便秘のお話 その1便秘のメカニズム

毎日幸せうんちライフ送っていますか?

今日は便秘のお話をしたいと思います。

健康な生活、規則正しい生活というものを思い浮かべた時、睡眠や食事とともに排便の習慣はとても大切なものです。

これら3つの習慣が好調であると、体も心も好調な状態と言っていいでしょう。

口から入った食べ物は消化管という長いトンネルを旅して、栄養を吸収された後、その残りかすになんやらかかんやら加わって便として肛門から出ていきます。

「何日便が出ていないと便秘ですか?」というご質問をよく頂きますが、明確に何日という定義がある訳ではありません。

ただ一般的には「良好な排便習慣」とは、1,2日以内に1回は苦しまずにトゥルンと固くない便が出ている状態と考えられます。

この際に一番大事なことは、「苦しまずに」という点です。

1日に2回、泣きながら岩のように固い便を真っ赤な顔をして出血交じりに出しているというのは対処が必要な便秘であるというわけです。

1日に何回出ていようが、苦しんでいる、困っているというのは動物の排便として異常な事態であります。

 

さて、いわゆる便秘がちという児が、本格的な便秘に進化していく歯車を回していく原動力として3つの要因があります。

それは、「便が固い」、「排便時に痛い」、「がまんする」の3つです。

便が固いと排便時に痛がり、そしてだんだんがまんするようになります。

がまんするとさらに便が固くなるという悪循環が起こるため、この歯車はどんどんと加速していってしまうのです。






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