病気の都市伝説

中京区・鳥居内科 鳥居幸生です。

長年の高血圧で意を決して来院される患者さん、多くの方が最初に言われます。

「血圧の薬を始めたら一生のまなアカンのやろ?」

「薬が癖になるのが嫌で(元気だし)、放っておいた」

半分は本当で半分は間違っているかと思います。

薬をのみ始めたから止められなくなるのでなく、癖になるわけでもなく、

「止めたら再び血圧が上がってくることが多い」ということ。

そもそも薬をのまなければ、高いままということなのです。

高血圧が続くことで、更に血管が老化して、血圧も更に上がるかもしれません。

ただ病気は生き物、病態は変化するもの、薬が必要なくなることもあります。

糖尿病患者さんで同じ様なの質問が、

「インスリン注射を始めたら死ぬまで続けなアカンでしょ?」

「注射薬に頼りすぎて自分のインスリンが出なくなるのでは?」

病態は変化するので、インスリン注射を止められること多々あります。

薬に頼って自分のインスリンが出なくなる心配はありません。

病気と上手くお付き合いするには、まず病気であることへの受け入れが必要です。

漠然と不安を持っている状態では「受け入れ」は難しいかと思います。

まず正確な情報を知ることで、治療のスタートラインに立ちましょう。






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