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第52回日本理学療法学術大会に参加してきました

平成29年 5月12日から5月14日の3日間、千葉県の幕張メッセにて第52回日本理学療法学術大会が開催され、当院からはリハビリテーション科の田中、沼澤、野田が参加しました。

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今回は、沼澤が「高校生バスケットボール選手における足関節捻挫の危険因子について~メディカルチェックを用いた前向き調査~」という題で、口述発表を行いました。

発表の内容としては、バスケットボールで特に起こりやすい怪我の一つに足関節捻挫がありますが、他の障害と比べて軽視されがちです。今回は大阪府バスケットボール協会の活動の一環として行っている高校生や中学生年代のメディカ ルチェックを通して足関節捻挫が起こる原因を分析し発表を行いました。将来的にはメディカルチェックを通して、足関節捻挫の発生や再発予防に繋がるようにしていきたいと考えています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2016/0/2016_1203/_pdf

 

また、野田は「振り向きテストにおける足関節不安定症の定量的評価の再現性」という題で、ポスター発表を行いました。振り向きテストとは、足関節捻挫の不安定性を評価するための方法で、捻挫をした事がある人とない人で不安定性に差があるのかを検討しました。足首に不安定性があるが、どれくらいの不安定性があるのかは不明瞭であり、検者(医療従事者)の主観になっています。そのため、加速度計を使用し足首の不安定性を客観的なデータで示していくことが出来れば、足関節捻挫になってしまった選手の復帰時期や再発のリスクなどに有用になると考えています。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/cjpt/2016/0/2016_1282/_pdf

 

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Nクリニックグループでは、怪我から復帰するためのリハビリテーションに加えて、怪我を事前に防ぐための活動も実施しております。その一つにスポーツ現場でのトレーナー活動があります。選手の怪我が多く、困っている指導者の方や保護者の方がいましたら、是非一度ご相談ください。

 

報告者:野田