新年あけましておめでとうございます。

旧年中はひとかたならぬお引き立てを賜りまことにありがとうございました。
本年もいっそう職務に邁進し、患者さんのそばにいて、共感できる医師でありたいと思います。
本年も変わらぬご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

さて、昨年末に風邪をひき、患者さんに「お大事に」と言われる始末。皆様ご迷惑をおかけしました。年末は少しゆっくりお休みをいただき、紅白を見て、ゆく年くる年を見ながら年を越し、また一つ、数えで年を重ねました。

と思っていたら、ふと、「厄年」のことを思い出しました。
そうそう、そろそろ今年は厄年に当たるんじゃなかったっけな。気をつけなければ、などと思い、ウィキペディアで「厄年」を調べてみたところ、驚くべきことに気がつきました。たった今、年を越したこの瞬間、私の「本厄」は終わっていたのでした。知らぬ間に。。

言われてみれば、昨年は急におなかが痛くなったり、知らぬ間に体重が増えていたり、身体の調子がよくなかったな。気がつきませんでした。昨年、本厄であったとは。

さて、皆様、人間は確実に年を重ねていきます。また、それに伴って、「老い」が忍び寄ってまいります。若いころにできたことが、だんだんできなくなってきますし、血液検査などをしようものなら、あちこちで異常値が出現してまいります。私の専門分野で申しますと、オシッコの出は悪くなり、ガマンがききにくくなり、夜中にトイレに何回も起きるようになります。また、精子は減少し、勃起力は衰えます。これらの現象、いわゆる病気とは異なりますが健康ともいい難い状態、病気ではないものの生活の質(=QOL)を損なう状態、これをQOL疾患と呼んだりしますが、泌尿器科はこのQOL疾患を得意としている診療科なのです。
「老い」を完全に拒否することはできないのですが、老いながらも、より快適に過ごしたい、より安楽に生きたいと思うのは自然なことだと思います。年だからとあきらめず、泌尿器科に相談してみませんか。今年もいいことあるかもしれませんよ。


「医療法人いちおか泌尿器科クリニック」に生まれ変わりました!

11月1日に医療法人になりました。と言いましても、院長は今まで通りのタヌキ顔ですし、スタッフも全く変わりません。場所も建物も変わりませんし、やっていることも変化ナシ。患者さんにとっては何も変わりないのですが、名前だけ「医療法人」になりました。

巷によくある「医療法人○○会」みたいな名前を考えようということになりました。昔、「医療法人こぐま会」という小児科があって、くまさんマークが可愛くて、「小児科らしくて、いいなあ」と感心していました。それにならい、今回は是非とも「医療法人タヌキ会」にしようと密かに企んでいたのですが、キツネ顔の事務長に泣いて止められ、やむなく「医療法人」を付けただけのオーソドックスな名前に落ち着きました。

名前はオーソドックスですが、やっている内容は一流であり続けるよう、これからも精進してまいります。今後ともよろしくお願いいたします。


コラボ!コラボ!コラボ!

昔々、開業当初によく読んだ、巷によくある経営指南本に「コラボ!コラボ!コラボ!」という章があり、曰く、「他の会社とコラボレーションすると、新しいし、楽しいよ」的なことが書いてありました。
真に受けた私は、コラボすることが大好きです。異業種コラボレーションではありませんが、他の病院、クリニック様との共同治療には積極的に取り組んでいます。

不妊治療の分野では、女性側の病院、クリニックとの連携はたいへん重要です。当院でも足立病院生殖内分泌医療センター、醍醐渡辺クリニック、田村秀子婦人科医院、竹林ウィメンズクリニック、身原病院、たかこレディースクリニックをはじめ、たくさんの病院、クリニック様と共同治療に当たっています。(名前を書ききれなかった皆様、ごめんなさい)

近年は他の分野でもコラボしており、昨年は女性の子宮脱、膀胱脱に対する新しい手術の技術指導のため、久しぶりに京大病院に行って来ました。最近も、同じ手術の技術指導のため、洛和会音羽病院に伺いました。これを機会に、新しい手術技術が広まればいいですね。

手術といえば、当院で行っている日帰り精索静脈瘤手術(顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術)の見学に、藍野病院泌尿器科の増田先生が来院され、手術をご一緒しました。

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小さい傷で、なおかつ入院を必要としない日帰り手術を安全に行うためには、特別な方法と技術が必要です。京都大学では代々受け継がれてきた方法ですが、一般的にはまだまだ広まっているとは言えず、全国的にも当院を除いては1-2の病院でしか行われておりません。患者さんにとってもメリットの多い手術法ですので、もっと広く行われるようになればいいと思っています。見学希望の方は、気軽にお声がけ下さいね。


ヨーロッパ泌尿器科学会 参加記

3月にスペイン、マドリッドで開催されましたヨーロッパ泌尿器科学会で研究発表する機会に恵まれました。遅ればせながら、その報告です。

ヨーロッパ泌尿器科学会には、いちおか泌尿器科クリニックのオープン直前、準備に追われるスタッフを残して一人ウイーンに出かけ、言うまでもなくヒンシュクを買って以来の4年ぶり2回目の参加になります。今回も京大の先生方と同行しました。

スペイン人は5回食事をとると言われているそうで、朝食は普通にとりますが、朝と昼の間にサンドイッチ休憩があり、遅めの昼食(2時前後)を取った後にシエスタ(昼寝)、5時ぐらいにも軽食を取りつつ、本格的な夕食は8時以降という、食道楽で夜型人間の私にとっては天国のようです。郷に入れば郷に従え。スペイン人に倣ってシエスタを挟みながら、5回の食事に挑戦してみましたが、店員に勧められるままに注文してペース配分を間違え、夜中のパエリアはほとんど食べられませんでした。

マドリッドでは王宮見学や、美術館巡りを楽しみました。町はクラシカルな建造物が数多く残されており、美しい街並みでありましたが、かつての栄華の面影を残しているという言い方のほうが印象に合っているような気がしました。

パエリア

王宮

王宮の壁画2

夜は美しいフラメンコを観賞したり、スポーツバーでサッカー鑑賞して地元の人と盛り上がったりしました。

フラメンコ

スポーツバー

学会では「Clinical outcomes of sperm cryopreservation in oncological patients: A comparison of germ cell tumours and hematological disorders」と題した発表をしました。

がん化学療法直前の精液所見、凍結保存した精子を使用した妊娠率を、精巣がんと血液がんの場合で比較して論じたものです。具体的な結論としては、精巣がんの場合は凍結保存した精液の所見は悪いものの、妊娠率は良好である一方で、血液がんの場合、保存した精液所見は良好なものの、妊娠率は低い傾向がある、というものです。根来先生による素晴らしい英語のプレゼンテーションと、参加者からの多数の質疑応答でたいへんな盛り上がりを見せました。

根来先生と市岡先生

大らかというか、大ざっぱというか、スペインの空気は私には合っているような気がしました。日本に帰ってからまともに仕事ができるかな、と心配になりましたが、トランジットで立ち寄ったフランクフルトですっかり正気に戻されてしまいました。

 

 

 


学会発表

さてさて、しばらくブログの更新をしておりませんでしたが、皆様いかがお過ごしでしたでしょうか。

私は、学会参加で忙しくしておりました。

4月19日に金沢で行われました、日本泌尿器科学会総会という学会に日帰りで参加してまいりました。

今、話題の金沢ですが、行楽日和とあってすごい人!

帰りのサンダーバードの予約が2時間先しか取れず、中途半端に駅で待つことになってしまいました。散策した金沢駅ですが、モダンな建物に変わっていましたね。

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学会の内容ですが、「明日の泌尿器科を担う、若手研究者のワークショップ」で発表された根来先生の発表が、ダントツ圧巻の内容でした。明日の世界を担う素晴らしい研究に、会場がどよめいておりました。

翌週の4月26日には横浜にて行われました、生殖医療の国際学会に参加、発表もして参りました。

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発表タイトルは「​varicocelectomy for infertile men with azoospermia and severe oligoasthenozoospermia」、精索静脈瘤の手術は、精子が通常よりも少なくなっている乏精子症に有効であることはよく知られているけれども、無精子症やほとんど無精子症のような重症の患者さんにも意外と有効なのですよ、という内容でした。

学会終了後、男性不妊症に関わる先生方との懇親会に参加して、生殖談義に花を咲かせました。

男性不妊症を専門とする生殖医療専門医は全国に数十人、京都では私だけです。男性不妊症の専門医は学会でも少数派なので、ほとんどが顔なじみ、知っている人です。いつものメンバーと飲んでいると、学会発表とは違った「ホンネ」が聞けるのが魅力ですね。今回も素晴らしい裏話を入手してまいりました。

新しい話題に触れ、優秀な研究発表に接すると、負けていられないと鼓舞され、やる気が出ます。これを明日への活力にして頑張りたいと思います!


ああ我が母校、京大泌尿器科

今日は私の母校、京大泌尿器科について書いてみようと思います。

京大泌尿器科、正式には「京都大学大学院医学研究科器官外科学泌尿器病態学講座」という長すぎる名前です。

教授が小川修先生、弱冠40歳にて京大医学部泌尿器科のトップになられたスーパーエリート、今や400名を超える医局員とその家族の命運を一手に担い、日本全国の海千山千の泌尿器科教授連中を束ね、泌尿器科といえば京大と言われる一大帝国の重責を背負っておられる方であります。ゴルフはシングルプレーヤー、スキーは1級ホルダー、麻雀ではデカい手しか狙わないなど、天は二物を与えずという物理法則に完全に反して存在する、マンガのような方です。

仕事に厳しく妥協を許さない風習は小川教授に由来し、京都大学の他の科にも類を見ない程の厳しさと言われております。ディスカッションに長けている内科の同期をして、泌尿器科のカンファレンスの帰りに「あの厳しさは一体なんなの?」を言わしめます。スタッフとして入局する際には「Welcome to the hell (地獄にようこそ)」と歓迎され、実際に地獄を見るそうなのですが、地獄の門をくぐり抜けた後には、技術と経験において比肩する者はない程の成長を遂げると言われます。

現在当院には、その地獄の釜に所属しておられる先生方の中でも、とびきり優秀な先生方が来てくださっています。

泣く子も黙る病棟医長であらせられます松井喜之先生をはじめ、ネイチャーホルダーの根来宏光先生、北悠希先生、佐野剛視先生に加え、4月より新しい先生方をお迎えすることになりました。

4月以降の毎週木曜日の夜診は、以下の先生方の担当になります。

松井喜之先生(京都大学医学部講師、京大病院泌尿器科病棟医長)

山崎俊成先生(泌尿器科医局長)

小林先生

寺田直樹先生

岡田能幸先生

新たな布陣で4月を迎えます。とりわけ優秀な先生方を派遣して下さいました小川修教授にこの場を借りてお礼申し上げますとともに、これからもよろしくお願い申し上げたいと思います。


北先生をご紹介いたします

当院では、毎週土曜日、京都大学から男性不妊症の専門の先生方が応援に来てくれています。

今日は北 悠希(きた ゆうき)先生をご紹介いたします。

では、北先生、どうぞー。IMG_1508

 北先生は、普段は京都大学大学院で研究をしておられる偉い先生です。

私と同じ中学・高校・大学に進学され、さらには大学医局・研修病院・大学院までも私とそっくりそのまま同じキャリアをたどっておられる頼もしい後輩ですが、顔が濃すぎるところが私と異なります。北先生2

濃すぎですね!                                      

冗談はさておき優秀な先生ですので、タヌキ顔の院長はどうも苦手という方は指名してみて下さいね。


今年の目標

  1月も中旬になってしまいました。皆様、寒中お見舞い申し上げます。いちおか泌尿器科クリニックを今年もよろしくお願いいたします。

  毎年、新年には「今年の目標」なるものを立てています。今年の目標は「積極的な学術活動」としたいと思います。新年初回のブログ更新ですので、やや硬い話になりますことをお許しください。

  我々医療者には、3つの役割があります。第一は「臨床」、患者さんの診断をして治療を行うことです。第二が「教育」、若い医師や医療者に知識と経験を伝えることです。我々のような外科医にとって最も大切である手術のノウハウというのは、口伝によりこっそりと伝えられていくものです。ですから、若手の先生と一緒に手術を行うことは大変重要な意味を持っています。当院においては京都大学の若手医師が手術に立ち会う制度を設けており、教育の場としての役割を担っています。

  第三の役割が「研究」です。現在の医学ではいまだによくわかっていないことが数多くあります。これらを解明するための研究には、患者さんから直接得られた知見から治療法を考える「臨床研究」や、実験を通じて病気の原因を解明する「基礎研究」があります。これまで、当院ではこの研究分野が手薄であったと思います。

  そこで当院では、開院以降に当院で行われた日帰り顕微鏡下精索静脈瘤低位結紮術のデータを集計・解析し、その結果を昨年12月に開催された日本生殖医学会総会で発表を致しました。これを皮切りに、今年は積極的に学術活動を行っていく予定です。

  まず、「臨床研究」部門では、3月のヨーロッパ泌尿器科学会において、抗がん剤治療前後の男性不妊症治療に関する当院の取り組みが認められ、発表することが決定しております。

  次に「基礎研究」部門では、原因不明の非閉塞性無精子症の病態解明を目指し、当院・京都大学・同志社大学の三者で共同研究プロジェクトを立ち上げました。先日キックオフミーティングが開催され、いよいよ本格的にスタートを切りました。

 いちおか泌尿器科クリニックでは、臨床・教育・研究活動を通して医学の発展に寄与し、皆様によりよい医療を提供していきたいと考えています。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

 

 


もうすぐクリスマス!

早いもので、今年も残り1カ月を切りました。

街中はすっかりクリスマス色に染められていますね。

当クリニックでも、毎年恒例となったクリスマスツリー☆

スタッフみんなで飾りつけをしました。

ひとつのものを作り上げる共同作業、こういうのも楽しい時間です。

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このクリスマスツリー、超特大なので、シンフォニア御池1階のエレベーターホールに設置しています。

忙しい師走ですが、心に輝きと彩りを感じて頂けたら嬉しいです。

みなさんに、素敵なクリスマスが訪れますように・・・☆

メリークリスマス

 

年内は27日午前中までオープンしています。

 


無精子症に対する精巣精子採取術に助成金開始!の続報です。

928日日曜日の京都新聞に先を越されて発表されておりました!

やられた!さすが京都人の心の友、京都新聞!

EPSON MFP image

京都府全域で始まる助成金ですが、お住まいの市町村によって対応が異なるようです。

京都市の場合ですが、101日以降の手術について補助金が出ます。申請も101日より受け付けてくれるようです。

他の市町村の場合は対応がまちまちでして、

101日以降の手術について、助成金が出るが申請の受け付けはまだ準備中

②全く未定で、101日以降でも助成金が出ない場合もある

のパターンがあるそうですが、今年度内にはすべての市町村で準備が調う予定、とのことでした。

 

精巣精子採取術をご検討の方、お住まいの各自治体にお問い合わせください。