逆流性食道炎と食道がんの関係 

森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック 院長の藤田です。

今回のテーマは逆流性食道炎と食道がんの関係」

 逆流性食道炎の患者さんの多くが 食道がんを心配されています。

実は、逆流性食道炎と食道がんの直接の関係は言われていません

しかし注意点があり、逆流性食道炎で「バレット食道」が起こると、「バレット腺がん」という食道がんにはなりやすいリスクがあります。

 

◎そもそも食道がんには大きく2種類ある。

①    扁平上皮癌で、日本の食道がんの90%はこちらのタイプ。

②    バレット腺がんで、西洋諸国で多いタイプになる。

逆流性食道炎との関係が示唆されるのは ②バレット腺がんである。

 

 

◎バレット食道とは

食道の粘膜が円柱上皮と呼ばれる胃の粘膜と同様の組織に置き換わったものである。

胃食道逆流症(GERD)の患者の年間1-2%で発生するとされている。

肥満(メタボ)、喫煙者、高齢、男性の方がバレット食道の発生リスクである。

そのほかにもピロリ菌未感染や、胆汁酸逆流もリスクとされている。

 

◎バレット食道とバレット食道がん

バレット食道の患者の年間0.12-0.6%でバレット腺がん(食道がん)が起こる。

発がんリスクとして、白人、男性、高齢、慢性的な胃食道逆流症状がある、肥満(メタボ)、喫煙などが挙がられる。

 

大事なことは、バレット食道になる前の、胃食道逆流症(逆流性食道炎をふくむ)の段階で治療を行うことである。

内服治療としては、プロトンポンプ阻害薬(PPI)が一般的に使用される。

そのほかにもバレット食道からの発がん予防効果があるとされる薬剤には、アスピリン、非ステロイド性抗炎症薬、スタチンなどがあげられる。

逆流性食道炎のかたや、バレット食道と言われた方は 専門の先生にしっかり見てもらっておきましょうね。

 

【森ノ宮胃腸内視鏡ふじたクリニック】
大阪市中央区 JR森ノ宮駅直結で 鎮静剤を使った苦しくない胃カメラ、痛くない大腸内視鏡を行っています。
逆流性食道炎やピロリ菌治療も積極的に行っています。

 






DDまっぷ ドクターブログ 一覧