子育てその28 サンタさん

サンタさんは寒い寒い北の国に住むと言われています。

特別の力を持っていますから、日本のような遠い国で生まれた子供たちの事もちゃんと知っています。

しかし実際に家の場所まで把握してプレゼントを届けるには流石のサンタさんと言えど生まれてから大体2、3年はかかるようです(くぼこどもクリニック調べ)。

二人目や三人目になるとサンタさんも家を知っていますから、赤ちゃんの頃から贈り物が枕元に届くという寸法です。

いつも大声をあげながら厳しく子育てをしている我々親からみるとサンタさんはとても心優しく、いやちょっと甘すぎるのではと感じる年も多々あります。

今年など我が息子達はとてもとてもプレゼントがもらえるとは思えない「お利口じゃなさ」で、「パパはサンタさん来ないちゃうかなと思うで。」と言っていましたが、結局甘々のサンタさんは贈り物を下さいました。

また、小学校高学年くらいになるとサンタさんは他の家で新たに生まれた小さな子供達へのプレゼント配りに忙しくなるため、お父さんやお母さんにその仕事を託して家を訪れることはなくなると言われています。

我が家は長男が小3ですが、今年もまだ私への引き継ぎは行われませんでした。

そろそろかなと気を引き締めて来年のクリスマスのことをあれこれ想像しながら、年は暮れていきます。

皆様、どうぞよいお年を。

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索引

熱・解熱剤

2013年2月(熱の意義、解熱剤の使い方)、2014年7月(熱の時のクーリング、冷却シート)

鼻水・かぜ

2012年11月(鼻水との戦い、かぜとは)、2014年10月(咳止めテープ、風邪で病院に行く理由)、2015年2月(クループ)、2015年6月(風邪のイメージ~台風になぞらえて)

インフルエンザ

2014年1月

嘔吐・下痢・ノロウイルス

2013年12月(イメージ、対策)、2014年11月(ノロ~登園の基準を中心に)、2015年10月(受診の目安)

予防接種

2012年12月(意義、スケジュール)、2014年5月(同時接種、タイミング)、2014年9月(インフルエンザワクチン)、2015年11月(より良く生きるためには)

救急の上手な受診の仕方、登園許可証

2014年12月(救急受診の目安)、2015年6月(登園・登校許可証)

免疫・アレルギー

2013年10月2013年11月(免疫とは、アレルギーとは)、2014年8月(アレルギー検査)

溶連菌

2013年1月

川崎病

2015年3月

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感染症の対策

ノロウイルスによる胃腸炎やインフルエンザをはじめ、症状の強い感染症の多い寒い季節に入りました。

症状が強い、というのはそのまま周囲への感染力が強いということを意味します。

「しんどそうな症状の中でうつらないものはまずない」という原則を常に忘れないようにしましょう。

したがって感染症の考え方で大事なことの一つに「家族全滅を避ける」というテーマをあげることができます。

感染症はかかってしまって症状が出始めた時から可哀想な被害者であるわけですが、忘れてはいけないのはその瞬間から加害者になってしまっているという事実です。

流行の時期にお子さんが嘔吐をしたり高熱が出始めてしまったときに必ずしもすぐに病院に駆け込まないといけないことは多くはないでしょう。

しかしおうちでしばらく様子を見ている間、つい我が子を心配するあまり、その可愛い我が子がすでに周りに感染症を撒き散らす感染源になっていることを病院に受診するまでうっかりしてしまっているお母さん、お父さんをよくみます。

しっかりお子さんを観察してあげるとともに手洗いや手袋にマスク、加湿器など御自分達がやられない努力も是非しっかりやりましょう。

病院、特に救急の待合室は感染症あふれる空間です。

そこでわざわざ両親そろって時間を過ごすのは感染症予防の観点からは得策でありません。

そのようなところにも想像が働くと家族全滅のリスクはずいぶん減らすことができるでしょう。

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どうでもいいことその21 人類最大の発明

皆さんご存知とは思いますが、真の人類最大の発明、それはパッチ(モモヒキとも言う)であります。

芯から冷えるこれからの時期、パッチが無かった時代の人類が一体どのように生き延びていたのか私には想像がつきません。

いつもそばにいて温もりをくれるパッチ。

でも誰にもばれないパッチ。

ところがお風呂上がりによいこらしょっとパッチに足を通すを私を見る地球唯一ので大人である妻は、「なんか、見てたら無性に哀愁感じるわ。」とつぶやくのでした。

 

一方、年中の次男はさらちゃんというご近所のお友達と同じバス停から朝乗っていくのですが、時々顔を出すお父さんは妻曰くいつもとてもオシャレさんだそうです。

しかーし、いかに外っ面がオシャレでもやっぱりパッチはこっそり履いているだろうと私は思うのです。

「穴あきジーンズ履いてはるのに、パッチ履いてるわけないやん(笑)。」という妻からの指摘に、こんなに寒い中オシャレするって大変なんだなあと思うのでした。

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祝 遠藤さん退院&市原さん復帰

おとといに遠藤さんが退院しました!

まだしばらくは自宅療養が必要な体調ではありますが、クリニックに顔を出しに来てくれたその目にはいつもの熱い炎が再び燃え始めていました。

また、出産で一旦退職した看護師の市原さんがお子さんがちょうど1歳の節目を迎えたこともあり(4人目です)、クリニックのピンチを聞きつけて先週から復職してくれました。

いきいきと動いてくれています。

ドタバタとしながらもしぶとく、それでいて意外と力強く、我がクリニックは頑張っていきます。

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遠藤さん倒れる

昨日、うちの2番目の古株で看護助手である遠藤さんが喘息発作で入院となりました。

「今、勤務に穴は空けられない!」と最後まで入院に頑なに抵抗していましたが、回避できる状態ではなく説得して入院してもらいました。

気管支炎を契機とした発作でしたが、過労もあるかと思います。

今世の中は働く人にとって売り手市場に傾いているそうです。

他にいくらでも仕事はあるのに、感染症にまみれ、嘔吐物を掃除し、おむつを処理する小児科で働こうと思ってくれる人材というのはとてつもなく稀有な人達であると感じます。

保母さんや介護の仕事についている方も同じようなマインドを持っている人が多くいます。

同時に、これらの職種を希望する人がとても少ないのも仕方のないことなのかもしれません。

地域の医療を支える重要な仕事を任されているのを痛感しながらも、スタッフは私にとっては患者さんと同じくらいに大事な存在であり、無理をさせる訳にはいきません。

クリニックとしてはこの困難を一致団結して乗り切り、一回り成長する機会にできればと願っています。

 

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2018年1月より、火曜日午後の休診について

明日(11月30日)の診察終了後、出産のため離職する受付スタッフの送別会を行う予定です。

春に健康上の理由で離職したスタッフ達もお祝いに駆けつけてくれることになっています。

そんなお祝いムードの最中、昨日看護師スタッフの御家族が救急搬送→入院するというニュースが青天の霹靂で舞い込んできてしまいました。

一番心配な事態は幸い免れたものの、サポートのため急遽その看護師スタッフが年内で離職せざるを得ないことになりました。

 

2017年はクリニックにとって激動の1年でした。

この二人も含めると、

受付二人→病気のため、受付一人→家族の病気のサポートのため、上記受付スタッフ→出産のため、上記看護師スタッフ→家族の病気のサポートのため、看護師一人→出産のため、看護師一人→結婚し、遠方に引っ越すためと、うれしい理由も含めて、愛するスタッフを7人も送り出すという予想外の連続。

逆に新たにクリニックを盛り上げてくれる受付スタッフ達にも恵まれ、とても楽しい一年でもありました。

ただ看護師スタッフは中々見つからず、離職に伴いうちのエース田中さんには本当に負担をかけてしまい院長として力量不足を感じ申し訳なく思っています(彼女は引き続きクリニックにいます)。

クリニックの顔として、いつもにこやかに、大変な時にも不平一つ言わず支えてくれてきた彼女はお母さん方の信頼も厚いだろうと確信しています。

もちろん新たな人材を募集しながらも、残った受付スタッフ、看護助手、田中さんでしっかりと診療を行っていくにあたり、熟考の末やはり当面診察枠を縮小せざるを得ないという結論に至りました。

地域の皆様にはご迷惑をおかけして本当に申し訳ないのですが、2018年1月より、火曜日の午後の診療はマンパワーの限界から閉じさせて頂きます。

何卒、ご理解を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

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マスコミの功罪②

医学の世界でも、不適切な医療を行っていた病院の実態がマスコミによって明らかになったという例も多々あります。

逆に、日本脳炎ワクチンはこの冤罪による容疑をかけられた代表例です。

一時、日本脳炎ワクチンの接種後にADEMという特殊なアレルギー性脳炎が引き起こされるのではという報道がなされました。

医学の歴史は、少ない症例での「ひょっとして~なのでは?」という仮説から始まり、それが多数の症例で確かめられることで前進してきました。

ですので医学はこのようなマスコミの問題提起に対して、一旦接種を中止して何万、何十万という症例で検証を行うという選択を行いました。

結果として、疑いは完全に否定されました。

接種した人も接種していない人も、ADEMを発症している割合は全く同じでありました。

この時に注意したいのは、「接種した人は発症していない」ということではなく、「接種していない人と同じ割合である」ということです。

ADEMになったある一人の人を調べると1か月前に日本脳炎ワクチンをうっていた、だからそれが原因だ!と短絡的に考えるのは、以前にお話した因果関係と前後関係の誤謬であります。

またこの検証を行うために要した数年のうちに、日本脳炎ワクチン自体はひっそりとさらに副反応の少ないワクチンへと改良がなされ、今接種されているのはその改良型のワクチンです。

容疑をかける時にはあれだけ過熱したマスコミは、これらの事実をみなさんにそれ以上の熱意と時間をかけて報道するべきでした。

しかし、日本脳炎ワクチンの名誉が回復されたとはとても言えません。

それによってたくさんの児が接種する機会を奪われているのですが、それはマスコミの関心ではないように見受けられます。

この10年ほどで急速に発達した個人発信のSNSもマスコミと同様、時に世論を動かすほどの力を発揮することがあります。

我々はこの膨大な情報社会の中で、事実を虚構を冷静に判断することが求められる、何とも難しい時代を生きているようです。

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マスコミの功罪①

数多くの情報がかけめぐる現代。

地球の裏側の出来事も、マスコミを通じてすぐに知ることができる時代です。

さらにマスコミはただ事実を伝えるだけでなく、様々な切り口から問題提起をする役割も担っています。

政治の汚職、環境問題、薬害訴訟など、マスコミの取材をきっかけに世間の注目が集まり、問題が解決されたことも少なくありません。

他方、時に一部の報道ではただ視聴者の怒りや不安を煽ることで、テレビの視聴率や雑誌の売り上げを上げるのが主目的では?と感じられることがあるのも事実です。

また、綿密な調査や取材の上での報道であっても、後に間違いが判明することもあるでしょう。

一般的にはそのような時には、非常に短い時間や小さい紙面で誤りがあったと訂正されるだけのことが多いと思います。

例えば、ある事件が起こった後しばらくして一人の容疑者の名前が連日報道されるとします。

実際には、一部の例では後に無実が証明されることもあるわけですが、一旦容疑者として情報媒体に乗ってしまった不名誉を消し去るのはほとんど不可能と言えます(ネットの発達した現代では特に)。

私はそのような時には、容疑者として報道した時間や紙面の何倍もの労力を持って潔白であったという周知がなされるべきと期待したいのですが。

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