日別アーカイブ: 2018年4月30日

「大腸憩室」って言われたけど。大腸に穴があいた?!

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは「大腸憩室」

この病名を聞いたことはありますでしょうか?

大腸カメラを受けられた方は聞いたことがあるかも知れません。

 

■大腸憩室とは

大腸の粘膜が、腸管圧が高くなったために「凹んでしまう」病気です。

正確には穴はあいていません。(腸に穴が開いたら、大問題です!)

その凹みから出血をしたり、炎症を起こして腹痛の原因になることがあります。

大腸カメラを受けた患者さんの2~3割で認められ、増えている病気です。私(院長)も実は持っています。

 

■大腸憩室出血

多く(70-90%)は自然に止まりますが、再出血も20-40%と高率(1年以内で20-35%)であり、

そのリスクは、男性、高齢、内臓脂肪増加、鎮痛剤/アスピリン内服で高いとされています。

動脈性の出血であり、出血すると大量に出血することがあります。

→一般的には下血で発症し、その多くは緊急で止血術が必要となります。

その方法には ①内視鏡 クリップ法(直達法、縫縮法)、結紮法、エピネフリン局注法

②動脈塞栓療法 ③大腸切除 などがあります。

 

■大腸憩室炎

憩室炎は、憩室にたまった便によって感染を起こす状態のことです。

一般的には抗菌薬投与で治癒しますが、膿が溜まったり(膿瘍)、腸に穴が開いたら(穿孔)

手術が必要となることがあります。

■治療 予防法

一度凹んでしまった憩室は 残念ながら元には戻りません。

これ以上凹みを増やさないように、腸管圧を上げないことが大切です。

つまり、便やガスをためすぎない、便秘治療が大事ということです。