名刹での奉納歌舞伎 10月下旬の京都

京都名刹のひとつ、知恩院で奉納歌舞伎が上演されるというので出かけてきました。歌舞伎の出演は市川団十郎、坂田藤五郎という東西の2枚大看板であります。知恩院に到着した時、夕闇が迫り寺塔は深い静寂の木々に囲まれていました。知恩院は浄土宗の総本山であり、来年は宋祖・法然上人の800年大遠忌にあたっています。同寺の鴬張りの廊下、左甚五郎の忘れ傘、それに葺き残された二枚の瓦はよく知ら れています。昔は(今もそうかもしれませんが)神戸の小学校生が遠足でよく行くお寺であり、誰にも馴染み深いお寺です。このような伝統美のある知恩院の御影堂で最初に僧侶によって六時禮讃と伝承聲明が唱えられました。朗々たる声は感動の一言でした。よくテレビでみるシーンではありますが実に圧巻でした。団十郎が熱演する蓮生、藤十郎の艶やかな舞は心打たれるものでありました。一期一会という言葉がありますが、本当にこのような絶品のひと時を持ったことは貴重な思いを心に残しました。

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