予防接種その5 インフルエンザワクチン

今年の夏は雨とジメジメが印象に残りました。

そのおかげか、残暑の厳しさもそれほどで、朝などもう肌寒い日もあります。

冬はまだ先ですが、秋のうちにインフルエンザワクチンで備えをしておきましょう。

インフルエンザは、数百種類あるかぜの中で唯一ワクチンと治療薬が存在するかぜです。

インフルエンザワクチンは麻疹・風疹や、髄膜炎など他のワクチンと違い、劇的に感染率を下げることはできませんが、感染した時の重症化を防ぐ(入院率・死亡率を下げる)ことができますので、特に保育園や幼稚園など集団生活に入っている子どもはぜひ接種しておきたいワクチンです。

製造過程で卵の成分を使用していますが、含まれるのはng(ナノグラム)レベルであり、理論上アレルギーを起こすほどの卵成分は含まれていません。

注:ng(ナノグラム)はmg(ミリグラム)の1000分1です。

基本的には卵アレルギーの方も問題なく接種が可能です。

卵を食べたことのない子どもさんでも、卵をひと舐めするよりはるかに安全と考えて頂いて結構ですので、まず接種はできます。

生後6か月から接種が可能で、13歳以上は1回、13歳未満は3~4週程度あけて2回接種しましょう。

米国では、前年に2回接種していれば今年は1回接種でもよいとはされていますが、元々1回の接種で完全を目指せるワクチンではありませんので、13歳未満に関してはやはり2回接種を基本に考えるのがよいと私は思います。

年末が近づくと、どこのクリニックでも予約が混み合います。

接種が完了してから少なくとも5か月は重症化を防ぐ効果が持続するというデータがありますので、接種を遅らせるメリットはあまりありません。

早めに接種をして、うてずじまいで一番インフルエンザが流行する1月~3月を迎えないようにしましょう。

当クリニックではインフルエンザワクチンの予約の方が多いので、単独接種でしかお受けしておりませんが、特に1歳前後のお子さんで他のワクチンとの兼ね合いが忙しい方は他院で同時接種を行うことも有力な選択肢であることを知っておいてください。

ワクチンはどこで接種しても必ず効果は同じですから、スケジュールの合う日、予約の空いている病院で早めに接種しましょう。

当クリニックで接種される方はインターネットでご予約下さい。

また、木曜日は私が全て担当しますが、土曜日は第四土曜日のワクチン枠で来ていただいている、大阪市立大学小児科の野村先生の担当の日もありますので、あらかじめご了承ください(具体的な担当日程はまだ未定です)。

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