タグ別アーカイブ: Nクリニック

第1回足の構造と機能研究会学術集会で沼澤が研究発表を行いました。

5月13日(日)に森ノ宮医療大学で行われた第1回足の構造と機能研究会学術集会に、当院の放射線技師の尾上と理学療法士の沼澤、野田、田原が参加しました。

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この学術大会は「構造と機能の追求」というテーマで行われ、足関節・足部についての最新の知見を知ることが出来ました。

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この学術大会の中で沼澤は「高校生バスケットボール選手における足関節捻挫の危険因子について~メディカルチェックを用いた前向き調査~」というテーマで口述発表を行いました。

 

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発表の内容としては、バスケットボール現場では足関節捻挫が頻繁に発生していますが、他の傷害と比べて軽視されがちで足関節捻挫の危険因子はまだまだ明らかでないことが多いのが現状です。その為、大阪府バスケットボール協会の活動として行っている、中学生や高校生、大学生のメディカルチェックを通して、足関節捻挫が起こる原因を分析し予防介入、効果検証についての発表を行いました。

 

このような活動が、足関節捻挫の発生や再発予防に繋がり、一人でも多くの選手を足関節捻挫から救う手助けになればいいと考えています。

 

報告者:野田


奈良野球肘検診に参加してきました!

11月3日にNPO法人「奈良野球少年を守る会」主催の野球肘検診に当院の理学療法士の北中、野田、田原とPEP Osakaの井上、宮原がスタッフとして参加させていただきました。

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今回参加した奈良の野球肘検診は今回で8回目で、約460名の野球少年が検診を受けに来ました。それに対応するスタッフは医師、臨床放射線技師、理学療法士、ボランティアの学生など約100名と大変大規模でした。また指導者や保護者の方も付き添いで来られており、野球少年達のケガを減らしたいと思う気持ちは我々と一緒で、大変興味を持って参加されていたように感じます。

また今回の検診では、小学生や中学生の間は指導者、保護者様の野球の怪我に対する理解が大切であることから、怪我の基本的な知識やスポーツ現場での安全対策(熱中症、落雷、AEDなど)についても啓発されていました。

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我々Nクリニックグループも今年の3月から野球肘検診を開始し、岸和田市など泉州地域の野球・ソフトボールチームを中心にこれまで6チームの野球肘検診を行って参りました。今回奈良の野球肘検診に参加して、泉州地域でもこのような活動が広がっていければと考えております。

*当院で行っている野球肘検診に是非うちのチームでもと興味のある方は当院またはPEP Osakaまでご連絡ください。

 

報告者:野田


狭山市立南中学校へストレッチ指導に行ってきました。

平成29年726日に当院スタッフの沼澤と門舛が狭山市立南中学校の運動部を対象にストレッチ指導を行ってきました。

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今回のストレッチ指導は当院スタッフに学校側から運動部に所属する生徒に対して「ケガを予防するためのストレッチ指導」を行って欲しいと要望があり、実施しました。IMG_4180IMG_4184

 ストレッチ指導は野球部、サッカー部、バレー部、テニス部、バスケ部、陸上部に所属する約150名に対して実施しました。実際にストレッチ指導した内容としては、各競技で多く見られる怪我や、成長期に多く見られる怪我を予防する為のストレッチ指導を行いました。

 

成長期の特徴として、骨が伸びる骨の端の部分は成長軟骨といいとても弱い部分になります。骨が成長するのに対し、筋肉も成長するわけではありません。

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骨が成長することで筋肉は伸ばされるというストレスがかかります。そのストレスが成長期に多いオスグッド・シュラッター病やシーバー病というケガにつながります。

そのストレスを少しでも減らすためにストレッチはとても重要になってきます。

 

そのストレッチの中でもここでは2種類紹介したいと思います。

 

まずは太もも前面のストレッチです。これは、腰痛、股関節痛、膝前面痛に対する予防のストレッチになります。

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【目的】膝を伸ばす筋肉のストレッチ。走る、踏ん張る、キックなど多くの場面で使います。

【方法】横向きになり、下の足を前に90°曲げる。上の足の膝を曲げ足首を持ちそのまま膝を後ろに引く。

【注意】腰を反らない、捻らないように行います。

 

次にふくらはぎ全体のストレッチです。これは、膝前面痛、足周辺痛に対する予防のストレッチになります。

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【目的】つま先を地面に押し付ける筋肉のストレッチ。走る、ジャンプなど多くの場面で使います。

【方法】足を前後に開き、前の足に体重をかけます。伸びるのは後ろの足です。

【注意】つま先と膝の方向を一致させます。足首のつまり感があれば無理に行わないようにします。

 

このようなストレッチは運動後やお風呂上がりの体があったまっている時に30秒を35セットすることで柔軟性向上が期待できます。

しかし、この2種類がすべてではないので、スポーツでのケガなどある場合は、当院にお越し下さい。

 

今回行ったストレッチ指導のように、当院では外部活動も積極的に行っています。

現在はストレッチ指導の他に、トレーナー派遣や野球肘検診を行っております。さらに、他の種目に対する検診も計画しております。興味がある方は当院までお問い合わせください。

 

報告者:門舛、野田


第1回PEP Osaka ゴルフコンペ

7/17(月・祝)に、Nクリニックグループの一つであるPEP Osaka主催で、第1回PEP Osakaゴルフンコンペが泉佐野カントリークラブにて開催されました。

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当院からは、田中、北中、野田、田原の4名の理学療法士が参加しました。他にも、PEP OsakaのトレーナーやGOLF LABOの中野コーチ、PEP Osakaでトレーニングされている会員様も参加され19名での開催となりました。

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GOLF LABO(ゴルフ ラボ)ではスイングを改善し、障害予防やパフォーマンスアップに繋がる指導を行っております。中野コーチはグリップメーカーSTM所属のゴルフコーチで、主に隔週で日曜日にレッスンされています。特にゴルフギアに精通されているので、スイングだけでなく、クラブなどの道具に関するアドバイスも致しております。

Nクリニックの患者様でゴルフをされている方がGOLF LABOを使用して頂くと、担当の理学療法士と中野コーチが連携を図り、医療とコーチングの両方の観点からのアプローチが可能です。

興味がある方は、担当の理学療法士にご相談ください。

 

 

また、PEP OsakaやPEP治療院では多くのゴルファーの方に対して、日々のケアやパフォーマンスアップのためのトレーニングやコンディショニングを実施しております。

 

報告者:野田


野球肘検診

3月25日にウエストジャパンアカデミーの選手16名を対象に野球肘検診を行いました。

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野球肘検診とは肘が痛くなってから病院に行って検査をするのではなく、現在プレーをしている子供達の肘などを検査し、適切な対応を指導することで、野球肘を予防しようという取り組みです。内容は肘を超音波画像診断装置で検査したり、医師や理学療法士が肘の動きや痛みを検査したり、野球肘の原因となる体の柔軟性をチェックしたりします。

 

 

野球肘といわれる病態には、「離断性骨軟骨炎」や「内側上顆骨端核障害」があります。この病態は、成長期の子供で未熟な骨や軟骨が傷付いて起こる怪我で、痛みが出始めてからでは病状がかなり進行していたり、長期間投球や打撃が禁止されるなど、野球をする子供にとっては、とても重い怪我です。また子供は痛くても、それを指導者や保護者に言わない事も多いので、定期的な検診などで早期発見する事が重要になってきます。

 

そのため当院では、院長の中里をはじめ、理学療法士の北中を中心に田中や野田、診療放射線技師の尾上、またPEP Osakaのトレーナーで「野球班」を結成し、小・中学生の投球障害を減らすための取り組みとして、野球肘検診を行っていきます。

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今回の野球肘検診では、問診や柔軟性、筋力、痛みなどのチェックに加え移動式コンディショニングカー『PEP CRUISER』の中で超音波検査を行いました。そして、結果の内容から簡単なコンディショニング指導をしました。是非我がチームでもというご希望がありましたらご連絡ください。

連絡先

医療法人Nクリニック リハビリテーション科 担当:北中

TEL:072-432-4976   Mail:kohei.pt@gmail.com

までご連絡ください。

 

報告者:野田

 


CT及びMRI導入について

当院では現在まで、CTやMRI検査が必要な場合は他院に撮影を依頼しておりました。

2017年5月から正式にCT及びMRIを導入することが決定しました。当院にCTやMRIを導入することで、これまで以上に円滑に診療を進めることができます。

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今回は簡単にですがCTとMRIについて説明します。CTとは、X線検査の立体構造の形であり放射線を使って撮影します。X線レントゲンよりも鮮明な画像を撮る事が出来ます。また放射線といっても人体に影響の少ない量なので安心して撮影することができます。

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MRIは、強力な電波(磁気)を使って、体内にある水分に作用して断層を撮影する方法です。それぞれ撮影技術や形式が異なるため、病状や撮影箇所、目的などによってCTかMRIの選択を行います。この両者には特性があり、CTは骨など水分が少ない箇所の画像診断に力を発揮し、MRIは脳や筋肉など水分の多い箇所の画像診断に力を発揮するとされています。

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例としてCTは腰椎分離症や上腕骨骨端核障害(野球肘)の程度などを、より詳細に調べる事ができ、MRIでは肉離れの程度や前十字靭帯損傷の有無などを調べる事ができ患者様の疾患に合った方法で撮影を行うことで、より正確な診断をすることが出来ます。それにより治療の選択としてリハビリによる保存療法で進めていくのか手術を行うのかを判断しやすくなります。

また今回CT・MRIの導入に伴い、2017年4月1日より1カ月程、設置のための工事を行います。工事期間中は工事車両が出入りするため、今まで以上に駐車場の混雑が予想されます。できる限り公共交通機関でお越しいただきますようお願い申し上げます。また、騒音等でご迷惑をお掛けしますが、あらかじめご了承お願い致します。

報告者:野田


大阪府バスケットボール協会主催 高校バスケットボール部メディカルチェック

10月から12月にかけて、大阪府バスケットボール協会が主催しているメディカルチェックに当院のスタッフが数名参加しました。今回のメディカルチェックは、大阪府の高校男女バスケットボール部各3チーム、計6チームと、今年から大阪で取り組み始めたトレーニングアカデミーで選抜された中学生を対象に、本年度より開始されています。今回は10月31日に参加したA高校男子の模様を報告します。

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メディカルチェックを行う事で、チーム内で怪我をしやすい選手の特徴を把握し、指導者に対して選手が怪我をする前に適切な指導を行うようにアドバイスを行う事が出来ます。また現在抱えている怪我に対してのケアの方法や、場合によっては医療機関への受診を促すことが出来ます。

チェック項目は下肢の関節可動域や筋力測定などです。

<膝のアライメント評価>          <足趾の筋力測定>

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<体幹筋力・バランス能力測定>

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今回、主に目的としているのは怪我の予防ですが、継続して経過を追っていくことで、怪我に関することだけでなく、各項目の中でどの因子がパフォーマンスに関わっているのかという事も見えてくると考えられます。

 

 

報告者:中塚