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皮膚科 形成外科

ひふか・けいせいげか たどころくりにっく皮フ科・形成外科 田所クリニック

皮膚科 形成外科

ひふか・けいせいげか たどころくりにっく皮フ科・形成外科 田所クリニック

兵庫県西宮市田中町5-20-2F

☎ 0798-36-1112

ホーム 診療内容
 

診療科目

皮膚科・形成外科

診療内容

けが

けがをした場合は、すぐに水道水でキズ口を十分に洗い流しましょう。消毒薬を使う必要はありません。キズ口にコンクリートやアスファルト、木片などの異物が残ったままだと、細菌感染を起こして腫れ上がったり、キズが治った後も黒ずみがいつまでも残ったりします。浅い擦り傷には、密封式の絆創膏を使っても良いのですが、汚れたキズを密封すると細菌感染がひどくなるため、かえってキズの治りが悪くなることがあります。切り傷や刺し傷では、多くの場合、テープ固定処置や縫合処置が必要となります。きれいなタオルで圧迫して、早めに受診することをお勧めします。

やけど

やけどをした場合は、すぐに流水で十分に冷やしましょう。あわてて衣服を脱がせてはいけません。やけどが深い場合には、衣服といっしょに水ぶくれが剥がれてしまうことがあります。やけどは思った以上に皮膚が痛んでいることもあるため、放っておくと、なかなか治らなかったりやけどの痕がケロイドのようになったりすることがあります。適切な処置を行うためにも早期の受診をお勧めします。

床ずれ

床ずれは、同じ部位に長時間体重がかかることで発生します。やせ型や寝たきりのお年寄りに起こりやすいため、公共の福祉課やケアマネージャー、訪問看護師、ヘルパーさんなどと相談し、しっかりした介護計画を立て、マットレスなどの調整を行いましょう。出来てしまった床ずれを悪化させないためにも、体圧を分散させることが重要です。また、治療には主に外用剤を使用しますが、病状に応じて使い分ける必要があります。当クリニックは車イスで診察室に入ることが出来るバリアフリー仕様ですので、悪化する前に受診されることをお勧めします。

キズ痕

けがややけどをした場合、程度によりどうしてもキズ痕は残ってしまいます。けがが治ったからと言ってすぐに修正してもキズ痕はきれいにはなりません。キズ痕は半年から1年ほどすると落ち着いてきて、ピンク色から白色に変化し、平坦になります。その頃にまだ目立つようなら、細いキズ痕に修正することも可能です。ただし、キズ痕の性質によっては、修正術を行うと更に拡大することがあるので、外科的治療を行わない方が良い場合もあります。キズ痕の治療は、ゆっくり時間をかけて目立たないようにすることが最善の方法です。

ほくろ

ほくろは色素性母斑と呼ばれるものがほとんどです。メラニンを作る母斑細胞が集まってできています。昔からあるほくろががんになることはほとんどありません。ほくろの大きさによって、切り取ったりレーザー治療を行ったりしますが、最終的には白いキズ痕にして目立たないようにします。

イボ

一般的にイボと言われるものには、ウイルスによる尋常性疣贅、皮膚の局所の老化で発症する脂漏性角化症、柔らかくて多発することもある軟性線維腫などが含まれます。いずれも液体窒素による凍結療法を行いますが、脂漏性角化症や軟性線維腫では炭酸ガス・レーザー治療や切除術を行うこともあります。凍結療法後は10日〜2週間でかさぶたが取れて治りますが、1回で治らない場合には治療を追加することがあります。

シミ・あざ

シミやあざには、老人性色素斑、肝斑、雀卵斑、扁平母斑、太田母斑、炎症後色素沈着など様々な種類があります。それぞれに病態が異なるため、治療法も違ってきます。当クリニックでは、最新鋭のQスイッチ・ルビー・レーザー装置The Ruby Z1や光+高周波治療器を備え、これらのシミやあざに対応可能です。保険診療では行えないものもありますが、治療の痕を残さずに目立たなくすることが可能です。

白斑

白斑は、一般にしろなまずと呼ばれることもある皮膚が白く抜ける病気です。皮膚のメラニンを作るメラニン産生細胞(メラノサイト)の活動が弱まったり、メラノサイトが無くなったりすることが原因です。外用療法が行われることもありますが、ナローバンドUVBという光治療が優れた効果を示します。当クリニックでは、ナローバンドUVBの中でも、特に高い安全性と出力を示すターゲット型ナローバンドUVBと呼ばれるエキシプレックス308を3機導入しています。週に2回程度繰り返し光照射を続けて次第に白斑の範囲を縮小させる治療法で、保険適応があります。

腫瘍

良性腫瘍には、粉瘤(おでき)、石灰化上皮腫、皮膚線維腫、脂肪腫など数多くの種類があります。治療は基本的には手術を行います。細い針で局所麻酔をして、メスで切り取り、出来るだけキズ痕がきれいになる様に縫い合わせます。麻酔をするときにチクッと痛みますが、麻酔が効いた後は、術中は全く、また術後もほとんど痛みはありません。当クリニックでは、水曜午後に予約制で手術を行っています。
悪性腫瘍は皮膚がんとも言われ、基底細胞がん、ボーエン病、有棘細胞がん、悪性黒色腫(メラノーマ)などがあります。患者数が多いものに日光角化症があります。これは主に日光が当たる部位に痒みのないカサカサした紅斑として出現します。放っておくと、有棘細胞がんになることもある前がん状態とされています。組織を一部切り取って検査する生検を行い、診断がはっきりすれば、外用療法が第一選択になります。また、日本人では基底細胞がんの患者も多く、高齢者の顔に発症することが多いとされています。典型的な基底細胞がんは、ダーモスコピーという痛みの無い検査で診断できる場合もあります。当クリニックでもごく早期の悪性腫瘍の治療は可能ですが、進行が疑われる場合には専門病院へご紹介します。

巻き爪

巻き爪は陥入爪とも呼ばれます。歩き方や靴のサイズが原因で起こることがあります。巻き具合が少ない場合は、爪を長めに伸ばすことで対処可能です。しかし、強く巻いている場合には形状記憶合金によるワイヤー療法を行います。ただし、ワイヤー療法は自費診療となります。保険適応のある外科的根治術も可能ですが、術後の痛みや出血があるため、あまりお勧めしていません。

炭酸ガス・レーザー CO2 Esprit

レーザー光が組織内の水分に吸収され、照射部位のみが蒸散することで安全に治療ができます。
ほくろや腫瘍などの治療では、手術による治療に比べて、術後の痛みや出血が少ないのが特徴です。 脂漏性角化症や軟性線維腫、直径5mm以下のほくろなどでは、切り取るよりもキズ痕が目立たないことも長所です。
しかし、まれにキズ痕がケロイドのようになることがありますが、そのような場合でも目立たなくなるよう適切な治療を行います。

Qスイッチ・ルビーレーザー The Ruby Z1

ルビーレーザーはメラニン顆粒に吸収されやすく、血管への侵襲が特異的に少ないため、周囲組織へのダメージを最小にして、病変部位への鋭い反応性を示します。この特性により、他のレーザーよりも“キレがよい”といわれています。
Qスイッチモードでは、20nsec(10億分の20秒)という超短時間内に高エネルギーを加えることで、メラニン顆粒が周囲に熱を放出する前に破壊します。従って、より効率的かつ選択的に深部のメラニン顆粒を破壊することができます。
ノーマルモードでは、表在性の色素疾患などに対して照射時間を200μsec(10万分の20秒)として、あえて皮膚の浅い部位を選択的に変性させ、深い部位への損傷は最小限に抑えることで、炎症後色素沈着の発生を少なくすることができます。
The Ruby Z1では、色素性疾患に合わせてQスイッチモードとノーマルモードを使い分けることが可能です。

光+高周波治療器

ソバカスなどのシミに対して、光と高周波を組み合わせることで、痛みや副作用・ダウンタイムの少ない安全な治療を実現しながら、高い治療効果を示すとともに、肌に張りをもたらします。

ターゲット型エキシマ紫外線治療器

白斑や乾癬などの治療で、健常な皮膚に余分なダメージを与えず、病変部位のみを治療できるのが特徴です。正確で信頼性の高い治療方法です。