東京オリンピック 9月12日

2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催地が東京に決定しました。オール・ジャパンの誘致努力が実り、1964年以来56年ぶりに東京での開催と(写真1)なります。日本中が喜びに沸きたちました。アジアで開催されるのは2回目となります。前回の東京オリンピックは秋晴れの10月10日が開会式でした。現在の祝日となっている体育の日(10月の第二月曜日)はオリンピックに因んで1966年に定められたものです。

ところでオリンピックと医学には深い関係があります。古代ギリシャにおいて古代オリンピックが行われていたのは有名な話ですが、ヘロディコスという医師がスポーツ・トレーナーとして知られていました。彼は医学の父・ヒポクラスの先生でもあり、選手にマッサージなどを施したといわれています。時代が移りオリンピックは途絶えていましたが、クーベルタン氏(写真2)によって1816年に近代オリンピックとして再興されました。この第一回近代オリンピックのマラソン競技において医師が救護班として参加しました。日本でも1928年にスポーツ医事研究会を織田幹雄(三段跳び)、南部忠平(三段跳び)のオリンピック・メダリストが立ち上げ、スポーツと医学の関心を高めました。そうして迎えた1964年の東京オリンピックです。日本ではスポーツ医学が注目され、スポーツ医学元年とされました。当時、町中にオリンピックのポスター(写真3)がはられ、国民全体が元気になったことがつい最近のようにも思われます。

今回の東京オリンピック開催を受け、国民全体のスポーツへの関心はさらに高まることと思います。日本医師会も認定健康スポーツ医制度を発足させ(1991年)、多くの医師がスポーツに関わるようになっています。国民がスポーツの喜びに触れることになることが大切でしょう。

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写真1 発表するロゲ会長 サンケイニュースより

写真2
写真2  近代オリンピックの父 ピエール・ド・クーベルタン氏
ウィキペディアより引用

写真3
写真3 東京オリンピックのポスター