研修会の報告 5月26日

政令指定都市における学校医の関係者が神戸市に参集し、研修会が開催されました。同研修会は毎年各地の指定都市の持ち回りで行われ、今年は64回目でありました(写真1)。

研修会のテーマは幾つかありましたが、食物アレルギーとスポーツ障害の部門に参加しました。率直な感想として最近の知見に触れ、知的刺激を得ることが出来たということであります。そこで、その概略を報告したいと思います。

まず食物アレルギーです。食物アレルギーの子供さんについては学校による対応の違いが子供さんに大変な影響を及ぼします。ですから学校における緊急時対応について関係者が広く理解すること、これが大切であるということです。具体的な対応としてアドレナリン自己注射(商品名エピペン。写真2)を学校現場で実施する意義について解説がなされました。「エピペンは重症になって使用するのではなく、重症にならないように使用する薬であること」という点に興味がひかれました(講師は神戸市立医療センター中央市民病院の岡藤郁夫先生)。

次に成長期スポーツ障害です。成長期にはオスグッドシュラッター病という膝下部の疼痛疾患があること、急性期の基本的な炎症処置があることが解説されました。特に印象的であったことは筋疲労の蓄積をコントロール出来ていない状況(整備不良の事でF1を戦うようになるもの)においては、気持ちの持ち方で悪状況を変えることが出来ないというものでした(兵庫県加古川医療センター 柳田博重先生)。

御二人の講師による有益な講演でありました。

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写真1 研修会の舞台上

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写真2 エピペン(ファイザー製薬のホームページから引用)