季節は秋 11月15日

季節の移ろいは速やかです。朝夕の冷え込みの強い日々が、急に到来しました。その不安定な気候のためでしょうか、多くの体調を崩した人が診療所を訪れるようになりました。またインフルエンザの予防接種が開始され、外来が込み合うこととなりました。

このようなわけで毎日が多忙となり、そのため疲労が蓄積するという事態になってきました。これでは過労のため、注意力も低下するし、またミスも起こしかねません。そこでこの際、リフレッシュすることにしました。つまり少し遠出をし、日常性の否定をして気分転換を図ろうというわけです。

出掛けたところは温泉であります。ところが休暇というのについ普段のクセが出てしまい、小旅行に持参したタブレット端末を利用し医学知識の吸収に努めてしまいました。おかげで温泉宿に到着してもリラックスできず、湯船の中でも医学が頭の中を駆け巡る羽目となってしまいました。それでもまあ何とか、カニ料理(写真1)を食べ、ようやくに眠りにつくことができました。

温泉のあとは永楽館という日本最古の芝居小屋で歌舞伎を楽しみました。永楽館の中にいると本当に明治時代辺りにタイム・スリップした感じでした(写真2)。とりわけ芝居中でも外の雨が屋根に降る音、またバイクの音がよく聞こえ、何とも言えない風情を感じとれました。芝居小屋を後にし、出石城(写真3)を眺め、また人々の人情に触れ、ようやく帰途につきました。

帰りの電車内はなんと前の座席が取り除かれていました(写真4)。このような状況は初めてのことで驚きました。これは疲れた身体に対し「どうぞ足を十分に伸ばしてリラックスして下さいというJRからのメッセージ」と解釈しました。有難く厚意を受けとり、足を延ばしてリラックスしました。

あれやこれやで十分に心身ともに回復したので、また明日から仕事に取り組もうという気持ちになりました。

kaniキャプチャ
写真1 カニ料理

eirakukannキャプチャ
写真2 永楽館

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写真3 出石城

syanaiキャプチャ
写真4 珍しい車内の光景