月別アーカイブ: 2015年2月

堺市内でリウマチ研究会の司会を担当しました。

昨日2月26日は、堺市内で大阪大学整形外科准教授の冨田哲也先生と、大阪労災病院リウマチ科部長の南平昭豪先生にお越しいただき、私が講演会の座長を担当しました。
当院でも40人以上の患者様が使用されている生物学的製剤シンポニですが、基幹病院で臨床使用経験が豊富なお二人のご講演内容は大変参考になり、また共感できる点も多く勉強になりました。私事ながら、冨田哲也先生は私が阪大大学院生時代から助教勤務時代まで直接ご指導いただいている先輩で、今もお変わりなく精力的に活躍される姿を見て私自身も励まされる思いでした。
また市立堺病院免疫内科部長の片田圭宣先生、大阪大学免疫アレルギー内科助教の平野亨先生にも久々にお会いすることができました。このように同じ専門分野の医師が意見交換の場を持つことは日常診療での貴重な新しい知識やヒントを得る機会として大切なので、私は積極的に参加するようにしています。
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関節リウマチを含む自己免疫疾患の患者様とのアートプロジェクト

関節リウマチは、骨や関節の破壊が進行する自己免疫疾患です。1999年以降メトトレキサート(MTX)、その後2003年からは生物学製剤が日本でも保険適応になり、早期診断・早期治療開始で関節機能の障害が進行する患者様は少なくなっています。しかし20年、30年以上前に発症され、関節リウマチと闘いながら1999年を迎えた患者様の中には、関節手術を受けた後にも機能障害で日常生活の制限に苦労されている患者様が多いことも事実です。
 私が小学生の頃、昭和50年にアニメ「フランダースの犬」が放映されていました。悲劇の結末ですが、ネロ少年が最後まで一目見たいと憧れていた、ベルギーのアントウェルペン聖母マリア大聖堂にある祭壇画はルーベンスの作品です。ルーベンスは1577年生まれ、外交官でもありながら素晴らしい画家としての才能を持ち合わせた人物でしたが、関節リウマチを患っていました。その作品にはリウマチに特徴的な手指の変形を持った人物がしばしば登場します。当時はアスピリン(1899年)やステロイド(1948年)も無い時代でしたから関節の機能障害も進行が早かったものと想像されます。その中であれだけの大作を手がけていたのですから、その才能以上に気力の凄さに恐れ入ります。
 さて先月から5月末まで、生物学製剤ヒュミラを国内販売しているアッヴィ社とエーザイ社が共同で、関節リウマチを含む「自己免疫疾患の患者様を対象としたアートプロジェクト」を実施しています。ご興味のある方は一度確認してみてください。
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