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発達障害のある学生のための大学生活準備プログラム(大阪大学)

今日の朝刊に興味深い記事がありました。

今春、大学進学予定の発達障害(特に自閉症スペクトラム)をもつ学生を対象に、大学生活を模擬体験できる「新入生 大学生活準備プログラム」が、大阪大学で開かれます。ちなみに進学先は大阪大学に限らずどこの大学でもいいとのことです。

大学は高校までとは全く違うシステムになります。「クラス」という枠組みがなくなり、困ったときに相談できる「担任の先生」はいません。講義は自分で選択し、講義ごとに教室や受講する学生が変わります。もちろんホームルームはなく、講義の変更やレポートの締め切りなどの連絡事項は自分で確認しなければなりません。

状況の変化や計画的に行動することが苦手な発達障害(自閉症スペクトラム)の方にとって、大学生活は戸惑うことが多いと思います。入学前からこのようなプログラムに参加し、事前に大学生活のイメージや知識を持つことで、大学生活を送りやすくなると思います。このようなプログラムが広がっていけばいいですね。

http://www.kokuchpro.com/event/3139517e33c1374f47fe5ca73d01b03c/

 


自閉症スペクトラム

虹04

自閉症スペクトラム

「アスペルガー症候群」という言葉を聞いたことがある方は多いと思います。発達障害の一つですが、他にも広汎性発達障害や高機能自閉症などがあります。

数年前に診断基準の改訂があり、広汎性発達障害やアスペルガー症候群、高機能自閉症などと区別することがなくなり、現在、これらはまとめて「自閉症スペクトラム」と呼ばれています。

【スペクトラム】とは【連続体】という意味です。発達障害の特性やその程度は人により様々です。それらは程度の軽いのもから重いものへと連続している、つまり、まとまった一つのものであると考え、「自閉症スペクトラム」と呼ばれるようになりました。一見違うように見えても、よく見ると共通の特性があってつながっているということですね。

私たちの身近にある「スペクトラム」は、虹(にじ)でしょうか。虹は光のスペクトラム(連続体)です。例えば、赤と緑は全く違う色ですが、よく見ると赤からオレンジになり、そして黄色→黄緑→緑となります。境目がなく連続しています。そういう意味では、健常者と軽度発達障害も境界があいまいで連続していると考えることができます。そんな風に考えると日常の風景も少し違ったように見えてくるように思います。