人類の生き残り

森田内科・胃腸内科のミッション

地域医療に貢献して、人を幸せにする。)
人:患者さん、チームの仲間、大切な家族と自分自身

高槻市城南町にある、胃カメラ・大腸カメラから一般内科まで幅広い診療を行うクリニック、森田内科・胃腸内科のブログです。
このブログでは当院に関心あるすべての方に、当院とここで働くスタッフの“今”を知って頂くために、日々思うことを医療にこだわらず“そこはかとなく”綴ったものです。

:人類の生き残り
2月も後半になり、一年の1/6が過ぎようとしています。「光陰矢の如し」と申しますが皆様、正月に立てた一年の計は前に進んでいますでしょうか?「もうあきらめた!」という方、1ミリでも前に進める様に一緒に頑張りましょう!
インフルエンザが下火になり、繁忙期も終盤に差し掛かった感があります。職員の皆様、お疲れ様です。そして本当にありがとうございます。みんなでゴールに向けて一緒に頑張っていきましょう!
ところで、「サピエンス全史」という本を読んでから、「ヒト」の起源について興味を持ち、最近「絶滅の人類史-なぜ(私たち)が生き延びたのか」という本を読みました。読んで初めて知ったことですが、私たちヒトは約700万年前にチンパンジーから分かれたとされています。非常に弱い存在で、ゴリラやオランウータンなど森で暮らす仲間から追い出され、仕方なく木から降りて、危険な草原で暮らす様になったそうです。四足歩行の肉食獣より走りは遅く、猿に比べて木登りは下手、森と比べて隠れるところが少なく、食物の乏しい草原での暮らしは過酷で、肉食獣に見つかったが最後、その餌食になっていた様です。もう一つ興味深い話は、ヒト属は私たちの他に20種類程度いたことが分かっており、厳しい自然淘汰の中で約25000年前のネアンデルタール人絶滅を最後に、いわゆる人類は私達、ホモ・サピエンスだけになった様です。「サピエンス全史」、「絶滅の人類史」に共通して書かれていたことで、最も印象に残ったこと、それは、私達が強く賢い生き物として生存競争を勝ち残ったのでは決してないということです。私達は弱さを補うために道具を使い、互いに協力して食物を手に入れ、それを分かち合い、なんとかしのいできた人類の生き残りであるということです。私達祖先が太古の昔からしてきた、「協力して成果を挙げ、成果から得たものを分かち合うこと」こそ、私達「人間」の本質であると確信しました。そして、森田内科という医療チームが更に進化するためには、何をチームで分かち合いたいのか、そのためにはどういう成果を挙げるべきなのか、その成果を挙げるためには何をすべきなのかというビジョンをよく考え、共有するべきであると思いました。

 

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