月別アーカイブ: 2013年6月

医者という仕事その2

医者を目指す子供たちへ。

見えること。

聞こえること。

歩けること。

息ができること。

医者になる第一歩はこんな当たり前のことが、当たり前でない人たちがいるのを知るということ。

一番大切なのは、患者さんを診たときに、自分なら、自分の親なら、そういう目で見れる想像力。

もし君が大きな病気を経験したとしたら、それは君の医者としての人生に大きなアドバンテージになるだろう。

なぜなら、君はもうその病気を想像する必要はない。

自分で体験したのだから。

同じ病気の患者さんに君の言葉は他の誰よりも強く響くだろう。

 

 


日常の落とし穴その4 充電中

激しくずり回るようになった次男(8か月)への対策に追われる今日この頃。

生後早期に、長男のおもちゃで口に入る大きさのものは全て回収スミ。(トイレットベーパーの芯を通る大きさのおもちゃが目安)

最近はコード類に興味を示し始め、にぎにぎしたり、引っ張ったり。

先日はほんの少し目を離したすきに、コンセントにつながった携帯電話の充電器の先端をしゃぶしゃぶと味わってらっしゃいました。

体が光って、おでこに「充電中」という表示が出そうな光景でしたが、残念ながら充電器はダメになってしまいました(かなり短時間の水没だったはずですが)。

こどもが成長する過程で、大人の予想を超えた動きをする期間があります。

「タバコを口に入れてしまった!」、「コインを飲み込んだ!」などの事故はこういう期間に起こりやすいのです。

「あんなところまで手が届くようになっているとは思わなかった・・・」という親御さんのセリフもよく聞きます。

私もこの機会に今一度次男の目線で部屋の中を見渡して確認しようと思います。

みなさんもぜひチェックしてあげてください。


どうでもいいことその5 行きつけ

急病センターなどでよく聞く流れ。

「おとといから熱が出て、昨日一回行きつけの小児科にかかったのですが…」

お母さん、そこは「かかりつけの小児科」でお願いします(笑)。

ひょっとしたらこれで合っているのかもとも思うのですが、「行きつけの」と聞くと、ついつい飲み屋?と思ってしまい、点滴に名前を書いてボトルキープをしている棚を想像してにやけてしまいます。