漢方①

八味地黄丸

今回から当院でよく処方する漢方を紹介していきます。

 

まず第1回目は八味地黄丸という漢方です。

 

泌尿器科では前立腺肥大症の方などで、排尿障害のある方によく処方する漢方です。また腎虚(生命エネルギーが低下した状態)を補ってくれる薬であり、アンチエイジング薬としても注目の薬です。

構成する生薬は地黄・沢瀉・茯苓・山薬・山茱萸・牡丹皮・桂枝・附子です。

滋養強壮作用のある地黄・山薬・山茱萸と利尿作用のある沢瀉・茯苓、微小循環作用のある牡丹皮・桂枝、新陳代謝亢進作用のある附子からなります。これらの総合作用によって代謝を促し、血行を促進します。

よって様々な症状に使用されます。
全身倦怠感(特に下半身の脱力感)・痛み・しびれ・陰萎・多尿・乏尿・腰痛・口渇・手足の冷えなど加齢に伴って起こる諸症状の改善、症状進行の抑制に有効であるとされます。

病名としては腎疾患、糖尿病、陰萎、坐骨神経痛、腰痛、膀胱炎、前立腺肥大症、高血圧、脳卒中後遺症、老人性白内障、老人性皮膚そう痒症などに処方いたします。