標準治療
医学用語の一つに‘standard therapy’ スタンダードセラピーという言葉があります。 日本語では「標準治療」と訳されますが、この言葉の響きがどうも患者さんの心にあまり響かないように感じます。 医学の世界では、 [...]
医学用語の一つに‘standard therapy’ スタンダードセラピーという言葉があります。 日本語では「標準治療」と訳されますが、この言葉の響きがどうも患者さんの心にあまり響かないように感じます。 医学の世界では、 [...]
インフルエンザの登園、登校が許可されるタイミングは当院で診断された方には十分に説明をしておりますが、救急などで診断された場合、指示が不十分なこともあるかと思います。 電話での問い合わせでは行き違いが多発するため、当院では [...]
まず一番大事なモチベーションの話からですが、これは私のオリジナルな言葉ではないのですが、ネットで見つけたとても素晴らしい書き込みをご紹介します。 「新しいことをやる時なんかにもう10年若かったらなあ、といって諦めるやつが [...]
どの職業にも目に見えない仕事というものがあります。 医者という職業では、時間外に勉強に励み続けるべしという責務がそれに当たると思います。 この10年ほどでインターネットを通じて、世界中の情報や研究が即座に手に入るようにな [...]
8月に元気な男の子を出産した受付の藤原さんが12月から土曜日のワクチン枠で復帰を果たしました。 レセプト業務に詳しく資格を有する優秀な人材で戻ってきてくれるのを心待ちにしていましたが、予定より少し早く復帰してくれて有難い [...]
まずは5年前のくぼこどものブログから懐かしい記事を一つご覧下さい。 http://www.ddmap.jp/blog/0724332255/2013/12/%e3%81%a9%e3%81%86%e3%81%a7%e3%8 [...]
生ワクチン、不活化ワクチンいずれも接種によって、免疫が0➡︎100に上がるものではなく、回数を重ねて数字を積み重ねていくイメージを持ちましょう。 かかりやすさ、かかった時の症状の重さを100から引き算していく感覚でもよい [...]
一方、不活化ワクチンには生きた病原菌は入っておらず、その病気の軽い症状が出ることはありません。 ウイルスや毒素の部品に対する免疫をつけるイメージです。 ヒブ、肺炎球菌、4種混合(3種混合+不活化ポリオ)、B型肝炎、インフ [...]
ワクチンには大きく分けて生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があります。 生ワクチンとは文字通り生きたウイルスや細菌をものすごく弱体化して接種するもので、極めて軽く病気にかかってもらい戦い方を覚えてもらうというワクチンです [...]
年末に喘息発作で入院した遠藤さん(主に待合室で問診を取ってくれていた看護助手さん)ですが、その後もクリニックで風邪をもらうたびに大きい発作を起こし、実は先日からまた入院していました。 今回の入院は10日ほどに及びましたが [...]
今回は学術的な耳を疑ったことをお届けします。 長男(小学校4年生)からの理科の質問。 「パパ、人間の手って魚の何から進化したものなん?」 「そやなー、魚にパンチされるん想像してみ。胸ビレで殴ってきそうやろ?」 「確かに! [...]
猛烈な勢力の台風が関西を中心に大き爪痕を残しました。 亡くなられた方やけがをされた方、家や車に被害を受けた方にお見舞い申し上げます。 21世紀の大都市というのは、地震には敵わなくても、台風で甚大な被害を受けることはないと [...]
この夏、お誕生日を迎えた院長。 皆さんからまったく需要がなさそうではありますが、40近くなってくるとめでたいのやら、何やらよく分からなくなってきたそんな私の最近をお伝えしましょう。 1.意図せずに年齢のサバを読んでしまう [...]
ここのところ突発的などしゃぶり、ゲリラ豪雨が立て続けにありました。 まさしくバケツをひっくりかえしたような激しい雨で、運転中でも歩行中でも厄介ですね。 このゲリラ豪雨ですが私の頭の中で「げりらごうう」という音がすっと出て [...]
医学の世界では異常を見つける能力は当然ながらとても大事なものです。 難しい病気の場合、最終的な診断は大きい病院での特別な検査で決められることになりますが、だからと言ってその病気を見つけるために全員に高額で体に負担のある検 [...]
診療時間内の医学的な問い合わせの電話が途切れなく続き、受付業務、看護業務が寸断される状況が加速しています。 医師や看護師と直接話をできるということが、わざわざ病院に受診して頂く目的であるわけですが、電話が院内の患者さんの [...]
先日、医学部バレー部時代のとても近しい一つ下の後輩(國政という苗字からニックネームはクニ)の結婚式に参列してきました。 「誠実」という言葉が似合うような、裏表のない読書と哲学を愛する男です。 さて、阪大医学 [...]
長男(小3)はいわゆる静かーな(冷めた?)タイプの子どもで、小さい頃は何に熱中することもなく穏やかーに暮らしていました。 大きくなるにつれて何に興味を持つのかなーと見ていましたら、小3の春ごろから急に日本の歴史にはまり始 [...]
インフルエンザが完全に流行期に入りました。 感染症の周りへの影響を考える時にまず一番大事なのは症状の強さです。 高熱である、咳がひどい、下痢の回数が多いなど症状が強い場合は原因のウイルスや菌が何であれ周囲への攻撃力は強い [...]
サンタさんは寒い寒い北の国に住むと言われています。 特別の力を持っていますから、日本のような遠い国で生まれた子供たちの事もちゃんと知っています。 しかし実際に家の場所まで把握してプレゼントを届けるには流石のサンタさんと言 [...]
熱・解熱剤 2013年2月(熱の意義、解熱剤の使い方)、2014年7月(熱の時のクーリング、冷却シート) 鼻水・かぜ 2012年11月(鼻水との戦い、かぜとは)、2014年10月(咳止めテープ、風邪で病院に行く理由)、2 [...]
ノロウイルスによる胃腸炎やインフルエンザをはじめ、症状の強い感染症の多い寒い季節に入りました。 症状が強い、というのはそのまま周囲への感染力が強いということを意味します。 「しんどそうな症状の中でうつらないものはまずない [...]
皆さんご存知とは思いますが、真の人類最大の発明、それはパッチ(モモヒキとも言う)であります。 芯から冷えるこれからの時期、パッチが無かった時代の人類が一体どのように生き延びていたのか私には想像がつきません。 いつもそばに [...]
おとといに遠藤さんが退院しました! まだしばらくは自宅療養が必要な体調ではありますが、クリニックに顔を出しに来てくれたその目にはいつもの熱い炎が再び燃え始めていました。 また、出産で一旦退職した看護師の市原さんがお子さん [...]
昨日、うちの2番目の古株で看護助手である遠藤さんが喘息発作で入院となりました。 「今、勤務に穴は空けられない!」と最後まで入院に頑なに抵抗していましたが、回避できる状態ではなく説得して入院してもらいました。 気管支炎を契 [...]
明日(11月30日)の診察終了後、出産のため離職する受付スタッフの送別会を行う予定です。 春に健康上の理由で離職したスタッフ達もお祝いに駆けつけてくれることになっています。 そんなお祝いムードの最中、昨日看護師スタッフの [...]
医学の世界でも、不適切な医療を行っていた病院の実態がマスコミによって明らかになったという例も多々あります。 逆に、日本脳炎ワクチンはこの冤罪による容疑をかけられた代表例です。 一時、日本脳炎ワクチンの接種後にADEMとい [...]
数多くの情報がかけめぐる現代。 地球の裏側の出来事も、マスコミを通じてすぐに知ることができる時代です。 さらにマスコミはただ事実を伝えるだけでなく、様々な切り口から問題提起をする役割も担っています。 政治の汚職、環境問題 [...]
便とはごみですので、あらゆる手段を使って定期的に、かつ快適に出すことが大事です。 将来的に便秘は大腸がんのリスクファクターにもなります。 さて、お薬や浣腸で便を出すことを続けているとくせになって自分では出しにくくなるとい [...]
離乳食が始める前の便秘の赤ちゃんでは、便が固いことはあまりなく、刺激による駆動力の補助がメインになるでしょう。 2日出なければ綿棒刺激、それでも出なければ3日目には浣腸を考えましょう。 動物の世界、特にネコ科の動物では母 [...]
毎日幸せうんちライフ送っていますか? 今日は便秘のお話をしたいと思います。 健康な生活、規則正しい生活というものを思い浮かべた時、睡眠や食事とともに排便の習慣はとても大切なものです。 これら3つの習慣が好調であると、体も [...]
長男も小学校3年ですので、漢字の勉強もがんばってやっております。 今日は「長」という漢字の書き順をテストで間違えたようで、妻が熱く指導してやり直させていました。 それでも何回も間違うもんですから、妻もだんだんヒートアップ [...]
今年は相当な手足口病の当たり年になっていますので、以前の記事を再掲しておきます。 「かぜ」という言葉を、ウイルス性の自然によくなる早く治す薬のない病気という意味に拡大するならば、手足口病は「夏かぜ」の一つと言えます。 冬 [...]
年中さんになった次男です。 つい最近までぶどう味の歯磨き粉を使っていました。 「ぶどうあじやのん、てっちゃんぶどうぐみやからやで!」と威張り気味に語ってくれていました。 このあいだ、うちで使う歯磨き粉の味が変わったらしく [...]
2016年を振り返ってみれば、我がクリニックのスタッフ達が様々な病気に見舞われた1年でした。 IgA腎症の発症、乳がんの発症、メニエール病の発症、尺骨神経麻痺の手術など本当にこれほど重なるものかと彼女らへの心配とともに驚 [...]
私達は日常的に「この食材は体に良い。」という表現を使いますね。 「この商品を毎日食べると、体がどんどん健康になります!」なんて広告もよく目にします。 このような話を聞くと、体にいいものは取れば取るほど良いという誤解が生ま [...]
遅ればせながら明けましておめでとうございます。 平成29年、新たな1年のスタートです。 1月に入ってからいよいよ冬の代名詞インフルエンザがこの地域でも流行しはじめています。 日本では受験や卒業式など重要なイベントが感染症 [...]
長男(小2)は割と寝つきがいいのですが、次男(4歳)は目が固いタイプ。 おでかけの日などはテンションが上がっていて中々寝てくれず寝かしつけに苦労します。 ぶつぶつ独り言を言ったり、ゴロゴロ寝返りしたり、髪の毛をいじいじし [...]
職人さんの匠の世界。 以前テレビで、一流と言われる料理人の方が、家ではどんな包丁を使っているのか、というのを特集していました。 さぞすごい包丁が出てくるのか、と思って見ていたのですが、意外と一般の家庭にあるような普通の包 [...]
日本脳炎ワクチンを製造する機関は数社ありますが、その最大大手である化血研に国の調査が入ったことから製造がストップし、流通が著しく滞る状況となっています。 現在、国内の日本脳炎ワクチンの在庫はほとんど底をつく状況と [...]
11月24日(木)14時~17時に新たにインフルエンザワクチン枠を設けました。院長が市の乳児健診に行っているため元々枠は設定していませんでしたが、野村先生の都合がついたためです。このため木曜日ですが野村先生の担当になるこ [...]
受験の天王山、夏休みが終わりました。 私もつい数年前まで、受験直前で焦っているという夢をよく見たものです。 さて、あれは大学のセンター試験を2週間後に控えた、高校3年生のお正月のことです。 私の実家は神戸市の岡本というと [...]
昨年の化血研問題を受け、B型肝炎ワクチン・日本脳炎ワクチンに関して当クリニックでは化血研で製造された製品の使用を一旦中止しておりました。 B型肝炎ワクチンについては10月より1歳未満の児で公費接種となるため絶対数が全体 [...]
私が駆け出しの小児科医として過ごした淀川キリスト教病院での時間は、日本の新生児科の幕開けに貢献された第一人者である船戸 正久先生(当時の小児科部長)の下で働くという幸運に恵まれた3年間でした。 船戸先生はほんの数十年前、 [...]
このように、喘息とは体の奥にずっと存在する体質ですので、それが外にはみ出してきて起こる一時的な発作を薬で抑えても、根本的に治る訳ではありません。 一旦喘息の体質がまた体の奥に戻り、一見何もない状態にはなりますが、また次の [...]
体に潜んでいる喘息の体質は、人によって程度に差があります。 季節の変わり目や、ちょっと運動するだけですぐに体質がはみ出してくるような人は重症の喘息です。 日常的に気管支が狭くなる発作が起こりますので、前述の狭くなりにくく [...]
さて、喘息の体質が顔を出してしまって呼吸が苦しくなったり、ゼーゼーしたり、咳がひどくなってしまった時はどのような治療がなされるでしょう? 空気の通り道である気管支が狭くなっているのがこれらの症状の大元ですから、「気管支拡 [...]
喘息は相当有名な疾患ではありますが、他のお母さんにしっかり説明できる方は中々いないと思います。 いつも通りこのブログでは難しい専門的なことはは置いといて、話をシンプルに進めたいと思います。 喘息とは、「ことあるごとに胸が [...]
この前の日曜日に、次男(3歳半)の歯磨きを担当しました。 幼稚園年少さんの次男も滑舌はイマイチ、いやイマサンくらいではありますが、誰に似たのかとてもおしゃべりです。 歯磨きの最中もしぶきを飛ばしながら、必死にしゃべるので [...]
5月の第2週、週末にクリニックをお休みさせていただいて日本小児科学会に出席して参りました。 最新の知見、研究に触れ、また一層勉学に励む意欲が高まりました。 さて、最近注目の有毒物質であるDHMO(dehydrogen m [...]
夏になると増えてくる皮膚疾患として「とびひ(伝染性膿痂疹)」が有名です。 皮膚には普段から雑菌がたくさんはびこっていますが、皮膚の調子がいい間は特に問題になりません。 しかし、汗疹、湿疹、擦り傷、手足口病の発疹などひとた [...]
体を清潔にして、ゆったりリラックスもしてとお風呂は日本人にはなくてはならないものです。 旅先での温泉も格別なものがあります。 さて、お風呂の効能の裏には、実は様々な知っておくべき注意点がありますので順番にみていきましょう [...]
毎日何の気なしにしている行動を振り返り、検証してみる。 科学や医学の発展というのはかくの如く地道な作業の積み重ねである。 ぬぎぬぎ。 がちゃっ。 ばしゃばしゃ。 どぷーん。 ちゃぷちゃぷ。 ふぅー。 &nb [...]
この1年ほどは数年ぶりの大流行となりました。 書こう書こうと思いながら、書きそびれていましたが、本日長男(7歳)がきれいに発症いたしましたので我が家の子育て日記の1ページの意味も含めてここに記します。 風邪と同じくウイル [...]
自分語りのようになってしまったけれど、私が伝えたいこと。 神様を信じる事は、自信や心の救いを与えてくれるかもしれない。 でも最後の最後、本当に人を救えるのは人であると私は思う。 震災直後にがれきに埋もれ、身動きの取れない [...]
一夜明けても町は一向に動き出す様子を見せませんでした。 当然電気とともに水道も止まっており、トイレも流すことができない状態が続いていました。 コンビニや店にある食べ物が善意で配られ、寒さに震えながらみなが憔悴しきった様子 [...]
私は中学校2年生の冬に、最も震度の強かった地域の一つである神戸市東灘区の実家で被災しました。 2階の自分の部屋で就寝中にドーンと下から突き上げられたような衝撃があり、その後強く揺さぶられて目を覚ましました。 何が起こった [...]
熱・解熱剤 2013年2月(熱の意義、解熱剤の使い方)、2014年7月(熱の時のクーリング、冷却シート) 鼻水・かぜ 2012年11月(鼻水との戦い、かぜとは)、2014年10月(咳止めテープ、風邪で病院に行く理由)、2 [...]
次男も10月に3歳になりまして、幼稚園の最年少クラスにデビューしました。 最近の得意技は、手でお口を抑えながらわざとらしい咳をすることです。 幼稚園で「咳をする時は口を手で抑えるのがえらいんだよ」と教えてもらったようで、 [...]
大まかな流れからお話しします。 ワクチンは1種類につき大体二~数社の製薬会社が製造を行っています。 化血研もこの一つで、当クリニックでは違いますが、インフルエンザワクチンの製造も行っています。 当クリニックでは、日本脳炎 [...]
歩道を歩いている時はできるだけ車道から離れたところを歩くように心がける。 それだけで運転ミスの車の事故に巻き込まれる確率はずいぶん下がるでしょう。 しかしそれだけ注意していても居眠り暴走トラックに轢かれてしまう痛ましい事 [...]
クリニックの自動ドアを入ってすぐのエントランスルームの壁をお知らせスペースとして活用しようと思います。 少年野球やママさんバレーなど、子どもやパパ・ママの集まり、サークルの案内の張り出しを希望の方はご連絡下さい。 ただし [...]
夏の風物詩である手足口病の流行が収束を迎え、季節は秋、そして冬へと移り変わります。 嘔吐・下痢のやっかいなやつ、ノロウイルスがすでに流行し始めています。 対策に関しては以前のブログに今一度目を通していただくとよいでしょう [...]
便に少し血がつくことがあったことも気になっていましたので、35歳の節目に人間ドック行って参りました(妻も一緒に巻き込んで)。 胃カメラ、大腸カメラ、採血、胸部レントゲン、心電図、腹部エコーと2時間半ほどかけてがんばりまし [...]
3歳になるとただ平坦な道を歩くだけではなく、走ったり、階段を上がったり、はたまたがんばって坂道なんかも乗り越えられるようになります。 ずいぶん意思疎通も上手になって、うまく伝えられることも増えてきます。 少し落ち着きもで [...]
私は3兄弟の末っ子でしたから、小さい頃に家で一人で過ごした思い出はほとんどありません。 家の中はいつもわいのわいの騒がしく、しんみりするような暇もなかったのでしょう。 ただ毎年この時期がくると思い起こされるのは、『ふと昼 [...]
建築中の大きなマンションなどの一番上で、巨大なクレーンが活躍しているのを時々見かけますね。 このクレーンで地上から建築資材を引き上げて作業を進めていくうちに、建物は徐々に高くなり、必然的にクレーンもどんどん高い位置へ昇っ [...]
★HHV-6、7(突発性発疹) 赤ちゃんの頃に感染した我々親の唾液中に、常に存在していると言われています。 お母さんからもらった免疫が切れてくる生後半年から2歳くらいまでの時期に1回目の突発性発疹にかかることが多いでしょ [...]
★HHV-1(単純ヘルペスⅠ型) 初感染の乳幼児では高熱と多発の口内炎、特に歯茎がパンパンに腫れるという特徴的な所見を示すことがあります。 最初ヘルパンギーナとよく似ていますが、歯茎の腫れが出ると区別することができます。 [...]
赤ちゃんの多くが経験する熱の一つに突発性発疹があります。 熱以外の症状が乏しく、39度~40度の高熱が3,4日続き、解熱してからお腹や背中中心に赤い斑点がたくさん出る病気です。 突発性発疹が感染症であることが判明したのは [...]
夏休みも後半戦。 幼稚園や小学校のお子さんがいるご家庭では、お母さん方はお弁当や昼食作りに追われていることと思います。 うちの妻も一日が食事の用意だけで終わるように感じるほど壮絶な毎日とのことで、「あたしゃ妖怪飯炊きババ [...]
自在に乗れるようになった長男(小1)に刺激を受けたのか、一念発起したうちの奥さん、この度晴れて自転車に乗れるようになりました!! 正直これほどどうでもいい情報はこのブログでかつてないと私自身は思うのですけれど、妻からの強 [...]
最近久しぶりに次男(2歳9カ月)のほかほかうんちのおむつを替えました。 小さいビニール袋に入れて口をしっかりくくった後、はてどこに捨てるんだったかなとウロウロしていると、「おむつは玄関の横の青い大きいポリバケツに入れとい [...]
「自分の思い通り自由にやってごらん。」 と言われると、ほとんどの人は逆にとまどってしまうものです(我々日本人は特にかも?)。 例えば、「どの色を使ってもいいから、好きな絵を描いてごらん。」と言われると、なかなか描き始める [...]
かぜのイメージを理解するときに、台風を例にするとしっくり来る方もいます。 あるかぜをひく、というのは一つの台風を経験するということです。 咳や鼻水が出始めた、というのは日本の南の海上で台風が発生したということです。 咳や [...]
子ども達と接する仕事はたくさんあります。 園や学校の先生、プールのコーチ、「おかあさんといっしょ」のおにいさん、おねえさんも。 そんな中で残念ながら小児科の先生は検査や注射のせいかちょっと怖がられる存在であることが多いで [...]
しばらく前に読んだ「空想科学読本」という本。 テレビや漫画のヒーローやロボットが、科学的に実現可能か、というのを検証したとても面白い本です。 漫画のヒーローやロボットは、子供が分かりやすいようにとんでもない設定(100万 [...]
いわゆる一般的な咳・鼻水のかぜ、嘔吐・下痢のかぜに関しては、「熱があって、元気や食欲が不十分な間、あるいは元気でも咳や下痢の回数がとても多い間」は撒き散らすウイルス量が多い状態ですのでお休みするようにしましょう。 ノロや [...]
手足口病が流行しています。 「かぜ」という言葉を、ウイルス性の自然によくなる早く治す薬のない病気という意味に拡大するならば、手足口病は「夏かぜ」の一つと言えます。 冬のかぜのように咳や鼻水はほとんどなく、文字通り手、足、 [...]
「いつも ほとんど ぼくが おりょうり してるけど おいしい。ママも がんばってね。」 これが長男(小1)が妻に宛てた母の日の感謝の手紙であるという衝撃。 1週間に1,2度野菜を洗う程度でこの言い様。
小児医療に携わっていると、毎日の診療の中で子ども達から熱くたぎるようなエネルギーをたくさん与えてもらっています。 しかし新たに産声をあげる赤ちゃんは、1970年代に200万人を割り込んでからというもの減少の一途を辿り、現 [...]
大学時代。 例によって監督と自転車で家庭教師の生徒さん募集のビラを近所のポストに入れて回っていた時の話です。 さすがに深夜2時に自転車でうろうろしているのがよくなかったようで、パトカーが近づいてきて、警察官の方に職務質問 [...]
ネットで順番が後ではあったものの、待っている間に状態が悪くなり直接受診の上、緊急で対応が必要になる子どもさんがいた場合、兄弟3人でネットでの順番を固まってではなくばらけて取った方がいらっしゃった場合、表示上の問題などなど [...]
長男は今春、小学校デビューを飾りました。 毎日ノリノリで登校。 幼稚園時代からの近所のお友達と同じクラスになるという幸運に恵まれたこともあり、スムースなスタートを切ることができました。 幼稚園の入園式では一人だけぎゃん泣 [...]
今の時代は、デジカメや携帯写メが当たり前となり、失敗を気にせずパシャパシャ写真が撮れます。 フィルムも不要ですし、現像も必ずしもしなくてよいのもいいですね。 私もたくさん息子の写真を撮って、パソコンに保存してあります。 [...]
クリニックの駐車場の端っこにいつもちょこんと置いてあるのが、私の愛車のアルファードです。 バックの時もモニターがあるとは言え、しっかり目視で後ろも確認しつつ慎重に操作いたします。 家族で出かけた時には、視界のすみに入る中 [...]
朝の出勤途中で交通事故に巻き込まれてしまいました。 出血多量で病院に運ばれ、薄れゆく意識の中で何とか声を絞り出して。 「私は医者です。血液型はA+です!輸血をお願いします!」 しかし、周りの医師は全く耳を貸そうともせずに [...]
私には兄が2人いますが、小さい頃からの呼び方そのままに、「しげっちゃん」、「たっちゃん」と今でもちゃんづけで呼んでいます。 冷静に考えると40近いおっさんらに、「~ちゃん」もないのですが、もう30年以上この呼び方ですので [...]
早期発見の難しい川崎病を見逃さないために、小児科医は様々な網を張り、神経を研ぎ澄まして観察しています。 高熱と体の色々な部分が赤くなるというのが特徴です。 ①38.5℃以上の高熱が3日以上続く場合 (咳・鼻 [...]
川崎病の治療の目標はとにかく心臓に後遺症を残さないことです。 熱が出始めた最初の1日目、2日目は熱以外の症状がほとんどないことが多く、病日が進んでいくうちに目や唇、指先が赤くなったり、首のリンパ節が腫れてきたりと少しづつ [...]
まず体を守る免疫の話を思い出しましょう。 ここでは免疫を体(地球)を守るウルトラマンに例えてみましょう。 ウルトラマン(免疫)は、ひとたび地球(体)にバルタン星人(かぜのウイルスや細菌)が侵入すると、すぐにシュワッチと駆 [...]
今日は川崎病という病気についてお話ししたいと思います。 クリニックで毎日出会う子ども達の病気のほとんどは、数あるウイルス性のかぜをはじめとした感染症です。 川崎病はこの感染症とは一線を画する特殊な疾患であります。 目や唇 [...]
寝る前の読み聞かせの時間。 おなかがすいた おじいさん。 そろそろおむすび たべようか。 つつみをひろげた そのとたん、 おむすび ひとつ ころがって ころころ ころりん すっとんとん。 「ちょっとまて ち [...]
かぜのウイルスが「鼻」と「喉」に留まっている状態がかぜです。 この「喉」というのはお口をあーんとして見える喉ちんこ(咽頭)と、喉仏のところ(喉頭)とに大きく分けることができます。 かぜは「鼻」と「喉ちんこ(咽頭)」が主な [...]
今日の午後に、左下の親知らずの抜歯をしていただきました。 生えている向きがややこしかったことや血管がすぐ近くを走っていることから、大きい病院でということになり、歯科口腔外科での処置となりました。 昨夜は久しぶりの歯科治療 [...]
「学ぶ」という作業のほとんどは「真似る」ということだと思います。 漢字を学ぶ時は、最初は下書きをなぞって真似することから始まります。 私の大好きな将棋もまずは先人達の真似、すなわち決まった定跡を覚えてその通りに指すことか [...]
小児科外来という場所は他の科の外来とはずいぶん違う。 もちろんしんどい子ども達も多いのだけれど、例えば乳児健診の診察室には笑顔や笑い声が響いたりもする。 お母さん達が心穏やかでいられる場所ならば、子ども達も自然と笑ってい [...]
と書くと大げさですが、まさかのインフルエンザA型になってしまいました。 昨日、月曜日の診察終了当たりに関節痛とともに寒気とめまいが走り、嫌な予感。 悩んだ上で午後を休診にして休息を取って、しばらく時間をおいてから検査する [...]
例年新年の新学期からはやり始めることの多いインフルエンザですが、今シーズンは年末から本格的な流行に突入しました。 これにより確実に起きることが予想される事象の一つに救急外来の患者さんの爆発的な増加があります。 毎年年末年 [...]
しばらく前に家族でUSJに行った時のことであります。 長男と二人で小さい子向けの室内のジェットコースターに並んでいた時、真上をコースターが通り過ぎているので何とはなしにぼ-と眺めていてふと気づいたら、我々の前の組の親子が [...]
今日はとても大事な日。 今までの数か月のがんばりがいよいよ形になるかどうか、勝負の日と言ってもいいかもしれない。 プルプルプル。 仕事の始業のベルが鳴るや否や、無情にもポケットの中の携帯電話が震える。 分かり切っているけ [...]
がい骨のマスクで次男(2歳)のキッチン侵入を一旦食い止めた我が家。 また家の中に平和が戻ってきました。 こちらの言うこともだいぶ分かるようになってきて、パパやママにチューもしてくれるようになり、何だか精神的にも落ち着いて [...]
ノロウイルスによる胃腸炎が流行し始めています。 流行の最初は便の検査をしなければはっきりとは診断できませんが、一旦流行が始まると本格的な嘔吐・下痢症の大部分はノロウイルスが原因であると言われていますから、全てノロとして扱 [...]
医学部は5回生ぐらいになると、病院実習や国家試験に向けて、勉強会というのを始めます。 だいたい仲良し数人でグループを作り、定期的に集まって問題集を解いたりする訳です。 なんせ量が膨大ですので、みんなで分担して自分のところ [...]
どのような時に医者としての喜びを感じるかは、科によっても先生によっても様々だと思います。 淀川キリスト教病院の新生児科で勤務していた頃、たびたび救急車に乗ることがありました。 産院で生まれた赤ちゃんが想定外のトラブルを抱 [...]
咳・鼻水・熱と3拍子揃ったら、それはかぜ(ウイルス性)と言い切ってよいでしょう。 かぜを早く治すお薬は地球上に存在しません(例外はインフルエンザのかぜのみ)。 かぜをこじらせないために抗生剤を早めに内服することには、全く [...]
「夜、咳がひどいので咳止めテープも一緒に出しておいてください。」 とよく言われますが、実は咳止めテープというものは存在しません。 テープに含まれるのは咳止めの成分ではなく、気管支拡張薬という成分です。 喘息がある子どもは [...]
「子どもが全然勉強しないのですが、どうしたらよいですか?」 「本をもっと読んで欲しいのですが、うまい手はありますか?」 「食事の好き嫌いを治すいい方法はありますか?」 我が子に何かをさせたいと思った時、我々親はまず立ち止 [...]
子ども達は家の中のあらゆる物に興味津々で近づいていきます。 特にキッチンは火や刃物など危険がいっぱいで、ゲートできっちり侵入を阻止したい場所です。 明日2歳を迎える次男はパワフルに育っているのは喜ばしいのですが、とうとう [...]
6歳を目前に控えた年長の長男の自転車の特訓も大詰め。 私もだいぶこんがり焼けました。 家のすぐ近くの公園で練習しているのですが、家事の合間にちょこちょこ妻も顔を出します。 そのたびに、「うーんまだまだやな。」とか、「結局 [...]
その5でお話ししたように、皮膚のトラブルを抱えていないお子さんに離乳食開始前のアレルギー検査をすることにはあまりメリットはありません。(このようなご相談があった場合、当院でも検査自体施行していません) 「先生、離乳食始め [...]
今年の夏は雨とジメジメが印象に残りました。 そのおかげか、残暑の厳しさもそれほどで、朝などもう肌寒い日もあります。 冬はまだ先ですが、秋のうちにインフルエンザワクチンで備えをしておきましょう。 インフルエンザは、数百種類 [...]
アレルギーを考える時、あるかないかという二極的な捉え方をすると思考の迷路にはまりこむことがあります。 「アレルギー性鼻炎の人=鼻つまりや鼻水が出やすいデリケートな鼻の持ち主」と表現するならば、そのデリケートさは0~10ま [...]
こんな実験があります。 大人を10人教室に集めて、黒板におもむろにチョークで点を打ちます。 「さて、何に見えますか?」 と聞くと、みんなしばらく固まった後、「えーと、点ですか?」 誰に聞いても、「ただの点ですね。」 と答 [...]
毎週日曜日の朝はヒーロー物のテレビを食い入るように見る長男(5歳)。 去年の秋頃は、「仮面ライダーウィザード」さえあればご飯何杯でもいけちゃうぜ状態の奴。 神妙な顔をして、「パパにお願いがある。」と切り出されて、ちょっと [...]
タイトルの二つはよく日常生活でも混同されるものです。 「神社にお参りに行ってから宝くじを買ったら当たった!」 と言う時、「お参りに行った」というのと「宝くじが当たった」というのは、前後関係があるに過ぎず、因果関係がある訳 [...]
まとめです。 ①熱をがっつり下げる程の強力なクーリングは単独で行うと悪寒の原因となり有害である。 ②ほどほどにひんやりすることで本人が快適になるようなクーリングは有用である。 (おでこに貼る保冷剤は解熱効果は全くありませ [...]
設定温度40度、実際温度40度の状態になると一旦落ち着くとは言え、体温40度の状態が続くとさすがに体もへばってきます。 しんどい時は一時的に実際温度を下げる事も上手な選択肢となります。 実際温度を下げる手段はクーリングと [...]
今日は熱とのお付き合いの時に解熱剤とともによく話題にのぼるクーリング(体を冷やす処置)についてお話しいたします。 前述したように、小児科で使用される解熱剤は名前や剤形(内服や座薬)の違いはあれど全て同一の成分であり、極め [...]
長男にも最近5歳児なりのプライドが芽生えてきたようです。 朝、目覚ましが鳴ると、寝ぼけたまま私の背中に乗ってきて、おんぶ状態でトイレに一緒に行くというのが我が家の恒例です。 ところが、先日アラームを聞いた途端にむくっと起 [...]
先週、やや手狭だったキッズコーナーを拡張しました。 子ども達の待ち時間が少しでも快適になればうれしいのですが。
比較的よくあるお母さん方の疑問の一つに、耳掃除についてがあります。 耳垢は自然と外へ排出されることが多いため、原則耳掃除は不要です。 耳掃除で逆に耳垢を奥に押し込んでしまうこと、外耳道や鼓膜を傷つける危険性があることから [...]
大学のバレーボール部時代、後輩のマネージャーとして、はるちゃんという女の子が入ってくれました。 はるちゃんは大分出身で、今時都会では見つけられないような超が付くほど純粋な子でした(何かおっさんくさい表現だな)。 大阪に来 [...]
以前に「いった」と「おこなった」が同じ「行った」で、「つらい」と「からい」が同じ「辛い」でややこしい、ということを書きました。 もう一つ、漢字関連のことでずっと不思議に思っていることがあります。 豆腐と納豆。 「型に納め [...]
そのうち、そのうち、と思っていると予防接種は遅れがちになるものです。 予防接種はとにかく後回しにしないことが肝心です。 スタンプラリーのように、何歳までにここまで終わらせたらOKというものではありません。 深刻な病気は容 [...]
予防接種を受けるに当たり、二つの選択肢があります。 地道に一つづつ単独接種でいくか、一気に同時接種でいくか。 では、それぞれのメリットを見ていくこととしましょう。 ☆同時接種で進めていくメリット (1)接種した日から全て [...]
私のクリニックのマスコットキャラクターは、皆さんご存知のあのクマさんです。 メガネをかけて白衣を着たクマさん。 時々初めて来るお母さんから、「クマのようなひげもじゃの大男の先生か出てくるのかと思っていました。」と言われた [...]
次男(1歳4か月)のつむじは1つですが、長男(5歳)にはつむじが2つあります。 右回りと左回りのきれいな渦巻きが2つ。 日本毛髪科学協会が監修した小冊子「頭髪に関するQ&A100」(第一製薬)によると、 「日本人は、およ [...]
昨日は、監督の結婚式でした。 遡ること1年弱前、結婚の報告とともに、私に二次会の司会をよろしく頼むと言ってくれました. 結婚式での二人は本当に輝いていました。 純粋な奴だとは知っていましたが、感極まって男泣きをしているの [...]
次男(1歳4か月)はお風呂が大好き。 長男は幼稚園から帰宅後、すぐに妻とお風呂に入って早くに寝れる態勢を整えていますが、次男の方は夜、早目に家に帰れた日は私がお風呂に入れてあげてスキンシップを図っております。 自分の体を [...]
日々の診療をやっていますと、「小児科の先生は子育てにおいて悩みがなくてうらやましい。」と錯覚しているお母さん方が結構いらっしゃるように感じます。 そんな、ま・さ・か。 なぜ朝のくそ忙しい時に限って新しいアホ [...]
要点をまとめると以下のようになります。 ①インフルエンザかどうかに関わらず、治療薬を使っているかに関わらず、ぐったりしていたり、意識がおかしい場合、痙攣がある場合はすぐに受診しましょう。 ②解熱剤で様子をみれそうなぐらい [...]
次に、受診のタイミングについてのお話しをします。 「インフルエンザかも、と思ったらすぐに病院に行きましょう。」というCMを見たことがありますが、個人的には誤解を招きかねない内容と思います。 まず、熱が出てすぐに病院に来て [...]
いよいよインフルエンザが流行するシーズンとなりました。 親御さんも保育園や幼稚園、学校の先生方も神経を尖らせる季節です。 今日はインフルエンザの特徴や対処法をできるだけ分かりやすくお話ししようと思います。 インフルエンザ [...]
息子たちがお利口だったかはさておいて、昨年のクリスマスの朝、我が家にもサンタクロースがやってきてくれたようです。 朝、飛び起きた長男(5歳)は、弟の分とセットで置いてあるサンタさんからのプレゼントに大はしゃぎ。 文字通り [...]
私が小学校の頃、聖闘士星矢(セイントせいや)という漫画が男の子に大人気でした(お母さん方はあまり知らないかも)。 私も大好きで、兄達と一緒にアニメも毎週楽しみにしていました。 聖闘士星矢によると、人は誰しも「コスモ」と言 [...]
昨日、私の次兄の元で、3人目の赤ちゃんが元気に産声をあげました。 私の両親からすれば8人目の孫ということになります。 思い返せば、長男がオギャーと産声を上げた時、私はその場におりました。 淀川キリスト教病院 [...]
嘔吐・下痢の本人にとっては、ウイルスの種類が何であっても、対策が変わったり、薬が変わるわけではありません。 「かぜを知ろう」でお話ししたように、ウイルスを直接やっつける薬はありませんので、検査をしてノロやロタと分かっても [...]
②下痢のphaseの考え方 嘔吐・下痢に実際かかると、戦いの場が上から徐々に下にうつっていくのを実感できます。 嘔吐で出し切れなかったウイルスは、発症から数時間たって、ちょっとづつ動きを取り戻した腸の流れに乗って下へ下へ [...]
では対策をみていきましょう。 嘔吐があるかどうかで胃腸炎のしんどさは変わってきます。 この嘔吐のphaseをやり過ごすのが最初の関門です。 ①嘔吐のphaseの考え方 一旦嘔吐をした後、意外にすっきりして水分をほしがる子 [...]
嘔吐・下痢の子どもが増えてきました。 今日は「お腹の風邪」と呼ばれるウイルス性胃腸炎について説明したいと思います。 「お腹の風邪」すなわち「ウイルス性胃腸炎」の中には、ノロウイルスによるものもあれば、ロタウイルスによるも [...]
長男5歳「なあなあママ、明日のドラえもん見ていい?」 妻「金曜日やし、いいよ。(翌日が幼稚園休みなのでちょっと遅くなってもよいためドラえもんはOk)」 長男「やったー!ドラえもん明日スベシャルやねん。24時間スペシャル。 [...]
御存じの方も多いかと思いますが、私、テニスで右のアキレス腱をやってしまいました(断裂)。 あがったロブをバックステップを踏んでスマッシュしようとしたその時、バチンという大きな音とともに崩れ落ちてしまい、あえなく手術⇒ギブ [...]
最後に免疫とワクチンの関係についてお話しします。 今までの免疫の話を聞いていると、こんな疑問が沸いてきませんか? 感染症にかかると、それに対する免疫が高まるってことは、できるだけたくさん色々な感染症にかかった方が体が強く [...]
免疫はこのように様々な病気から私たちを守ってくれる有難い存在でありますが、実はアレルギーの原因になるのも何を隠そうこの免疫なのです。 土を耕し、川で魚を捕まえ、家畜を育てる生活をしていた頃の人間の免疫は、自然界の中に存在 [...]
風邪やワクチン、アレルギーを語る上で大切な「免疫」というものについて、大ざっぱにお話しをしてみたいと思います。 免疫とはすなわち、「病気から体を守る軍隊」であります。 オギャーと産声を上げた赤ちゃんの頃は、自分の軍隊はま [...]
1年前の今日、くぼこどもクリニックはこの場所でスタートを切りました。 目の前にいる子が自分の息子であったら、娘であったらどうするか。 ただその一点、それだけに重きを置いて考えることが小児科医に与えられた使命であると信じて [...]
大学時代はとにかく時間があるというのが強み。 暇に任せてしょーもないことも色々しました。 以前にこのブログにも登場した監督とよく自転車でどこを目指すともなく繰り出していたのですが、ある時けたたましいサイレンとともに消防車 [...]
大阪市立総合医療センター小児感染症科時代に、うちの科に勉強に来ていた、とある研修医の男の子のことをふと思い出しました。 医者になって間もないはずなのに、やけに小さい子の扱いに慣れていて、赤ちゃんの抱っこや、入院中の子にミ [...]
その家でだけ通用する独特の言い回し、というのがあるものです。 妻の家ではがんばって何かをする時の表現に「えっさえっさ」という言葉を使います。 「今日もえっさえっさ離乳食作ったわー。」 結婚当初は変なカンジと思っていたのに [...]
「先生、昨日ね、火曜サスペンス劇場やったんですよ。」 まだ小児科医になって間もない頃、あるお母さんからこんな話がありました。 「え、昨日は水曜日やったんとちゃいましたか?」と返すと、 「ちゃいます、ちゃいます。この子よく [...]
年中さんの長男は幼稚園に通っているため、長い長い夏休みを満喫中。 春休みに続き、今回の休みもそれぞれの両親のところにお世話になっております。 長男が家にいる間はセミやバッタを捕まえに行ったり、プールに行ったり、一日一日を [...]
ちゃんさんのことを書いていてもう一つ思い出したことがあります。 とても真面目で、練習にも真剣に取り組むちゃんさん。 ある日の練習で、どうも動きが悪い。 ダッシュにも勢いがない。 いつもできているプレーもできない。 折しも [...]
私は大学時代、バレーボール部で汗を流しました。 3回生の時に、新入生として入ってきた子が今回の主役で、私達先輩は彼のことを「細川ちゃん」と呼んでかわいがっておりました。 そんなかわいらしい新入生だった細川ちゃんもあっと言 [...]
休日朝の公園には修造がいっぱい。 「絶対できる!!」 「今どうして無理と思った?!!」 「はいできた!はい、今ひとりでできた!」 コマなし自転車の練習をするちびっこ達の横で熱血指導のパパ達。 うちの長男(4歳半)はまだコ [...]
私は3人男ばかりの末っ子ですが、うちだけでなく、母の代では親戚中、男の子が大豊作でした。 母方の祖父母にとって、私は10番目の孫であり、10番目の男の子というなかなかの暑苦しさです。 さらに私の後に生まれた、母の妹の子供 [...]
医者を目指す子供たちへ。 見えること。 聞こえること。 歩けること。 息ができること。 医者になる第一歩はこんな当たり前のことが、当たり前でない人たちがいるのを知るということ。 一番大切なのは、患者さんを診たときに、自分 [...]
激しくずり回るようになった次男(8か月)への対策に追われる今日この頃。 生後早期に、長男のおもちゃで口に入る大きさのものは全て回収スミ。(トイレットベーパーの芯を通る大きさのおもちゃが目安) 最近はコード類に興味を示し始 [...]
急病センターなどでよく聞く流れ。 「おとといから熱が出て、昨日一回行きつけの小児科にかかったのですが…」 お母さん、そこは「かかりつけの小児科」でお願いします(笑)。 ひょっとしたらこれで合っているのかもとも思うのですが [...]
ずいぶん暑くなってきました。 今日妻から聞いた話。 ようやく朝のお着替えも全部自分でできるようになった長男。 朝の修羅場感も徐々にましになってきているようです。 今朝もスムースに幼稚園へと旅立って行った模様。 さて家事で [...]
長男(4歳)と最近よくやるゲーム。 「次の3つのうち仲間外れはどれでしょう?ダンプカー、船、トラック」 「船!他の二つは働く車やから!」 「正解!」 外でのご飯の時など、これをやると静かに時間がつぶせます。 「鳥、アリ、 [...]
気が付けば3回目の登場のあも先生です。 あも先生はとにかく多忙です。 自分の担当の患者さんはもちろんのこと、他の科の先生に一度だけ相談を受けただけという患者さんのところへも、頻繁に足を運ぶため、優に人の倍くらいの仕事を抱 [...]
男3兄弟の末っ子であり、10番目の男の孫であった私のところには、みなさんの想像通り無数のお古が集まってきました。 服も自転車も何もかも。 小さい頃の写真を見ていると、年子だった兄二人はそれぞれの服を買ってもらっていて、お [...]
コミュニケーションの手段にはいろいろなものがありますが、やはり顔を突き合わせて話す、というのに勝るものはないんだな、と実感した体験があります。 勤務医の頃、当直中の空いた時間に長男に電話をするのが恒例だったのですが、まだ [...]
字の汚い私にとって、電子カルテは力強い味方です。 1年前に自分で書いた字が読めない、なんて心配もないわけで。 割とキーボードを叩くスピードが早いので、書くよりも楽で早いです。 時々ちびっこ達に「先生、めっちゃ早いな!」と [...]
私の母は数学の教師をやっておりました。 教えるのが好きなようで、私のいとこなんかもよく教えてもらっていたようです。 しかし、思い返すと、私は一度たりとも母に数学を教えてもらったことがありません。 おそらく兄達も。 意外と [...]
小学校の頃、どこどこに「いった」という「行った」と、卒業式を「おこなった」という「行った」の送り仮名が同じことを知り、「なんてこったい!見分けがつかないじゃないか!!」と言い知れぬ不安を覚えたのは遠い昔。 心配は杞憂に終 [...]
春休み中の長男(4歳)は、妻の実家に5日間、その後、私の実家に1週間お泊りに行っておりました。 久々にやってきたゆったりとした時間。 次男の授乳で慢性睡眠不足の妻もたっぷりと昼寝を楽しめたようです。 私の実家では一つ年上 [...]
大学時代、バレーボール部に入っていたのですが、とても怖いキャプテンがいた時代があります。 私は神戸市の岡本の実家から、吹田の大阪大学まで通っていたため、約1時間半の通学時間。 試合も差し迫ったある日曜日、携帯電話の着信で [...]
現在5か月の次男がいるため極力家の中に引きこもっている妻ですが、ささーと行く買い物先でもらってしまったのか、3日ほど前に急激な発熱でインフルエンザを発症、完全にダウンしてしまいました。 よっぽどインフルエンザウイルスに愛 [...]
以前に書いた私の敬愛する「あも先生」ですが、様々なエピソードがあります。 私が市立池田病院の研修医の時に、あも先生が今まで指導した下級医で近くの病院にいる先生を一度大集合させて飲み会してみよう!と声高らかに突然叫ばれまし [...]
大真面目に大ボケをかます愛くるしいわが子を見るのは、子育ての醍醐味のひとつです。 4歳の長男はそんじょそこらの芸人さんより笑わせてくれます。 最近、おいしいものを食べると、「うん!これは本物の味やわ。」と大人顔負けのセリ [...]
一方で、解熱剤のマイナス面として、出るべき熱を下げるので、病気が長引くのでは?との疑問が沸いてきます。 色々な病気で、解熱剤を積極的に使ったグループは、解熱剤を使わなかったグループより少しだけ熱の期間が長引く、との研究結 [...]
子どもは休みの日や夜に限ってよく熱を出すものです。 「解熱剤はできるだけ使ってはいけない!」という噂も聞いたことがあるし、何だか怖いもののように思っている親御さんもいるのではないかと思います。 このような誤解の一因として [...]
私の血液型は、大学6回生の春(23歳)を境に、O型からA型へと変貌を遂げました。 父はO型、二人の兄もO型で、「あんたもO型やで」と母に言われ、毎朝のテレビの血液型占いでもO型の順位を一喜一憂しながら見ていたそれまでの人 [...]
父はそこそこの読書家だと思います。 小さい頃はよく父の横でコロンと寝転がって一緒に本を読んでいました。 決してたくさんの本を読んでいた訳ではありません。 「大どろぼう ホッツェンプロッツ」という本を来る日も来る日も、何度 [...]
散々言われていることかとも思いますが。 自販機のジュースの値段て、昔は100円でしたよね。 消費税が3%で始まった時になぜか110円となり、この時点でも十分に「ん??」なんですが、さらに5%に上がった時には120円に。 [...]
どこの家庭でも、おそらく朝は戦場と化しているでしょう。 限られた時間の中で、特にお母さん方は走り回っておられることと思います。 私も朝ごはんと着替えを終えて、さ~てゆっくりトイレへ行くか、なんてことができたのは1年前まで [...]
私の妻の一族の地元である貝塚。 妻の父は水間の椿原歯科の院長であり、妻の祖母もまだ健在で馬場の方で親戚たちと一緒に元気に暮らしています。 妻の祖父も昔、貝塚の開業医でしたが若くして亡くなったため、孫娘の旦那である私が貝塚 [...]
抗生剤をしっかり飲む必要がある感染症の代表格に溶連菌があります。 喉にくっつくありふれた細菌で、咳・鼻水はないのにその割に喉の強い痛みが目立つのが特徴です。 典型的な場合は喉を診ると炎が立ち上っているような強烈な赤さがあ [...]
新年早々、我が家で事件が起こってしまいました。 洗濯終了のピーピー音が鳴って、洗濯機のふたを開けた妻が絶叫!! 多数の紙くずまみれになった洗濯物たち。 そう、世の中のお母さんたちが一度は経験する紙おむつごと洗濯機に放り込 [...]
明けましておめでとうございます。 開業してから、あっっ という間に3か月がたちました。 よりよいクリニックを目指して今年もがんばっていきます!
我が家の次男も無事に生後2か月を超え、昨日、予防接種デビューしました。 私が自分の息子に行う予防接種のスケジュールは当然私が考える理想のものですが、みなさんの参考になればと思いここに記します。 まず、生後2か月を超えたら [...]
「予防接種の副作用が恐いので受けません」 「その予防接種は安全ですか?」 など、お母さんとしては当然とも言える不安や疑問、持たれたことはないですか? 「予防接種を受ける」、というのは「飛行機に乗る」というのに近いイメージ [...]
研修医の時に先輩医師から言われた言葉があります。 「お金をもらって、ありがとうと言ってもらえる職業はそれほど多くない。」 とても考えさせられる言葉でした。 医者はとにかく体力勝負。 夜診、当直、休日出勤。 特に勤務医はほ [...]
スポーツ全般が好きな私はウィンタースポーツとしてスキーも楽しみます。 大学の頃も少なくとも年に1回はスキー旅行に行っておりました。 スキー部の合宿にも飛び入りで参加させてもらったこともあります。 研修医の時に金曜日の仕事 [...]
私の父はもう喜寿を迎えましたが、非常に元気です。 神戸は岡本で母と二人で悠々と引退生活を満喫しています。 背筋がぴんと伸びて、どこへ行くのも歩いてスタスタ。 うちの実家は両親の方針で、車がなかったこともあり、大変な健脚家 [...]
以上が、赤ちゃん~3,4歳くらいまでのこどものかぜのイメージです。 4,5歳になってくると、いろいろな風邪の免疫ができてきて、かぜの時の鼻水の量が減ってくること、鼻がかめるようになることなどから、鼻水に押し負けるようなこ [...]
かぜは自分の力で治るものとは言いながら、大量にウイルスを含んだ鼻水に徐々に押されていき、いよいよ奥へと侵入を許してしまう場合もあります。 喉の奥へ侵入を許せば気管支炎や肺炎へ、鼻の奥に侵入すれば副鼻腔炎(蓄膿)へ、耳の奥 [...]
そんな無数にあるかぜのウイルスのひとつに「RSウイルス」があります。 珍しいウイルスでもなんでもなく、冬場にはその辺に大きい子や大人も含めてたくさんのRSウイルスのかぜがいます。 何回かかかっていくうちに症状が軽くなり、 [...]
小児科外来で最も多いかぜ。 たかがかぜ、されどかぜ。 この「かぜ」を知ろうのコーナーでは、あまり厳密な話や、まれな話は横においておいて、みなさんにぽわーんと何となくのイメージをつかんでもらうことを目標に書きたいと思います [...]
10月6日、開業して本当に間もないこの日に我が家に新しい家族がやってきました。 初めてのお休み初日に生まれてきた親孝行な次男。 4年ぶりの小さな新生児に妻も最初は壊れ物を触るような扱いでしたが、みるみる母乳でムチムチba [...]
動物界において、オスというのは子育てには必須でないと言われることがあります。 人間の場合はどうなんだろう、と考えてみると、確かに2歳になるぐらいまでは長男から何かを求められたことはないような。 おっぱい飲んだり、甘えたり [...]
3人兄弟の末っ子で育ったため、小さい頃から遊び相手に困ったことはありませんでした。 まだ幼稚園ぐらいの頃、3人でふざけて、確かふとんを積み上げて山のようにして遊んでいたのですが、調子に乗って部屋の電気を割ってしまいました [...]
淀川キリスト教病院の小児科にはテニスを楽しむドクターが多くて、毎年淡路島に一泊二日のテニス合宿がありました。 私は中学・高校とクラブでやっていたのですが、腕前はイマイチ。 それでも淀キリ時代は暇をみつけてスクールにも通っ [...]
「お金をかけるのではなく、時間をかけてあげる。手をかけるのではなく、目をかけてあげる。」 長男が生まれた時、私の父からもらったとても好きな言葉です。 短いけれど、子育ての大事なものを教えてくれる言葉です。 私は、まだまだ [...]
私は強度の近視でして、メガネがないと日常生活もほぼ不可能。 目の悪い方なら分かってもらえると思うのですが、夜に酔っぱらったりしていて、いつもと違うところにメガネを置くと、朝見つけるのに大変苦労をします。 「メガネを探すの [...]
医者になってからたくさんの先生方に指導をいただきましたが、そんな中で私が最も敬愛するのが、「あも先生」という先生です。 あも先生は、ナイスマダムに差し掛かるお年で、すでに超えらい先生。 本当は天羽先生なのですが、私はいつ [...]
最近の100円ショップはすごいです。 これが100円!と驚いてしまうような商品が満載です。 本当に儲けがあるの?と心配になるくらいです。 クリニックの立ち上げに際して、文房具などはずいぶん百円ショップにお世話になったもの [...]
長男はもうすぐ4歳。 だいぶましになったとはいえまだまだ滑舌が悪く、上手に発音できないのに一生懸命しゃべっているのがかわいくて仕方ありません。 新幹線は「いんかんえん」、トウモロコシは「もうもろこひ」。 仮面ライダーのウ [...]
小児科医は、いくら咳・鼻水がひどくて受診しても、胸の音がきれいで元気なら「とりあえず心配ない」、とお母さん達に言い放ちがちです。 実際に子育てをしてみれば、いくら心配なくてもこんなに毎晩せき込んで吐いているのに、どーした [...]
私は中・高時代は硬式テニスを、大学時代はバレーボールをやっていました。 テニスも楽しかったのですが、チーム競技がやってみたくなり、大学からバレーボールを始めました。 これが楽しくて楽しくて。 オリンピックの記憶もまだ新し [...]
今日ふとどうでもいいことを考えた。 なぜいつもタンスの角にぶつけてしまうのは足の小指だけなのか。 お隣にいる薬指だって、こんだけ近けりゃもうちょっと一緒に被害を受けてもよさそうなのに。 たまたま人間が5本指だったせいで一 [...]
私は小児科医として理想の地域を作ることを夢見て、開業しました。 その目指すところは、「かしこいお父さん、お母さん」を増やすということです。 ①予防接種率の向上。目指せ100%。 病院に来るのが予防接種だけ、という時代が来 [...]
私の大阪大学医学部時代の友人に、あだ名が「監督」という子がいます。 実は小学校も一緒だったのですが、その頃は全く接点がなく、大学に入ってから親しくなりました。 初めて会う人は必ず、「何で監督っていうの?」と聞いてきます( [...]
私は将棋が結構好きでして、実家にいた頃は毎日のように父と指していました。 というか父以外とほとんど指したことないので、実はかなり弱いと思います。 今でも日曜日朝のNHK将棋よく見ています。 詰将棋が最も好きで、解けた時の [...]
私は3人兄弟の末っ子です。 一番上の兄とは6歳、真ん中の兄とも4歳離れていて、小さい頃、自分としては対等にけんかなんかもしていたつもりでしたが、今思い返すと相当大人の対応をしてもらっていたんだろうなあ、と思います。 うち [...]
せっかく素敵なホームページができたので、ブログを始めてみようと思い立ちました。 さらさらっと読み流せるような肩のこらない内容で。 子供の頃の思い出や、子育てでの悩み、ふと頭をよぎったどうでもいいことも。 では、お暇な方、 [...]