就労移行支援事業所

最近、近隣にできた「 就労移行支援事業所 」のスタッフの方があいさつや情報提供に来られます。

近年、「 就労移行支援事業所 」が増えています。クリニックの近くにも新たにいくつかできました。

「 就労移行支援事業所 」は、うつ病や躁うつ病、統合失調症、発達障害など精神的な疾患を抱えた人が仕事に就けるよう支援するところです。障がいと共に職場に受け入れられ働くことを目標にしています。

具体的には、専門スタッフと適した働き方を相談したり、様々なプログラムを通して就職に向けた訓練を行ないます。プログラムの内容はさまざまで、軽作業や清掃、カフェ体験、パソコン練習などがあります。就職の際に必要な、履歴書の書き方や面接の練習なども行なっています。発達障害に特化した就労支援を行なっているところもあります。就職したら終わりでなく、就職が決まった後でも雇用先の企業と連携を取りながら支援を継続していくことも大きな特徴です。

精神的な障がいを抱えている人の就労意欲は高まっています。厚生労働省が毎年発表している「ハローワークを通じた精神障がい者の就職件数」は年々増加しています。2018年4月には企業に対して精神障がい者の雇用が義務化されることもあり、障がい者の就労は大きく変わりつつあります。

クリニックにも就労移行支援事業所に通っている方がいます。中には病状の重い方もいますが、ご自分の症状とうまく折り合いをつけながら就労を目指して頑張っています。引き続き、事業所と連携を取りながら寄り添っていきたいと思っています。

 






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