YouTube「大腸憩室について」
YouTube「大腸カメラって何?」
森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。
今回のテーマは「大腸憩室」
この病名を聞いたことはありますでしょうか?
大腸カメラを受けられた方は聞いたことがあるかも知れません。
■大腸憩室とは
大腸の粘膜が、腸管圧が高くなったために「凹んでしまう」病気です。
正確には穴はあいていません。(腸に穴が開いたら、大問題です!)
その凹みから出血をしたり、炎症を起こして腹痛の原因になることがあります。
大腸カメラを受けた患者さんの2~3割で認められ、増えている病気です。私(院長)も実は持っています。
■大腸憩室出血
多く(70-90%)は自然に止まりますが、再出血も20-40%と高率(1年以内で20-35%)であり、
そのリスクは、男性、高齢、内臓脂肪増加、鎮痛剤/アスピリン内服で高いとされています。
動脈性の出血であり、出血すると大量に出血することがあります。
→一般的には下血で発症し、その多くは緊急で止血術が必要となります。
その方法には ①内視鏡 クリップ法(直達法、縫縮法)、結紮法、エピネフリン局注法
②動脈塞栓療法 ③大腸切除 などがあります。
■大腸憩室炎
憩室炎は、憩室にたまった便によって感染を起こす状態のことです。
一般的には抗菌薬投与で治癒しますが、膿が溜まったり(膿瘍)、腸に穴が開いたら(穿孔)
手術が必要となることがあります。
■治療 予防法
一度凹んでしまった憩室は 残念ながら元には戻りません。
これ以上凹みを増やさないように、腸管圧を上げないことが大切です。
つまり、便やガスをためすぎない、便秘治療が大事ということです。
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