五十肩になる前に早めの治療をおすすめします

最近は「四十肩」といわれることもありますが、病名が若返るのはありがたくない話ですよね。当院HPの診療案内にも掲載していますが、五十肩にはその発症前に原因があります。最も多いものが、腱板といわれる「筋肉のすじ」が、周囲の骨や靱帯、他のすじと擦れて起こる「インピンジメント(衝突・ひっかかりの意味)症候群」です。

実は院長自身も、今年の2月頃から、背中に手を回したり、車の運転席から後席に置いた鞄をとろうと、後ろに手を回すと「あ痛!」という、肩というより右上腕周囲の痛みが気になっておりました。ストレッチなどで様子を見ていたのですが、最近明らかに右肩の可動域が、左肩に比べて、手を上げても上腕が耳につきにくくなってしまいました。先日、恥ずかしながら患者さんにいつも施行している「肩峰下滑液包ブロック注射」という、腱板の炎症を抑える注射を受けました。

すると、右肩の運動痛がすっきりとれましたので、いつものストレッチ体操が左と同じ可動域で行えるので、現在ほぼ完治しております。私などは本格的なスポーツは何もしていませんが、そのような人の肩にも「インピンジメント症候群」はいつでも起こるのです。放置しますと、肩関節全体に炎症が広がってしまい、拘縮肩(関節の柔らかい組織が堅くなり、固まってしまう)に陥ります。その最終駅が「五十肩」なのです。みなさんには是非早めの治療をおすすめします。