生ワクチンと不活化ワクチン その2 不活化ワクチン

一方、不活化ワクチンには生きた病原菌は入っておらず、その病気の軽い症状が出ることはありません。

ウイルスや毒素の部品に対する免疫をつけるイメージです。

ヒブ、肺炎球菌、4種混合(3種混合+不活化ポリオ)、B型肝炎、インフルエンザ、日本脳炎などがこれに分類されます。

不活化ワクチンでも接種後に熱が出ることはありますが、これは病気の軽い症状ではなく、純粋にワクチンを接種したということによる反応です。

ですから、例えばインフルエンザワクチンを接種後に熱が出た場合、ワクチンによってインフルエンザになって熱が出ているということは絶対にありません。

実際のウイルスは一匹も入っていないからです(ウイルスを一匹を数えるのかどうかはさておき)。

不活化ワクチンは、生ワクチンに比べるとどうしてもパワーが弱く、1回のワクチンで数十点を得る程度ですから、必然的に回数をたくさん必要として免疫を足し算していく必要があります(2〜4回)。

また効果が切れるまでの年数もやはり生ワクチンより短くなります。

最近特にtopicになっているのは、4種混合に含まれる百日咳の小学校などでの小流行です。

4種混合は生後3ヶ月から接種を開始し、2歳になるまでには4回の接種を終えるのが望ましいワクチンです。

最近の研究ではどうも小学校の中学年くらいにはその効果がすでにだいぶ弱まっている子どもが結構な割合でおり、日本各地で小流行がぽつぽつ起こっていることが分かっています。

そのため、小学校の1年生や6年生などでもう1回ワクチンを全員に接種する方向が固まりつつあり、数年後には実施されるのではないかと思います。

 

 

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