講演会「笑いと健康」 8月26日

講演会に出掛けてきました。といってもいつものように聴衆として講演を聴きにいったのではありません。講演者として一般市民の方々の前に立ってお話をしてきたのです。もちろん医師ですので医学に関するお話をしました(もっとも医学以外のテーマで喋ることなどできませんが・・・・)。それにしても人前で皆様方に分かり易く、有意な話をして感動を与えることほど難しいものはありません。加えて、その準備を入念にすればするほど、大きな障壁にぶつかるような気がするものです。

今回は「笑いと健康」というテーマでの講演を依頼されました(写真1)。実は以前からこのテーマで各地において講演をさせていただいています。というより、このテーマしか上手く出来ないというのが、私の現状です。演者が私1人では来聴者が面白くありません。そこで本職の落語家さんに共演をお願いしております。会の流れとしては、まずは私が笑いの医学的な意義・効用といったことについて説明し、そのあとは落語を聴いて笑いの実践を皆様にしてもらおうというものであります(写真2)。このような形式でここ数年間、20回以上の公演(講演?!)をしてきました。ただ、何回やってもなかなか自分が完全に納得できる内容とはならないものです。

このような現状ですが、今回私なりに工夫した講演の内容をほんの一部だけ紹介いたします。

笑いが健康に良いことは医学的根拠も少しずつ示されており、大方の人も同意されているでしょう。最近は笑いが少ない人に認知症が多いことも示されており、年をとっても大いに笑う必要があります。しかし、年をとると気力、体力が低下することは当たり前で人間は何かの折りに自分が年をとったとショックを受けるものです。これを江見康一氏は「老いるショック」(かんき出版)と表現されています(写真3)。実に面白い表現であり、笑いが誘われます。

このようにいついかなる時でも笑いの材料を探し、自ら日々笑うようにしなければなりません。とはいえ、私たちの日常生活は多忙かつストレスに溢れています。ついつい、笑いを忘れてしまうことでしょう。そこで「一笑一若、PPK(ピンピンコロリ)」というスローガンをステッカー(写真4)にして貼りつけ、毎日これをみて何度も唱えて笑うようにしてみましょう。

このようなことをお話し、笑いの効用を説いてきました。尼崎市の2つの会場で講演をさせていただき、本当に尼崎の市民の方々に御世話になりました。会場から見た尼崎の景色も結構な眺望でした(写真5)。

キャプチャ1
写真1 会場の看板

キャプチャ2
写真2 スライド画面と高座

キャプチャ3
写真3 江見康一氏の著作

キャプチャ4
写真4 このステッカーを配布しました

キャプチャ5
写真5 会場から見た尼崎の夕暮れ