月別アーカイブ: 2013年1月

どうでもいいことその3 自動販売機

散々言われていることかとも思いますが。

自販機のジュースの値段て、昔は100円でしたよね。

消費税が3%で始まった時になぜか110円となり、この時点でも十分に「ん??」なんですが、さらに5%に上がった時には120円に。

値段が上がった当初はずい分と違和感を感じたものですが、人間って慣れてしまうものですね。

今や逆に110円の自販機なんか見つけると、「ラッキー♪」と思ってしまう私。

消費税も5%にすっかり慣れたもんなぁ。

しかし、これから消費税がこれ以上上がっていったら、ちびっこの味方、「うまい棒」の命運やいかに!

心配です。

 


日常の落とし穴その2 トイレの渋滞

どこの家庭でも、おそらく朝は戦場と化しているでしょう。

限られた時間の中で、特にお母さん方は走り回っておられることと思います。

私も朝ごはんと着替えを終えて、さ~てゆっくりトイレへ行くか、なんてことができたのは1年前まで。

最近は、トイレのドアを開けると難しい顔でうんちをひねり出している長男(4歳)に遭遇します。

「早くしろ」と言う訳にもいかず、しぶしぶドアを閉めるものの、(いやいや、おれも結構キテるけど) と、シャレにならない日だってあります。

次男は今3か月。

幼稚園に行きだす頃には我が家のトイレは激しい取り合いですな、これは。


貝塚との出会い

私の妻の一族の地元である貝塚。

妻の父は水間の椿原歯科の院長であり、妻の祖母もまだ健在で馬場の方で親戚たちと一緒に元気に暮らしています。

妻の祖父も昔、貝塚の開業医でしたが若くして亡くなったため、孫娘の旦那である私が貝塚で開業する際、妻の祖母は大喜びしてくれました。

私の実家は神戸ですから、貝塚という街との付き合いは結婚してからのまだ6年目ですが、こののんびりとした雰囲気が好きです。

くぼこどもクリニックは土地も建物も賃貸ではありませんので、移転することはありませんが、願わくばこの場所で10年後も20年後も子供たちの成長を見守ることができるようにがんばっていきます。

妻の祖母からは私自身がとにかく健康でいることがまず開業医として一番最初の大事な仕事であると言われます。

ところで、私の実家はお正月のお雑煮はお澄ましですが、妻の方は祖母直伝の手作りの白みそ(今はおばさんが作ってくれているのを毎年いただいています)なので、結婚してから私は毎年お正月には両方の味を楽しめるようになりました。

両方とも甲乙つけがたいおいしさナリ。


溶連菌

抗生剤をしっかり飲む必要がある感染症の代表格に溶連菌があります。

喉にくっつくありふれた細菌で、咳・鼻水はないのにその割に喉の強い痛みが目立つのが特徴です。

典型的な場合は喉を診ると炎が立ち上っているような強烈な赤さがあり、火焔様などと言われ、小児科専門医がみるとすぐに分かります。

ありがたいことにインフルエンザと同じく外来ですぐにチェックできる検査がありますので、分かりにくい例も確定診断に役に立ちます。

溶連菌はとても抗生剤がよく効くので、飲み始めたら24時間のうちにはすっかり熱も下がり、喉の痛みも楽になります。

要注意なのは、中途半端にしか薬を飲まないと、まれにもう一度騒ぎ出してリウマチ熱や溶連菌後糸球体腎炎と言って、心臓や腎臓に悪さをしたり後遺症を残すことがあることです。(とても専門的な話としては、抗生剤は腎炎の発症を減らすという厳密なデータはないのですが、一般的には上記のように説明されることが多いでしょう。)

そのため、ペニシリン系の抗生剤をしっかり10日分飲みきることが必要ということ分かっています(発熱などの症状はすぐ良くなりますが、必ず最後まで飲みきって下さい!!)。

また、喉にくっつく細菌の中で抗生剤が必要なものは原則溶連菌に限られているため、「喉が赤いから抗生剤を出しときますね」と言って検査をさぼって安易に3 日分や4日分の抗生剤を出すということを我々医者はしてはいけません(補足:抗生剤の種類によっては5日分でよいとされているものもあります)。

なぜなら、もし溶連菌なら、先ほどの理由から10日分でなければ危険ですし、溶連菌でないなら逆に抗生剤は不要の可能性が高いからです(もちろん気管支炎や中耳炎の合併など他の理由で抗生剤を使う場合はまた話は別ですが)。

中途半場な日数でも、元気になってしまうのが、逆に非常にやっかいなところなのです。

ただし、溶連菌に限らず色々な検査は病気が始まってからある程度時間がたたなくては無意味な検査となります(例えばインフルエンザ検査は発熱から最低でも6~12時間以上たたないとできない、というのは有名ですね)。

我々小児科医は、「発熱したらすぐに抗生剤」や「喉が少し赤ければすぐに検査」などという勇み足はせず、じっと経過を見ながら必要になった時点で必要な検査、必要な抗生剤を心がけています(検査をすればするほど、薬を出せば出すほど医者が儲かる日本のシステムも問題点のひとつ??)。

「まだ検査してくれないの??抗生剤もくれないの??」という親御さんの視線をじっとり感じながらも、「この子のため」と思いじっと検査ができるタイミングを待つ。

自分が医者でなく、医学的知識もなかったら、早く検査してくれよケチ!ときっと感じるだろうな、といつも思いつつ。

そう思われても、それでもなお、我々小児科医は子供たちのためにじっと腰を落として時を待つのであります。


日常の落とし穴

新年早々、我が家で事件が起こってしまいました。

洗濯終了のピーピー音が鳴って、洗濯機のふたを開けた妻が絶叫!!

多数の紙くずまみれになった洗濯物たち。

そう、世の中のお母さんたちが一度は経験する紙おむつごと洗濯機に放り込んでしまう事件。

細か~い紙くずが激しくまとわりついています。

そういえば長男の時にも一度やってしまったことがありました。

お風呂場に運んで糸くずを流して、洗濯機をきれいにして、また洗濯機に放り込んで・・・。

これをやると妻は情けなーい気持ちになるようで、すっかり意気消沈。

子育て中はこんな日常の落とし穴が各所にちりばめられています。

みなさん、ご用心を。