごとのリワーク支援)の仕組み作りの復職支援仕組み作りのリワーク)は、このEAPリワークプログラムEAP復職支援プログラム)の特徴といえます。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その106)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の106回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
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リワークプログラム復職支援プログラム)❹
メンタルヘルス専門医療機関におけるリワークプログラム医療機関における復職支援プログラム
メンタルヘルス障害者の就労(新規の雇用)を目指す職業リハビリテーションは、障害者職業総合センターを中心に行われてきたのに対して、メンタルヘルス障害により休業した労働者を対象とした職場復帰支援プログラムリワーク支援プログラム)は、メンタルヘルス専門医療機関内にある復職支援施設リワーク施設)による医学的リハビリテーションがはじまりです。
治療によってメンタルヘルス障害が改善して労働者が復職労働者がリワーク)しても、メンタルヘルス不調で再び休業する労働者が多いことは、職場だけでなくメンタルヘルス専門医療現場でもよく知られた問題でした。この問題の解決を目指して、1997(平成9)年11月から「職場復帰援助プログラムリワーク援助プログラム)R.A.P : rework assist program」が開始されました。この復職援助プログラムは、メンタルヘルス科作業療法の一環として開発リワーク援助プログラムは、メンタルヘルス科作業療法の一環として開発)されました。メンタルヘルス科作業療法の「作業」とは、着替えなどの日常生活行動のほかに、家事、仕事、余暇、地域活動といった人の諸活動を指します。メンタルヘルス科作業療法では、創作的活動、スポーツ・レクリエーション活動、社会生活技能訓練(social skills training : SST)などを通して、日常生活能力や社会的動作能力の回復向上を目指します。復職援助プログラムR.A.P.リワーク援助プログラムR.A.P.)も規則正しい日常生活、パソコン作業、軽スポーツ、小グループといった作業を通して、メンタルヘルス障害をもつ労働者の働く能力の向上を目指していました。
その後、2005(平成17)年にデイケアの枠組みで応用したのをきっかけとして、「医療機関におけるリワークプログラム」は一気に脚光「医療機関における復職支援プログラム」は一気に脚光)を浴びました。と同時に、パソコン作業、軽スポーツを用いた従来のメンタルヘルス科作業療法的手法だけでは、働く能力を職場で求められる水準まで高めることは困難だということが徐々に明らかになってきました。それに伴い、リワークプログラムの内容復職支援プログラムの内容)は集団認知行動療法による対人関係能力の向上、休業に至った経緯の振り返りを通したメンタルヘルス不調の再発予防策の作成などに重点がおかれるようになってきています。また、リワークプログラムでの作業復職支援プログラムでの作業)自体もリワークプログラムの参加者復職支援プログラムの参加者)たちが協働して主体的にリワークプログラムを企画・実施復職支援プログラムを企画・実施)するといった、より業務に近いものを想定してリワークプログラムが行われる復職支援プログラムが行われる)ようになってきています。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その105)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の105回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(ⅩⅤ)
リワークプログラム復職支援プログラム)❸
職場復帰支援プログラムリワーク支援プログラム)は、メンタルヘルス疾患のために休業した労働者が再び就労し、それを継続できるように職場復帰支援リワーク支援)することを目的としており、その復職支援の目的達成リワークの目的達成)を目指した様々な取り組みを指します。
このリワークプログラムの取り組み復職支援プログラムの取り組み)の法的根拠は、国際労働機関による「1983(昭和58)年の職業リハビリテーション及び雇用(障害者)条約(第159号)」に求めることができます。この条約に日本は1992(平成4)年に批准しています。この条約では、「障害者 disabled person」を「身体的又はメンタルヘルス的障害のため適当な職に就き、これを継続し及びその職業において向上する見通しが相当に減少している者」と定義しています。それが目的とするのは、そうした障害者が「適当な職業に就き、これを継続し及びその職業において向上することを可能に」することです。その手段が「職業リハビリテーション vocational rehabilitation」です。そこには、一般労働者のための職業指導、職業訓練、職業紹介、雇用および関連の事業を、障害者向けに調整した、いわゆる職業リハビリテーションのほかにも、本来はメンタルヘルスの機能回復を目的とする医療的リハビリテーションの手法を就労や職場復帰に応用リワークに応用)したものや、従業員支援プログラム(employee assistance program : EAP)サービスの一環として行われるものが含まれます。
地域障害者職業センターで実施される「リワーク支援」は、職業指導や職業訓練などの手法をメンタルヘルス障害者向けに調整したものと考えることができます。メンタルヘルス専門医療機関内にある復職支援施設リワーク施設)における「リワークプログラム」は、メンタルヘルス科リハビリテーションを職場復帰支援に応用したもの「復職支援プログラム」は、メンタルヘルス科リハビリテーションを職場復帰支援に応用したもの)と位置づけられます。また、EAP事業者などが行っているリワークプログラムEAP事業者などが行っている復職支援プログラム)は、個人カウンセリングや組織コンサルテーションの手法を発展させたものです。
次回以降では、上記のような背景をもつリワークプログラムの理論と実践復職支援プログラムの理論と実践)について概観した後、メンタルヘルス専門医療機関での戦略的リワークプログラム戦略的復職支援プログラム)について述べます。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その104)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の104回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(ⅩⅣ)
リワークプログラム復職支援プログラム)❷
⇒最近は、メンタルヘルス専門医療機関内にある復職支援施設リワーク施設)など民間医療機関でリワークプログラムを実施民間医療機関で復職支援プログラムを実施)するところも増加しています。復職支援施設の多くリワーク施設の多く)はデイケアの枠を利用してのリワークプログラムへの取り組み復職支援プログラムへの取り組み)です。メンタルヘルス専門医療機関内にある復職支援施設など医療機関リワーク施設など医療機関)におけるリワークプログラムの特徴復職支援プログラムの特徴)は表1のように整理できます。2008年(平成20年)には全国規模の研究会も発足し、復職支援施策リワーク施策)の提言に続き、復職支援の標準的なプログラムリワークの標準的なプログラム)についても検討が進められています。リワークプログラムの修了者復職支援プログラムの修了者)に対して、職場復帰後リワーク後)土曜日等に参加できるリワークプログラムを開設復職支援プログラムを開設)しているところもあります。
◇表1 職場復帰支援施設リワーク支援施設)など医療機関におけるリワークプログラムの特徴医療機関における復職支援プログラムの特徴
『■集団を対象とする
・同じ悩みを持った仲間の存在
・対人関係を扱う、いわば実験室
■対象を限定している
治療中のうつ病などメンタルヘルス障害圏の休職者
復職および再休職の予防リワークおよび再休職の予防)が目標
■リハビリテーションの要素である
・治療の一環
・開始条件があり、一定のステップに加え中止もある
・指標はメンタルヘルス症状の安定性とメンタルヘルス症状の持続
復職準備性リワーク準備性)の評価基準
心理社会的療法を用いる
メンタルヘルス疾病教育、セルフマネジメント
・服薬アドヒアランスの向上
メンタルヘルス疾患の発症メカニズムの自己理解
認知行動療法などの実施や応用など』
現在のリワークプログラム参加者復職支援プログラム参加者)は、障害者職業センター、復職支援施設など民間医療機関リワーク施設など民間医療機関)とも、うつ病などメンタルヘルス障害圏の割合が高くなっています。その他、民間団体でもうつ病者などメンタルヘルス不調者を対象にしたリワークプログラムを実施復職支援プログラムを実施)しているところがあります。
現場で職場復帰支援リワーク支援)に関わっている復職支援スタッフリワークスタッフ)に、リワークプログラムは、おおむね好評復職支援プログラムは、おおむね好評)をもって迎えられていると言えるでしょう。特に職場復帰支援施設など医療機関リワーク支援施設など医療機関)においては、リワークプログラム運営復職支援プログラム運営)に要する労力や時間と診療報酬とのバランスの問題など、さらにリワークプログラムを普及復職支援プログラムを普及)していくために提供復職支援施設提供リワーク施設)の間で検討されるべき点は残っているものの、今後もリワークプログラムが洗練化、標準化復職支援プログラムが洗練化、標準化)されていけば高い成果が期待されます。しかし他方で、リワークプログラムは、労働者個人を対象とした働きかけが中心復職支援プログラムは、労働者個人を対象とした働きかけが中心)であり、リワークプログラムだけでは受け入れ職場への介入には強い限界復職支援プログラムだけでは受け入れ職場への介入には強い限界)があるのも事実です。それは、主として事業場内の産業保健職などが尽力すべき活動になります。事業場内の産業保健職は、リワークプログラムに対して過度の期待復職支援プログラムに対して過度の期待)を抱き、職場側の受け入れ状況の改善に向けた取り組みを怠ることになってはならないです。リワークプログラムを実施、運営復職支援プログラムを実施、運営)しているメンタルヘルス専門復職支援機関リワーク機関)と職場との連携のあり方が今後の課題です。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その103)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の103回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(ⅩⅢ)
リワークプログラム復職支援プログラム)❶
リワークプログラムとは、在職メンタルヘルス障害者の職場復帰支援プログラムの通称です。平成14年度に独立行政法人高齢・障害者雇用支援機構(現在の高齢・障害・求職者雇用支援機構)障害者職業総合センターで試行が開始され、その後各都道府県の地域障害者職業センターで展開されています。メンタルヘルス障害者職業カウンセラーおよびアシスタントが、主治医(精神科医・心療内科医)、当該労働者の職場関係者と連携しながら、12~16週程度の復職支援活動リワーク活動)を行っています。状況によって、職場に出向いてその受け入れや上司・同僚の理解促進に関する助言・復職支援を行う上司・同僚の理解促進に関する助言・リワークを行う)ところに大きな特徴があります。内容は、①社会生活リズムの再構築、基礎体力、集中力の回復、②メンタルヘルス障害の理解、ストレス疲労の自己管理の習得、③コミュニケーション方法の習得、④職場復帰後リワーク後)の新たな職務や環境に対する対応力の向上、⑤キャリアプランの再構築が中心です。認知行動療法も積極的に取り入れられています。
メンタルヘルス不調によって長期間休業した労働者が職場復帰をする際リワークをする際)、薬物治療などによるメンタルヘルス症状の改善と生活リズムの立て直しを行うだけでは、復職をしてもリワークをしても)短期間のうちにメンタルヘルス不調が再燃し職務の遂行や安定した出勤が困難となって再休業に至ることが少なくないです。業務に関する知識や技術的な側面に加え、ストレス対処、対人関係の持ち方、時間管理、主張の表現法、仕事に対する取り組み姿勢、さらには職業観などについて、再度自らを見つめなおすことがメンタルヘルス不調の再燃・再発に重要である例が散見されます。
リワークプログラムは、こうした問題に焦点を当て復職支援プログラムは、こうした問題に焦点を当て)、リワークプログラム参加者復職支援プログラム参加者)が職場復帰にあたって障害となっているリワークにあたって障害となっている)、あるいはなると予想される問題を評価し、その改善に向けた働きかけを行うものといえます。
リワークプログラムへの参加復職支援プログラムへの参加)は、本人が主治医(精神科医師・心療内科医師)と相談の上決めるものであり、職場関係者が強制すべきではないが、休業中の段階でリワークプログラムの存在、有用性に関する情報復職支援プログラムの存在、有用性に関する情報)を提供し、リワークプログラムの利用復職支援プログラムの利用)に関して主治医(心療内科医・精神科医)と相談することを促すのは円滑な職場復帰円滑なリワーク)に寄与すると考えられます。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その102)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の102回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅻ)
◎試し出勤制度❷
復職支援手引きリワーク手引き)では、「試し出勤等」を、①模擬出勤、②通勤訓練、③試し出勤の3つに分類し、「この制度の導入に当たっては、この間の処遇や災害が生じた場合の対応、人事労務管理上の位置づけ等について、あらかじめ労使間で十分に検討しておくとともに、一定のルールを定めておく必要がある。なお、作業について使用者が指示を与えたり、作業内容が業務(職務)に当たる場合などには、労働基準法等が適用される場合があることや賃金等について合理的な処遇を行うべきことに留意する必要がある。また、この制度の運用に当たっては、産業医等も含めてその必要性を検討するとともに、主治医(精神科医・心療内科医)から試し出勤等を行うことが本人の療養を進める上での支障とならないとの判断を受けることが必要である。さらに、これらの制度が事業場側の都合でなく労働者の職場復帰労働者のリワーク)をスムースに行うことを目的として運用されるよう留意すべきである。特に③の試し出勤については、具体的な職場復帰決定リワーク決定)の手続きの前に、職場復帰可能リワーク可能)の判断等を目的として行うものであることを踏まえ、職場復帰可能の判断リワーク可能の判断)等の目的を達成するために必要な時間帯・態様・時期・期間等に限るべきであり、いたずらに長期にわたることは避けること」と述べています。また、平成24年には、試し出勤において、賃金の支払い対象となる可能性があることが、改めて通達で明示されました。
「試し出勤」を、メンタルヘルス症状や生活リズムはもとより、業務遂行能力についてもある程度の回復が見てとれる段階にまで至っている労働者が、職場復帰にあたってリワークにあたって)出勤や勤務に関する感触を確かめ、上司や同僚もどの程度の業務をこなせそうかの見通しを立てるといった、文字通りの「試し」あるいは練習の期間とした場合、以下の点に留意が必要です。
まず、通勤や作業中の事故等の補償、作業の扱いに関する事項です。前者については特別な保険に加入している例、後者については、通常の就業とは別の枠で一定の賃金を支払っている例があります。いずれも、労使の協議等により定め、書面化して、事業場内に周知しておくことが不可欠です。
次に、仮に「試し出勤」制度を設けたとしても、休業した全ての労働者に職場復帰前リワーク前)に「試し出勤」を課すことはできないことです。「試し出勤」制度を運用するためには、以下の3つの要件が全て満たされる必要があるとされています。
・本人が主体的に参加する意思を有していること。
・主治医(精神科医師・心療内科医師)が了解をしていること。
・産業医が関与していること。
また、試し出勤の期間(特に上限)を決めておくことも重要です。試し出勤の目的を上記のように定めると、自ずとおおよその期間が決まってくるでしょう。通常は1ヵ月程度であり、半年以上となるような長期間は適切でないと考えられます。この期間の上限を過ぎても、勤務状況が安定せず職場復帰およびその後の継続的な勤務の見通しリワークおよびその後の継続的な勤務の見通し)が立ちにくい場合には、本人と職場関係者、産業保健職が話し合いを行い、再休業とする規定も必要でしょう。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その101)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の101回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅺ)
◎試し出勤制度❶
職場復帰支援リワーク支援)の一環として、従来「リハビリ出勤」「リハビリ勤務」「慣らし勤務」など、さまざまな名称が使用されてきた制度があります(表1)。共通する内容は、長期に休業した労働者に対して、正式な勤務に就く前に、通勤の練習、単純作業、その他負荷の軽い作業を行わせる(行うことを認める)ものです。しかし、これらの実施が、正式な職場復帰前リワーク前)か職場復帰後リワーク後)かによって、それに絡む事柄が大きく変わってきます。復職支援手引きリワーク手引き)では、職場復帰前、すなわち休業中に行うものを「試し出勤等」リワーク前、すなわち休業中に行うものを「試し出勤等」)とし、職場復帰後に軽減された業務を行うのは、「業務上の配慮」リワーク後に軽減された業務を行うのは、「業務上の配慮」)として取り扱っています。
◇表1 「試し出勤」等の意味の多様性
『■リハビリ勤務
ーーⅠ型(治療・無就労型):治療の一環、職場復帰前(仕事しない)リワーク前(仕事しない)
ーーⅡ型(治療・就労型):治療の一環、職場復帰前(仕事する)リワーク前(仕事する)
ーーⅢ型(慣らし型):慣らし勤務、職場復帰可能リワーク可能)の判断後/職場復帰前判断後/リワーク前)(仕事する)
■試し出勤
ーーⅣ型(無就労型):復職の判定リワークの判定)、職場復帰可能の判断リワーク可能の判断)後/職場復帰(決定)リワーク(決定))前(仕事しない)
ーーⅤ型(就労型):職場復帰可能の判断後リワーク可能の判断後)/職場復帰(決定)前リワーク(決定)前)(仕事する)
■慣らし勤務
ーーⅥ型(一時的配慮型):慣らし勤務、職場復帰後慣らし勤務、リワーク後)(仕事する)
ーーⅦ型(就業変更型):仕事の変更、職場復帰後仕事の変更、リワーク後)(仕事する)』
「試し出勤等」を検討する上でまず必要なのは、業務上の配慮同様、目的を明確にすることです。復職支援手引きでは、「リハビリ」という表現が用いられていないリワーク手引きでは、「リハビリ」という表現が用いられていない)です。
「リハビリ」という表現には医療的な関わりを想起させる面があり、試し出勤制度のおもな狙いがメンタルヘルス症状あるいはメンタルヘルス機能(非常に低下したメンタルヘルス)の改善にあるかのような印象を与えてしまうことも懸念されたためであると考えられます。
そうした「リハビリ」を職場という場を借りて実施するという考え方もありえるし、それに該当するような取り組みを行っている事業体も皆無ではないです。しかし、その場合には、手続きや進め方に関して、主治医(精神科医・心療内科医)とのより連密な調整が必要となり、職場においても一定のメンタルヘルスの専門的な知識を有したメンタルヘルス専門医療職が中心となる関わりが求められるでしょう。メンタルヘルス機能の回復過程に対する詳細な評価を誰が行うのか、医療費の類をどう扱うかといった問題や、トラブルが発生した際の責任の所在も明確にしておく必要があります。「リハビリ」の場となる職場の責任者は、そうしたことに関する説明を受ければ強い責任を感じざるを得ないです。常勤のメンタルヘルス専門医療職がいない中小規模事業場では、実施が困難です。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。


復職支援(リワーク)(その100)

千里中央大阪府 豊中市・千里ニュータウン)、心療内科 精神科医療法人秀明会 杉浦こころのクリニック」の杉浦です。
今回は「復職支援リワーク)」の100回目です。引き続き、復職支援(リワーク)について詳しく触れたいと思います。
【続き→】〖リワーク(Re-Work)とは?〗(Ⅹ)
「復職支援手引き」の概要「リワーク手引き」の概要)と具体的な復職支援の進め方リワークの進め方)❽
⇒第3ステップで決めた職場復帰プランリワークプラン)にしたがって職場復帰支援リワーク支援)を行っても、メンタルヘルス不調の再発・再燃が繰り返される例、業務遂行能力の回復が進まない例は存在します。そうした例に対しては、個人要因の影響が強いと断定する前に、少なくとも以下の事項については、当てはまらないかどうかを確認する必要があります。
ⅰ)軽すぎる業務負荷
上司に業務負荷を軽減しなければならないという意識が強すぎる場合などで、極めて負荷の少ない業務が与えられることがあります。期限が全くなく行うことに意味が感じられない作業、1日をかけて行うように指示を受けたが1、2時間程度で終えてしまうような作業などです。急激に業務負荷を高めるのが好ましくないことは自明であるが、あまりに負荷の軽い作業を続けさせると、当該労働者は、同僚の業務負荷との落差から、疎外感、無力感あるいは焦りを強め、メンタルヘルス不調の再燃をきたす可能性があります。
ⅱ)生活リズムを崩すような業務上の配慮
前述したように、職場復帰は、生活リズムが安定して、通常の出勤時間に間に合うように起床し、日中のまとまった時間何らかの作業を行える段階にあることリワークは、生活リズムが安定して、通常の出勤時間に間に合うように起床し、日中のまとまった時間何らかの作業を行える段階にあること)を必要条件にするのが一般的であるが、職場復帰後リワーク後)もこれを継続するのを後押しするような配慮が望まれます。
決められた出勤時間に遅刻しがちになった場合には、それを容認し続けるのではなく、そのような状態になっている理由を本人から聴き取り、業務内容の見直し等、可能な範囲で調整を行います。
ⅲ)不明確・不適切な業務指示
当該労働者の上司が多忙であったり、出張等が多かったりするために、本人とあまり接触ができないことがあります。上司としてはできる限りの声かけや業務に関する指示を行っているつもりではあっても、本人が気後れして、悩みや困難を相談できずにいる例は少なくないです。そうした場合は、上司の代行役を指名するなどの工夫が望まれます。
ⅳ)不十分な評価
業務の指示が出されても、それを当該労働者が遂行できたかどうかの確認が確実に行われないと、職場復帰プランの適切な見直しリワークプランの適切な見直し)ができないです。ひとまとまりの業務ごとに本人と上司がその進捗状況や結果について話し合い、総体的な業務遂行能力の回復状況を確認し合うとよいです。
ⅴ)矛盾した対応
上司によっては、職場復帰時リワーク時)および復職当初リワーク当初)は、手厚い業務の軽減や声かけ等を行うが、本人の業務遂行能力が期待どおりに回復しなかったり、欠勤がみられたりすると、急に冷淡な態度をみせる場合があります。職場を管理する立場の苦労を慮ると、理解ができないことではないが、そうした対応は決してよい結果をもたらさないです。
産業保健職が、具体的にいつまで職場復帰後のフォローアップリワーク後のフォローアップ)を継続するかは、本人側および職場側双方の事情によって異なります。多くの例では、就業面の配慮が解除された時点が目安になろうが、本人側の事情として、①メンタルヘルス不調の再発あるいは再燃の危険が高いと判断される場合、②過去に自殺未遂がみられたか希死念慮が高まったことがある場合、職場側の事情として、(a)(メンタルヘルス不調に陥っていない労働者にとっても)過重であるような労働を強いられる傾向がある場合、(b)上司や同僚の目が行き届きにくく本人のメンタルヘルス不調の発見が遅れる可能性が高い場合、(c)職場の再編などによって、本人にとって慣れない職場環境で慣れない業務に従事せざるを得ない場合などでは、復職後のフォローアップ期間リワーク後のフォローアップ期間)を長くとることが検討されてよいです。
産業保健職による復職後のフォローアップが継続リワーク後のフォローアップが継続)している間は、当該労働者はまだ自分が以前と同様には見られていないという意識を持ちがちです。そのため、できるだけ早く復職後のフォローアップが解除リワーク後のフォローアップが解除)になることを望む労働者も多いです。当該労働者が復職後のフォローアップの解除を願い出たリワーク後のフォローアップの解除を願い出た)場合、産業保健職は、本人や上司とよく話し合い、訴えの背後に焦りや非合理な思い込みがないかどうかを見極めることが望まれます。そのためには、主治医(精神科医・心療内科医)と連絡をとり、意見を入手するのもよいでしょう。
また、こうした職場復帰後の特別なフォローアップリワーク後の特別なフォローアップ)の終了後も、産業保健職には、メンタルヘルス診断時等の機会に職場適応の持続状況を見守っていくことが望まれます。
以上、千里中央駅直結千里ライフサイエンスセンタービル16階・豊中市心療内科杉浦こころのクリニック」の杉浦でした。