日別アーカイブ: 2015年3月11日

第45回 運動器基礎研究会

3月7日(土)に当院を会場にして、理学療法士の梅本が代表を務める運動器基礎研究会の第45回勉強会が行われました。

今回は「肩関節疾患の評価と治療」というテーマで、喜馬病院の井尻朋人先生に講師をしていただきました。

井尻先生は、以前から肩甲骨周囲筋の筋活動について表面筋電図を用いて研究されており、先生の研究データや臨床での経験から、実技を含めて講義をしていただきました。

運動器基礎研究会 写真2

 

 

 

 

 

前半は、患者さんの訴えで聞かれる事が多い「腕の挙げにくさ、動きの最後での痛み」を例にして、そのような症状に対してどのように評価・治療を行っていくかを説明していただきました。

運動器基礎研究会 写真1

 

 

 

 

 

 

 

後半は、「肩甲骨の安定」について話をしていただきました。「肩甲骨が安定しているとは、どのような状態の事を指すのか」という疑問に対して、先生が考える肩甲骨の安定性についての話や、研究データから肩甲骨が安定している状態の筋活動と評価の仕方を、実技を交えて教えていただきました。

参加者は、ペアになって肩甲骨の動きをチェックし、肩甲骨の三次元の動きを捉えるためにとても熱心に実技に取り組まれていました。

今回のセミナーには、当院理学療法士の沼澤・北中・月田・新井・嵩本が参加し、肩関節の評価方法について勉強しました。今回の勉強会で得た知識を今後の患者様の治療に役立てていきたいと思います。

運動器基礎研究会 URL: http://ameblo.jp/unkiken/

報告者:新井