それが大事

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現在のところマイカーを所有していないため生意気にもタクシーを利用させていただく事がある。ある日、終電を逃し三宮からタクシーで帰宅しようとした時、乗車し行き先を伝えると間もなく、

『今日は一杯飲まれていたのですか?』

と物腰やわらかな味のある口調で運転手の男性に話かけられる。後部座席より運転手を一瞥すると短めに揃えた清潔感のある白髪、目尻に深く刻まれた皺、年の頃70代の印象。

不思議とその運転手と会話を続けてみたくなり、疲れた目をこすりながらキャッチボールをしてみることにした。

『そうなんですよ、今日は〜』

と会話を始めたところ、見事に絶妙なうなずきやあいづち、共感によって気づけばものの数分で逆転しキャッチボールどころかほぼ自分が一方的な話し手となり投げ続けている状態。運転手のそれらはハリボテではないし嘘では無いことは私でも容易にわかる。心地よく胸の内を吐き出させてくれる、かなりの聞き上手な運転手。

つい、『ちょっと遠回りしてもらえますか』と言いたくなるほど居心地のいい閉鎖空間で、決して長距離客でも無い、最初で最後の乗車になるであろう若造である私に対してしっかり接していただけることに気を許してしまう。

年配の方はつい自分の事を優先して話す傾向にあるかもしれないし、決して敬うことの出来ない見地の低い小さな大人も確かに世間にはのうのうといるものだが、そんな中、幸運にもシブい大人に出会えた気がして少し感激した日となりスッキリ帰宅しましたとさ♫






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