Successful giver

森田内科・胃腸内科のミッション
地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身
高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。
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新年あけましておめでとうございます。当院の昨年は充実したとても良い年でした。職員の皆様とそのチームワークに心から感謝致します。そして今年もチーム全員が、仕事もプライベートもより一層充実した有意義な一年になるように頑張っていきたいと考えております。本年も何卒宜しくお願いします。
  前回、アメリカの心理学者、アダム・グラントの著書「Give and Take」を紹介しました。その内容を簡単に復習すると、組織内の人間は、受け取るより多くを与える人:Giver、与えるより多くを受け取ろうとする人:Taker、受け取れる分だけを与える人:Matcherの3種類に分類されます。このGiver、Taker、Matcherについて、どのグループが一番成功するのかを比較、検討したところ、1番成功するのはGiver、2番がMacher、3番がTaker、そしてなんと、4番目が再度Giverとなったそうです。つまり、Giverは大成功するか、大失敗するかの両極端に分かれるという内容でした。成功するGiverと失敗するGiverの違いを詳しく知りたくて「Give and Take」を詳しく読んでみましました。
  「失敗するGiver」とは、自分のことはそっちのけで無制限に与えてしまう人、いわゆる“お人好しのおせっかい屋さん”です。これでは自分の仕事をする時間が持てず、成果が上がるはずがありません。一方、「成功するGiver」とは、与えることにより自分も含めた全員の取り分を増やすきっかけを創れる人です。例えば、不便な予約システムを改良するためにすすんで自分の時間をチームに提供するとします。そして、その改良された予約システムを使うことにより、自分も含めたチームの生産性が向上し、その結果収益が増えます。増えた収益がチームに還元されることにより、自分も含めたチーム全員の取り分が増えることになります。つまり、チームにWinを与え、その結果自分だけではなく,仲間にもWinを得る事ができる人、これが成功するGiverです。そんな難しいことは出来ないという人には、もう一つの成功するGiverになって下さい。それは“上手に縁の下の力持ちができる人”です。チームでは華々しく活躍する人よりも、実は陰でその活躍を支える人の方が重要です。支えてばかりでは失敗するGiverになってしまいますので、目安は週2時間です。“縁の下の力持ち”になって下さい。このGiveにより、①自然とチームからのRespect(尊敬)が集まり、②他者貢献により自己肯定感が上がります。この2つの作用がGiverを成功に導くとされています。今年はチーム全員が成功するGiverになって、仕事もプライベートも昨年以上の良い年にしていきましょう!

Become civer

森田内科・胃腸内科のミッション
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(今回は隣接する森田内科のブログです。)
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 あと数日でクリスマス。街が一年で一番きらめく時ですが、森田内科では大変なことが起こりました。発熱のため、職員さん3人が同時に職場を離脱しなければならなくなり、あと一人でも病欠が出れば一時的な閉院をせざるを得ない厳しい状況となってしまいました。しかしながら、残された事務員さん、看護師さんが自発的にリーダーシップをとって話し合い、見事にこの難局を乗り越えることができました。中には風邪症状がありながらも、インフル、コロナの陰性を確認しながら出勤してくれた職員さんもいました。
難しい状況に対して、どのように自らの責任を果たすのか、まさにその人のresponsibility(反応する能力=責任)が試される時だと思います。十二分なresponsibilityを発揮する方もいれば、残念ながらその逆の方もいると思います。これは各個人の能力と価値観の違いによるものであり、差が生じることは仕方のないことです。この問題に対し、私達はどう対処すれば良いのでしょうか?これに対してアメリカの心理学者、アダム・グラントはその著書「Give and Take」の中で、明確な答えを示しています。その本の内容はこうです。組織内の人間は、受け取るより多くを与える人:Giver、与えるより多くを受け取ろうとする人:Taker、受け取れる分だけを与える人:Matcherの3種類に分類できるそうです。このGiver、Taker、Matcherを比較して、どのグループが一番成功するのかを比較、検討したところ、1番成功するのはGiverで他のグループより平均1.5倍年収が高いというデータがあります。「受けるよりは与える方が幸いである」、「与えよ、さらば与えられん」といった聖書の言葉は真実であることが科学的にも証明されたといます。つまり、責任感のある人は存分にその責任を果たせば、心配しなくてむ、必ずその行動は結果としてついてくるのです。あなたも成功して幸福なGiverになってみませんか?

Professional

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:Professional

まもなく忘年会です! 美味しい料理とお酒を堪能しながら、この1年の頑張りや苦労、来年への抱負を語り合う、そんな素敵な時間を過ごせたらと、今から楽しみにしています。少し気の早い話になりますが、森田内科にとって今年も順風満帆な良い年になりました。今年は「7つの習慣」にある、第6の習慣:「相乗効果(シナジー)を発揮する」の実践を目標に、年初から取り組んできました。そして、職員同士はもちろん、患者さんともシナジーをつくることのできるクリニックにしようと、毎月のカンファレンスで話し合ってきました。その取り組みが実ったのか、開院から13年という月日によるものかは定かではありませんが、患者さん、医師、看護師さん、事務員さん、この4つのパートが上手く調和して、忙しさや厳しさの中にも、やさしさ・楽しさ・おもいやりのある、“理想の職場環境が出来上がりつつあるような雰囲気”を少しではありますが。確実に感じることができました。”理想の職場”という言葉は使いやすく、聞こえもいいですが、役職や立場によって、それぞれの”理想”は異なります。お互いの”理想”を実現するためには、まず相手への理解に努め、相手の立場に立って考えられるレベルの高い人間性が必要です。森田内科の職員全員が、”相手への理解に努め、相手の立場で考える”ことができた時、雰囲気を感じるだけではなく、本当に理想の職場に生まれ変わることが出来るのだと思います。それまで油断せず、頑張り続けましょう!


妙!

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 「人生は選択の連続である」。これはシェイクスピアが言ったとされる名言の一つですが、「過去の選択の結果が今の自分であり、現在の選択の結果が未来の自分を決める」、これは誰もが理解できる自明の理です。つまり、幸福になろうと思えば、正しい選択を続ければいいわけです。では、私達人間は1日にどれ程の決断をしているのでしょうか? 様々な報告がありますが、食事の内容、衣服から話し方など、私達人間は細かいことも含めると、実に1日約3万回の選択をしていると言われています。入ってくる情報を整理して、比較検討を行い、決断を下すというプロセスを1日3万回も行っているのです。このため、朝から時間が経つにつれ、“決断疲れ”を来たし、次第に衝動的な決断を行うことが多くなりパフォーマンスが低下することが知られています。ではこの“決断疲れ”を回避し、パフォーマンスを維持するためにはどうすればよいのでしょうか?
  最も効果的な方法はルールを作り、習慣化することによって選択・決断の回数を減らすことだとされています。例えば、朝はパンと牛乳、金曜日のランチはカレーなどと決めておくとメニューで悩む回数が減ります。また、極端な話ですが、アップルの創始者スティーブ・ジョブズ、フェイスブックの創始者マイク・ザッカーバーグなどがいつも同じような服装をしているのは、服装を選択する機会を無くすためだといわれています。この方法は組織についても有効で、共通のミッションという価値観を持ち、カンファレンスで話し合い、仕事をルール化することによって、仕事を効率良く安全に行うことが出来る様になります。ところが組織の場合、小回りが利かないため、ルールに縛られすぎては、個々の問題への対応が上手くいかない場合が起こります。
 「運用の妙は一心に存す」という故事成語があります。その意味は、規則は必要不可欠なものですが、ただそれを守るだけでは、あまり役に立たない。規則が上手くその役割と機能を発揮するかどうかは、それを活用する人の臨機応変の心一つにあるということです。規則の本質はミッションを効率よく安全に遂行することにあります。そのことを忘れずにルール守り、ルールが上手くかみ合わない事例にはそのルールの本質を理解して、ミッションに立ち返り、”例外”に対して正しく臨機応変にルールを活用していきましょう!

Sun Tzu

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9月、秋です。秋と言えば、食欲の秋、スポーツの秋も良いですが、やはり秋と言えば何といっても「読書の秋」ではないでしょうか?先日、英会話のレッスンの際、先生と読書の話題になり、印象に残った東洋の書籍について尋ねたところ、「Sun Tzu’s The art of War(孫子の兵法)」という答えが返ってきました。「戦いとその方法」について、本質をみごとに書き記した「孫子の兵法」は軍事関係者だけではなく、ビルゲイツや孫正義といった超一流のビジネスマンも座右の書としていることでも知られ、世に出てから2500年以上を経てもなおその輝きを失っていません。久しぶりに通読してみて、新たに感銘をうけたいくつかの文章を紹介したいと思います。
① 戦って勝つのは下策。戦わずに勝つのが最上。
② 勝兵は先ず勝ちてしかる後に戦い、敗兵は先ず戦いてしかる後に勝を求む
勝つ軍はまず(開戦前に)勝利を得から戦争をする。敗軍はまず戦争を始めたあとで勝利を求める。つまり戦略の本質は、「実際の戦いの前に」勝てる状況を作っておくこと、周到な事前準備をした上で必勝を確信した後に実際の戦いを始めることが重要。
③ 善く戦う者は、人を致して人に致されず
戦い上手な者は、自分が主導権を握り、相手を翻弄し相手に翻弄されることがない。
④ 善く戦う者は勝ち易(やす)きに勝つ者なり。故に善く戦う者は勝つや、智名なし、勇攻なし。
名将は勝てる状況で戦い勝つ。だから勝っても、その名を知られる事はないし、賞賛もされない。
孫子に出会った高校生の頃は、「先んずれば人を制す」や「彼を知り己を知れば百戦危うからず」といったストレートな名フレーズに心を奪われましたが、今回は孫子の「戦わない姿勢」、「戦う準備と状況判断」といった「負けない哲学」にその本質を見い出せた気がしました。
孫子から学んだことを活かして、繁忙期を前に、どんなに忙しくて、厳しい状況でも無理なく冷静にそして安全に100%の力が発揮できるようなチーム創りをしていきたいと思います。


お手本

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→:お手本
  暑さ寒さも彼岸まで。夏も終わりを迎え、我々にとっては秋~冬の備えをすべき大切な時期にさしかかっています。お休み気分を一新して頑張っていきたいものです。
  ところで、音楽をしている方にしかわからないと思いますが、「耳コピ」ってご存知ですか?楽譜を使わずに、音源を耳で聞くだけでその音楽を演奏することを「耳コピ」といいます。簡単なロックやポップスであれば、ある程度経験を積めば、あとはやる気と根気さえあれば誰でもできる様になります。ところがジャズなど、複雑な音楽になると譜面が無く音源だけで音をとるのは至難の業になります。
  私事で恐縮ですが、約10年間“いわゆるオヤジバンド”でギターを弾いてきました。素人の集まりですが、そのバンドでジャズを始めることになりました。渡されたジャズの曲を約1カ月間、必死に「耳コピ」してみました。ギターを片手に繰り返し何度も曲を聞きましたが、上手く音がとれず、指導者が必要と悟りました。幸い、「2019年ギブソンジャズギターコンテスト」の優勝者が音楽活動の傍らギター教室を開いていることを知り、レッスンを受けることにしました。レッスンを受けてまず分かったことは、これまで自分がやってきた、ギター片手にコピーしたい曲を繰り返し聞く従来の方法では、複雑な曲のコピーは極めて困難であること、詳述は省きますが、曲のキーやコード進行など、音楽理論をベースにする必要があることを教わりました。そして、その方法を実践した結果、比較的容易に曲がコピーできたことに驚きました。
  正しい方法を学び、それを実践しなければ、いくら努力をしても期待した結果は得られないということ、指導者の大切さを再認識させられました。しかしながら、職場では50歳近くになると指導者がいないか、むしろ自らが指導者であることの方が多くなります。そうすると、気がつかないうちに古い非効率なやり方で仕事をしている可能性が出てきます。当院でも自分が指導的な立場にいると考えている方々は、今一度自分の仕事を見直して、間違いが無いか?、もっと効率的で正しいやり方はないのか?、再検討して見て下さい。
あたり前ですが、習字で一番大切なものはお手本です。汚い字を何回書いても字は綺麗にはなりません。お互い仕事をする時、自分のお手本が正しいか、そして自分がお手本通りの字を書いているか、繰り返し確かめながら仕事をするようにしていきましょう!

真価!

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→:真価!

(今回は併設する関連施設、森田内科に関するブログです。)

「以前、こんな話を紹介したことがあると思います。それは「責任」という言葉、国語辞典では、「責めを負ってなさなければならない任務。引き受けなければならない義務」と記されてあり、重くて暗いイメージがある。一方、英語で「責任」は「responsibility」、「response:応答」と「ability:能力」という二つの単語から構成され、英-英辞典を和訳すると「約束を果たす能力を持つ者に課せられる負担」となっている。日本の外部から強制されるイメージとは対照的に、英語圏で「責任」とは自発的で、自分の仕事や役職に対する”約束”や”誇り”である様に捉えられている。約束を果たす能力があるからこそ、そこに「responsibility=責任」が生まれるというポジティブな考え方。そして、訪れる課題に向き合い、自発的に「responsibility」を果たしていくこと、これが人や組織を大きく成長させる。こんな内容でした。
つい先日、この「responsibikity」について、森田内科でも凄いエピソードが生まれました。勤務している6人の看護師さんのうち半数、3人の看護師さんが急に出勤できなくなってしまったのです。しかも、状況によっては勤務への復帰が見通せないという、当院開院以来の難しい局面となってしまいました。
当院は13人という小さな組織ですが、方針としてクリニック全体のリーダーである院長以外に、看護師を束ねる看護師長、事務を束ねる事務長と、その部門ごとにリーダーを設けて、そのリーダーが部署を統括するシステムになっていますが、この難局に対する看護師長さんの対応は実に見事でした。真っ先に自らの有給を返上して、残された二人の看護師さん、事務員さんにも協力を仰いで、誰もが納得する絶妙な役割分担を行い、実行してくれました。師長さんに、建設的な解決策を提案している看護師さんや事務員さんの話が聞こえてくる度に、師長さんを支えるスタッフの有能さ、師長さんの人望の厚さを実感しました。そして、院長である私の出る幕もなく、通常業務に専念させて頂いたことに、本当に感謝致しております。
論語の中に「人は逆境においてその真価が試される」とありますが、スタッフ皆さんの真価が存分に発揮された、開院以来の得難い貴重な経験をさせて頂きました。師長さんをはじめ、スタッフの皆様、本当にお疲れ様でした!


Worker!

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7月です。今年も後半戦に入り、あと数日で学生さんは夏休みという時期ですが、皆様夏休みの計画は如何でしょうか? 新型コロナの第9波の中、十分な感染予防の上で、レジャーを楽しんで下さい。ところで皆さん、最近仕事は楽しめていますでしょうか? 仕事がマンネリ化して、生活のためだけの仕事になってはいませんでしょうか?
歳をとってもいつまでも若々しく、生き生きとしている人を見かけますが、こういう人の特徴は、自分の仕事とその成果の中に、やりがいと楽しみを求められることであると言われています。日本語で働く人は「労働者」ですが、英語では「worker」、「labor」の2つの単語が使われます。「worker」は生計の為の行為だけでなく勉強や研究をする人にも使われる言葉ですが、「labor」は肉体的な仕事や経営者に雇われている人という意味に用いられます。また、「labor」には「苦労」や「骨折り」という意味もあり、「worker」に比べてややネガティブな意味合いがある様です。つらい仕事を仕方なくしている人を「laror」、生き生きと前向きに仕事をする人を「worker」と言ってもいいかもしれません。
仕事をする時、“いつもより5分早く仕上げよう”とか“自分の仕事で喜んでくれる人のことを考えて働く”など、ちょっとした目標や仕事への意義を見出すことによって、仕事に対する意欲や仕事から得られる自己肯定感が全く異なってきます。嫌々仕事をしている人に、仕事の出来る人はいないと言われています。どうせ同じ仕事をするなら、その仕事にちょっとした喜びを見つけて下さい。2500年以上も前に生きた孔子の言葉を紹介します。子曰く、「これを知るものはこれを好むもの士如かず。これを好むものはこれを楽しむ者に如かず」。現代語に訳すと、「ある仕事について、よく理解している人も、その仕事が好きな人にはかなわない。そして、その仕事が好きな人も、その仕事を楽しんでいる人にはかなわない」という意味になります。つまり、“仕事は楽しんだもの勝ち”ということです。さて、あなたは「worker」ですか?、それとも「iabor」ですか?


誠実さ

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誠実

→:誠実さ

5月の連休が終わり、また慌ただしい毎日が始まりました。次は7月21日月曜日、海の日まで、祝日はありません。その間約2か月、少し辛いと思いますが、力をふり絞って頑張りましょう。ところで、当院では年末と春の年2回、スタッフ全員で大掃除をしています。また、当院では清掃業者は一切入れずに、毎日午前・午後の2回、スタッフ全員が分担してクリニックの清掃を熱心に行い、いつも清潔な状態が保たれる様になっています。しかしながら、戸棚や倉庫の整理、窓ふき等、なかなか普段手が入らないところがあるため、それらを大掃除の日に丸1日かけて、計画的に清掃しています。
今年は連休前の土曜日に、春の大掃除を行い、私は玄関を担当しました。院内のカンファレンスで玄関の床の経年劣化が激しく、床の張替えが提案されていたので、自分で掃除をして確かめてみようと思いました。開院から12年が経過しており、床はお世辞にも綺麗とは言い難い状態でした。雑巾がけをすると雑巾が黒くなるのではと思いながら床を拭きましたが、雑巾は大して黒くはならず、床もさして綺麗にはなりませんでした。次に床全体にハイター塗って徹底的に拭き上げましたが、床が更に綺麗になることはありませんでした。何が言いたいかというと、床は大掃除前から既に磨き上げられており、これ以上は綺麗にならない程に行き届いた掃除がされていたということです。大掃除の必要がない程、普段から玄関を綺麗にして頂いているスタッグの皆さんの不断の頑張りと誠実さを実感して、心が動かされずにはいられませんでした。
玄関は人に例えるとよく顔と言われます。その玄関をここまで綺麗にしてくれる、しっかりしたスタッフの方々がいれば当院は安泰だと、頼もしさを感じた今年の大掃除でした。これからも何卒宜しくお願い申し上げます。


夢ノート

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4月も残すところ、あと10日を切りました。早いもので間もなく2023年も三分の一が終わろうとしています。今年の序盤戦が間もなく終了というところですが、森田内科としては、コロナ対策、通常診察、内視鏡検査、SDGs等、取り組んでいる課題について,まずまずの手応えを感じています。いろいろな問題は起こりましたが、スタッフの方々による懸命な御協力のお陰で、序盤戦を上手く乗り切れたと、感謝、感謝の毎日です。ところで、中島敦の「山月記」の中に「人生は何事をもなさぬにはあまりに長いが、何事かをなすにはあまりに短い」という有名な一節がありますが、人の一生を80年と考えると、約4000週間しかないことが分かります。全ての人に平等に与えられたこの4000週間を自分の理想とするワークライフバランスで有意義に過ごすためのツールとして、自分の目標や計画をノートに書く、いわゆる「夢ノート」があります。私は2003年に東京に国内留学した時からこの「夢ノート」を書き始めて、もう20年になります。忙しくてしばらく離れていましたが、久しぶりに「夢ノート」チェックしてみると、知らない間に二つの夢が叶っていることに気づきました。その一つは、年間を通して一日平均来院患者数が55人を超える事、もう一つは年間内視鏡検査数が1300件を超える事です。日々、スタッフの皆さんと切磋琢磨する中で、日分としては心地良い緊張感の中で仕事をしながら、自然と目標をクリアできたことが、ちょっとしたサプライズでした。「自然にクリニックが成長している」という、不思議な感覚を初めて経験しました。例えると、重い荷車引っ張って旅をする感覚から、みんなで大きな船を操縦しながら旅をする感覚に変化した様な感じです。これは、私が「診療」と「経営」というメインワークに集中できて、その他の大事な仕事をチームの皆さんが責任を持って、しっかりと分担して頂けているからだと思います。
超一流のクリニックへの旅はまだ続きますが、確実に目的地は近づいていると思います。「あそこは凄い!」、「まさにプロフェショナル!」そう思われるクリニックになる夢を一つずつ具体的な目標にして、一歩ずつ進んで行きたいと思っています。