プラークとは、細菌の塊である歯垢(しこう)のことで、歯に詰った食べ残しではありません。
プラークは、歯の周りに付着している黄白色の粘り気のある物質で、1mgあたり1億個以上の細菌が潜んでいます。
このプラークは、奥歯の周りや隙間、そして歯と歯ぐきの間などにたまりやすく、虫歯や歯周病の原因になります。
プラークは細菌の塊です。特に赤ちゃんの口内環境は細菌が少ない状態なので、いったん赤ちゃんの口の中に細菌が入ってしまうと、みるみるうちに増殖してしまいます。
「プラークは感染する」という知識のもと、家族や身近な人に虫歯や歯周病を発症させないためにも、ご自身のお口の健康(オーラルケア)維持に努めましょう。
個人差はありますが、プラークを取り除かずに2~3日放置していると、石灰化しはじめ、やがて歯石になります。歯石になってしまうと、セルフケアでは取れません。歯石になる前のプラークを取り除くことで、虫歯や歯周病の予防に繋がります。
プラークは正しい歯磨きで洗い流す事が出来ます。
強く磨いたり、擦りすぎといった誤ったブラッシングでは、プラークを洗い流す事はできず、逆に歯を傷つけてしまいます。
虫歯や歯周病にならない為には、正しい歯磨きが大切です。
歯ブラシは毛先が開くと、歯にきちんと当たりにくくなり、効果は激減します。歯ブラシは1か月に1本を目安に交換しましょう。
また、歯の形や歯並びは個人差がありますので、自分の歯の状態に合わせて、適切な硬さ・形の歯ブラシを使いましょう。
さらに、電動歯ブラシは多くの歯科医院で推奨しています。電動歯ブラシの歯垢除去力は手磨きの約7倍といわれていて、各メーカーから多くの種類が発売されています。
歯と歯の間や歯周ポケットの汚れは、歯ブラシだけでは取り除くことが難しいものです。
歯磨きしにくい部分は、虫歯になりやすい部分でもありますので、デンタルフロスや歯間ブラシを併用しましょう。
フッ素を歯に塗ると、虫歯になりにくい歯になると言われています。
フッ素は、歯磨き粉など、さまざまな商品に含まれています。
【フッ素の働き】
●再石灰化を促進します。フッ素が歯に取り込まれ、強い歯を作ります。
●細菌の働きを抑制して酸を作らないようにします。
「歯医者さんは虫歯になってから行くもの」と考えていませんか?虫歯予防は日ごろのセルフメンテナンスも重要ですが、磨き残しによるプラークの付着を完全に防ぐことは出来ません。
定期的に歯科医院でお口の中のチェックを受けることで、虫歯の早期発見につながり、負担の少ない治療で済みます。3ヶ月毎のメンテナンスがおすすめです。
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