日本東洋医学会に参加 10月28日

病気の治療において東洋医学的アプローチ、つまり漢方薬が有効なことはよく知られています。今回、最近における東洋医学の現況に触れるべく、日本東洋医学会関西支部例会に参加しました(写真1)。会場は関西国際空港(関空)近くのホテルです。これまで関空には一度も行ったことがないので、そこへ行くまでの交通手段は何がベストかをコンピュータで調べてみました。結局、一番時間的に便利なのは電車ということになりました。しかし、神戸空港の横から出発するベイシャトルに乗船し、海から六甲連山を眺めたいという気持ちがあったので往路は電車、帰路は船ということにしました。ところが、これが結構、苦難の連続となりました。

まず行きの電車乗り継ぎからして小さな失敗の続きでした。大阪駅がリニューアルしたため環状線への乗換えが以前のようにスムーズにいきませんでした(それにしても新しい大阪駅は巨大で歩きにくい)。次に新今宮駅でJRから南海電車への乗換えをするべきところ、今宮駅に降り立ってしまい結構慌ててしまいました。たしかに新今宮駅に行くことは数年に一回あるか、ないかですから仕方ないのですが・・・・・。

次に帰りです。りんくうタウン駅から関空までひと駅乗ろうとプラットフォームに立ったところ、南海電車とJRが共通のホームということに少し驚きました。JRと私鉄がプラットフォームを共有している駅は神戸近辺ではおそらくないと思いますが、軽いカルチャー・ショックを感じました。

何とか関空について船着き場までいく無料シャトルバスに乗り込もうとすると「切符が必要」と言われ慌てました。コンピュータによる事前調査では「バスは無料」とあったのですが、ここでの方式はチケットセンターで乗船券を先に購入し、これをバス乗車のときに提示するというものでした。知っていれば何のこともないのでしょう。しかし完全に旅慣れない田舎者状態でした。ようやく海上高速バス・ベイシャトル(写真2)に乗り、海から神戸の街を初めて見ました(写真3)。なかなか快適な船旅でした(写真4)。わずか30分で神戸のポートアイランドに帰着し、時間の感覚がおかしくなりました。

さて肝心の学会です。多くの一般講演があり、時間の関係で全てを聴くことは出来ませんでした。ただ多くの医師達が創意工夫して日常診療に当たっていることが良く分りました。

特別講演は八瀬善郎・先生による「漂流の時代―失われた自然の摂理」でした。自然の摂理を無視した文明は有害であることが話されました。つまり自ら発展させた文明のためにあまりにも快適で安楽な生活に慣れてしまい、厳しい自然に適応できなくなっているというわけです。「我々は自然摂理の中でしか生きられない」ことが示されました。医師もこのことを忘れずに医療に従事していくことの大切さを教えられました。

ランチョンセミナーは「慢性咳嗽の漢方治療」というテーマで東京女子医科大学の山本昇吾・教授が講演されました。よく知っていることについては(もっとも、知っていることは少ないのですが)復習となり、また何となく知っていることについては知識の補充・補強となりました。

漢方医学の臨床について大変勉強になった日曜日をおくることが出来ました。

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写真1 学会の講演要旨集

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写真2 高速のベイシャトル

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写真3 海から見た神戸の街並みと六甲山

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写真4 アイフォンが示した現在位置