月別アーカイブ: 2017年3月

授乳中の胃カメラについて

授乳中の方は 胃カメラ出来るの?鎮静剤は使えるの?

ときどき 外来でも質問されることがあります。

胃カメラの時は 表面麻酔でキシロカイン(スプレーやゼリー)をつかいます。また鎮静剤(ウトウトする薬)ミダゾラムという静脈麻酔薬が良く使われます。

表面麻酔薬は母乳への移行は低濃度であり、まず影響する事はないと考えられています。ですので、授乳中の方は「鎮静剤を使わない胃カメラ」を勧められることが多いようです。

鎮静剤についてはデータはあまりなく、逆に「使ったから乳児に悪影響が出た」という報告もありません。母乳への移行を考えて、「検査当日含めて2日は断乳しましょう」と言われることが多いようですが、そんなに意味はないのです。

それよりも、症状が強くて胃カメラ検査を受けておきたい、でも鎮静剤使わないとしんどくて出来ない…という方は、鎮静剤を使った胃カメラを受けてもいいと考えます。

 

 


ピロリ菌 除菌治療 中学生になったら検査しておくべき!?

先月 2月にNHK教育テレビで「ピロリ菌」が特集されていました。

兵庫医科大学 三輪教授がコメントされていました。

ピロリ菌は2歳から5歳まで 遅くとも10歳までには感染していることが分かっています。

そして、いったん感染すると、胃の中に居座り続け、慢性胃炎を引き起こします。

一方で、大人は 口からピロリ菌が入っても退治する事ができます。

 

そこで 三輪先生は ピロリ菌検査を受けた方がよい人の リストで

①家族などに胃がんの人がいる ②塩辛いものをよく食べる ③喫煙している ④胃痛を感じることがある に付け加えて

⑤できれば中学生以上の人全員

と言われていました。

さすがに全員というのは難しいかも知れませんが、その意義は十分にあると思います。

ピロリ菌検査は、血液検査、便検査、呼気試験など 色々な方法があります。

当院でも積極的に調べています。

ピロリ菌外来もしていますので、ご気軽に相談下さいませ。