月別アーカイブ: 2013年2月

関節リウマチに対する新しい生物学的製剤「シムジア」

関節リウマチの病的な細胞表面分子に直接結合して作用を発揮する「生物学的製剤」には現在6種類の薬がありますが、ここに新しい仲間が加わります。先日、厚労省から承認がおり3月から保険適応の治療として当院でも使用できるようになる予定の「シムジア」です。

この薬の特徴は、エンブレル、ヒュミラ、シンポニと同じく皮下注射であること。また当初は2週間に1回の注射ですが、効果が安定すれば1ヶ月に1回で良いこと。自宅に持ち帰っての自己注射が可能であることです。さらにこの薬の治験に参加し多くの患者様に継続使用されている先生のお話では、注射を開始してから効果が発現するまでの期間が皮下注射薬の中では比較的早いようです。

以前にもお話ししているように、「最新」=「最善」では決してありません。しかし、今までの生物学的製剤で効果が不十分であったり、効果が減弱してきた患者様には新しい選択肢の一つとして価値があります。私たちリウマチ専門医は、各々の患者様にできるだけ早期に最善の治療方法を提案し実行することが重要であると考えています。現在の治療に不安や疑問があればどうぞお気軽にご相談ください。現在もリウマチ治療は日々進歩しています。

 


世界保健機関WHOが提案する 「将来あなたが骨折する確率」 の計算方法 -FRAX- とは?

骨そしょう症が進行すると、骨折の危険性が高まります。特に、せぼね(脊椎)や股関節(大腿骨頸部)は軽くしりもちをついたりしただけで骨折することもあり、入院や手術が必要になるのでご本人はもちろん、ご家族への負担もきわめて大きい社会的問題になっています。

WHOは世界各国の骨そしょう症に対応した「これからの10年に何%の確率で骨折が発生するのか?」を統計学的に計算する方法を以下のウェブサイトで公表しています。クリックするとジャンプします。

http://www.shef.ac.uk/FRAX/tool.aspx?country=3

ここでは以下の情報の入力が必要です。

・年齢 性別

・体重 身長

・自分と両親の骨折歴の有無

・喫煙の有無

・ステロイド使用の有無

・関節リウマチの有無

・Ⅰ型糖尿病、甲状腺機能障害などの骨そしょう症を悪化させる病気の有無

・アルコール摂取(ビールで1日グラス3杯以上)の有無

そして、最も重要なのが

・大腿骨頸部の骨密度の実測値(g/cm2) を入力します。

骨密度測定装置(デキサ法)のメーカーを選択することになっていますが、当院で検査を受けられた患者様は「GE社のLunar-Prodigy」ですので一番上の項目を選択してください。

この計算値が「15%以上」の場合は、現在の骨密度がYAM(若年成人平均値)70%以上であっても、すぐにお薬での治療を開始することが、平成23年での「骨そしょう症の予防と治療ガイドライン」で勧められています。

たばこやお酒が骨そしょう症を悪化させることは意外とご存じなかった方も多いのではないでしょうか?いずれにしても正確な早期診断による骨折予防が重要なことには変わりありません。

当院では引き続き、骨折予防に役立つ骨そしょう症対策を皆様とともに進めて参ります。

 


クリニック外壁のデザイン画はいかがでしょうか?

外壁意匠案2.jpg

当院の外壁デザインのお話です。当初の提案はイメージカラーの緑に白文字のみのこんなデザインだったのですが・・・・・・

 

外観2_edited-1.jpg

子供が「四つ葉のクローバーをちりばめた方がかわいい!」と、上に落書きし、一番右上のクローバーにはてんとう虫まで書いてしまいました。

最初にデザイン画を見たときには少し驚きましたが、実際に外壁にプリントしてみると女性患者様の多い私のクリニックでは結構好評です。