カテゴリー別アーカイブ: 病気の情報

便秘

中京区・鳥居内科 鳥居幸生です。

今日は”便秘”をテーマに勉強会を開きました。

新しい便秘薬が続々と発売されて、

これまでの薬では解消されなかったしつこい便秘症の方には明るい話題です。

でも便秘改善の基礎になるのは「よく眠ること+朝ごはん食べること」なんですね。

しっかりと副交感神経を働かせることが重要です。

そして食物繊維しっかり摂ること!

専門としている心臓の病気や糖尿病だけでなく、便秘でも相談して頂けます。


病気の都市伝説

中京区・鳥居内科 鳥居幸生です。

長年の高血圧で意を決して来院される患者さん、多くの方が最初に言われます。

「血圧の薬を始めたら一生のまなアカンのやろ?」

「薬が癖になるのが嫌で(元気だし)、放っておいた」

半分は本当で半分は間違っているかと思います。

薬をのみ始めたから止められなくなるのでなく、癖になるわけでもなく、

「止めたら再び血圧が上がってくることが多い」ということ。

そもそも薬をのまなければ、高いままということなのです。

高血圧が続くことで、更に血管が老化して、血圧も更に上がるかもしれません。

ただ病気は生き物、病態は変化するもの、薬が必要なくなることもあります。

糖尿病患者さんで同じ様なの質問が、

「インスリン注射を始めたら死ぬまで続けなアカンでしょ?」

「注射薬に頼りすぎて自分のインスリンが出なくなるのでは?」

病態は変化するので、インスリン注射を止められること多々あります。

薬に頼って自分のインスリンが出なくなる心配はありません。

病気と上手くお付き合いするには、まず病気であることへの受け入れが必要です。

漠然と不安を持っている状態では「受け入れ」は難しいかと思います。

まず正確な情報を知ることで、治療のスタートラインに立ちましょう。


高血圧・糖尿病・睡眠時無呼吸症候群

中京区・鳥居内科 鳥居幸生です。

病気による交通事故が目立つようになりました。

(以前から多かったのかもしてませんが、報道は増えした)

数日前には大阪梅田で急性大動脈解離(高血圧が原因のことが多い)による事故

大阪難波で低血糖による事故、京都祇園でてんかんによる事故

睡眠時無呼吸症候群による居眠り運転事故

(脱法ドラッグや飲酒による危険運転はちょっと違いますが…)

何れも適切な病気のコントロールによって防げた可能性はあります。

血圧が高くても…血糖値が高くても…

何も自覚症ないから大丈夫と安易に考えず、医療機関で相談してください。


予防接種

今年はインフルエンザの流行が早くて短かったようです。

毎年なら3月になっても高熱で来院される患者さんが多いのですが…

よいことです…でもなんでかな?と

今年度は当院でインフルエンザ予防接種された方が約800人にまで増えました。

多くの方の予防する意識が高まったのでしょうか?

インフルエンザになる方が少なかった理由かもしれませんねsun


インフルエンザが出始めました

つい先日までは暑い日もありましたが…朝晩は冷え込むようになりました。

風邪をひいた、喘息のような咳が止まらない、秋の花粉症で鼻がムズムズ…など増えた様子です。

この夏にはデング熱、世界ではエボラ出血熱など、感染症の恐怖に曝されています。

身近なところではインフルエンザが出始めたようです。

当院では昨日が初めて陽性となりますが、毎年よりやや早い印象です。

発症して48時間以内に抗インフルエンザ薬を使えば、比較的に早く治ります。

発熱+節々の痛み+咽頭痛などありましたら、お早目に医療機関を受診して下さい。


新しい糖尿病治療薬

昨週末は糖尿病学会のため休診させて頂き、大阪で勉強してきました。

医療の中でも特に糖尿病治療の進歩は目覚ましく…

4月からは新しいカテゴリーの薬が次々に出てきてます。

適している方に使えば、安全に血糖値を下げ、体重も減りそうです。

正確な情報を提供できるようにしていますので、安心して相談してください。


3人に1人しか使えない?AED

最近の記事に、命を守る「AED」のことがありました。

ご存じかと思いますが…

心臓発作を起こした人に電気ショックを与えて心臓の動きを正常へ戻す医療機器「AED」thunder

一般の人が使えるようになって10年が経ちます。

しかし救急現場で「使えると思う」と答えた人は、3人に1人だったと…残念な結果です。

でも使い方はホントに簡単…誰にでもわかるよう音声が出ます。

実際は使い方より…急な時に何処にあるかがわからない人が多いのではないでしょうか?

「足立病院の看板」のようにもっと目立たせるべきかもしれませんimpact

救急現場で冷静に「AED」のことを思いつくのは難しいものですが…

目立っていれば対応できる人も多くなるかもしれません。


心臓ペースメーカー

「心臓ペースメーカーから携帯電話を離すべき距離」についての記事がありました。

心臓ペースメーカーを誤作動させる可能性があるとして、電車の優先座席周辺で呼び掛けられている「携帯電話の電源オフ」を再検討する動きが電鉄会社から出始めています。

総務省が再調査したところ、影響を与える距離は最大で3cm、

そのため指針を、余裕を見て「22cm以上」から「15cm程度」へと緩和しました。

今は強い電波は使われていないので、これで十分なのでしょう。

ほとんど規制する必要はなさそうです。

僕も心臓ペースメーカーを植え込んだ患者ンさんには、

「携帯電話は心臓ペースメーカーを入れた反対側の耳で聞くように」と話しています。

心臓ペースメーカーは誤作動で重篤な病状を招くことがあります。

「大丈夫」と言われても、植え込んだ患者さんが影響を心配するのは当然です。

より周知を徹底してからの規制緩和が必要でしょう。


睡眠時無呼吸症候群は万病のもと

花粉症の患者さんが増えるなか、まだインフルエンザ流行が終息しません。

昔からいいますが「風邪は万病のもと」・・・予防に努めましょう。

ところで「睡眠時無呼吸症候群は万病のもと」という言葉を聞いたことがありますか?

 ・睡眠中:いびきと呼吸停止、不眠・中途覚醒、夜間頻尿

 ・覚醒時:起床時の頭痛・頭重感、倦怠感、日中の眠気

こうのような症状がある方は睡眠時無呼吸症候群 かもしれません。

高血圧 狭心症・心筋梗塞、不整脈 、脳卒中、突然死、糖尿病 と関係があると言われています。

そのため「睡眠時無呼吸症候群は万病のもと」と言われるようになりました。

睡眠時無呼吸症候群 の患者さんは年々増えています。

「もしかして?」と思われる方は検査をお勧めします。

小さな機械を自宅へ持って帰り、夜間に装着して頂くのみです。

睡眠時無呼吸症候群 であであれば、病態に合った治療法を相談させて頂きます。 


インフルエンザ流行

気が付いたら年明けてもう半月が過ぎてしまいました。

あけましておめでとうございます(遅くなりましたが)。

年末から本当に寒くなりました・・・今日は雪が降っていましたねsnow

いつもなら自転車で通勤ですが・・・今日は弱気で地下鉄にしちゃいました。

寒さが増すなか感染症で来院される患者さんが増えています。

年末からノロウイルスによる感染性胃腸炎が流行していました。

ようやく減ってきた印象ですが・・・今度はインフルエンザですね。

「うがい」「マスク」「手洗い」、みんなで感染予防をしましょう!