ピロリ菌治療 内服して2ヶ月後に除菌効果判定する理由

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは
「ピロリ菌治療とその判定」です。

診察をしていると、「ピロリ菌の治療をすると100%、すぐに除菌できる」と思っておられる方が多く見受けられます。除菌治療も進歩しましたが、残念ながら100%除菌できるわけではないのです。
また 当院では内服終わってから 2ヶ月後に「尿素呼気試験」を行っています。
2ヶ月後??すぐに消えないの??そんな声もよく聞きます。

■ピロリ菌の治療
胃薬(PPIまたはP-CAB)と2種類の抗生剤を7日間内服する3剤併用療法です。
2015年2月よりP-CAB(商品名:ボノサップ)が使えるようになり、除菌率も向上(それまでは75%→92%)しました。
が、100%には至っていません

■除菌できたか判定
ガイドラインでは、尿素呼気試験と便中抗原を推奨されており、当院では尿素呼気試験を行っていいます。簡単にいうと、検査薬を飲んで、5分左向きで休んで、15分座って、合計20分休む方法です。

■判定の時期
ピロリ菌治療薬を飲み終わってから、1ヶ月あけて呼気試験をするようになっている。それは、およそ1ヶ月で95%以上の除菌不成功例で菌量が復活するためです。
逆にいえば、5%ではピロリ菌がいてるのに菌量が増えきっておらず 間違って陰性と診断されてしまうことがあります。
そのため、3ヶ月後で正確な判定を行えるという報告もあります。
当院では 2ヶ月後に判定をするようにしています。

ただ、大事なことは「胃がんにならない事」であり、「胃がんになっても早期発見する事」にあります。胃がんにならない予防として ピロリ菌治療があります。

胃がんかどうかの診断には、やはり胃カメラが大事であり、ピロリ菌感染している(していた方も含め)患者さんは定期的な胃カメラが必要ですし、症状のある方も胃カメラを受けるようにしましょう。

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック
大阪市中央区 JR森ノ宮駅直結で 鎮静剤を使った楽な胃カメラ 大腸カメラを行っています。
緑橋、玉造、京橋からもアクセス良好です。ご気軽に相談ください。






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