秋の名月(9月下旬)

月の満ち欠けによって暦を作っていた太陰暦(旧暦)では、7・8・9月を秋としていました。 その真ん中の日にあたる旧暦八月十五日を「中秋」といいます。古くから日本には八月十五日に、秋の澄んだ空に昇る満月を鑑賞する風習があり、このときの月 を「中秋の名月」と呼びました。(ちなみに「仲秋」とは、秋三箇月(7・8・9月)の中の月。即ち陰暦八月を指すそうです)
秋は空が澄み渡り、月の高度もほどよく眺められる良い季節なので、月を楽しむ習慣が継続しているようです。
そんな旧暦8月15日の「中秋の名月」は、今年は9月22日でした。今頃の時期は秋雨前線が停滞することが多く、そのぶんお月様も見られない年が多いようですが、今年は何とかお天気がもち、雲の切れ目から綺麗なお月様をみることができました。

今年は残暑が厳しかったのですが、9月に入ると吹く風に秋を感じられる日もあり、夜にはようやく秋らしい虫の声が聞こえ始めました。秋の風に吹かれながら 虫の声を聴き、美しい月を眺めていると、日本の美しい四季の移り変わりを感じ、すっと心が和らぎます。普段はゆっくりと月を眺めることも少ない分、古くか らの素敵な風習に感銘を受け、月が放つ光にうっとりと見惚れてしまいました。そうして過ごす時間はとてもゆったりと感じられ、とても穏やかな気持ちにな り、明日への活力がまた湧いてくるのでした。

秋が深まれば紅葉の季節です。六甲の山々もまた綺麗な紅葉で私たちを楽しませてくれることでしょう。

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