海での浮き具に注意

徐々に暑くなってきました。先週お知らせしたヘルパンギーナが関東だけでなく、全国的に猛威をふるっているそうです。お気をつけください。

さて、夏本番も近づき海水浴の季節です。海水浴で浮き具にのて寝そべったり波乗りをした経験のある人も多いと思います。

昔は浮き輪と呼ばれる半分体が水の中にあるタイプだったのですが、近年浮き具が大型化しているため上に乗ってしまうと、自分では移動が難しくなります。体の小さな子供さんの場合はなおさらです。

消費者庁の実験によると風速2メートル程度で、2分の内に50メートルも沖に流される可能性があるとのことです。

慌ててバランスを崩して浮き具から転落して溺れてしまう事もあり、注意が必要です。

子供が浮き具に乗っている場合は、手や目を離さないようにしてくださいね。

以前知らぬ間に沖まで流され、砂浜に戻ろうとして浮き具から降りたら、足がとどかずびっくりした経験があります。(浮き具に捕まって泳いで戻りましたが・・・・・・)

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関東でヘルパンギーナ

7月も半ば近くというのに今日の大阪は少しひんやり気味です。(湿度は高めですが)

余談ですが「しっとり」という感覚は、物理的には「摩擦力の急激な上昇とその後の速やかな低下」がもたらす感覚だそうです。(ひんやりはどうなんでしょうかね)

関東では、夏風邪の代表格である「ヘルパンギーナ」の感染が広がっているようです。「ヘルパンギーナ」は高熱や口腔内の水疱・発赤をともう風邪で、乳幼児に多い病気です。

通常は、2−4日で解熱し7日ほどで完治するのですが、喉の痛みで水を十分飲めないため脱水になったり、高熱のため熱性痙攣を起こすこともあります。

ウィルスは患者さんの唾液などに含まれるため、家族内で蔓延しないように気をつける必要があります。みんなマスクをして、食事時間をずらすなど、同時にマスクを外している時間を無くすなどの工夫をしてくださいね。

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パンケーキシンドローム

今年は梅雨入り前から気温が上がり、熱中症による緊急搬送が増えているようです。体調管理にお気をつけください。

さて、今回はフワフワで女性に人気の食べ物、「パンケーキ」の話題です。

表題の「パンケーキシンドローム」ですがパンケーキが食べたくて仕方なくなる症候群ではなく、もっともっと剣呑なものです。パンケーキを食べた後、蕁麻疹が出たり呼吸困難を起こしてしまうことをいうのです。

もうお気付きの方はおられると思いますが、この症状はアレルギー反応なのです。パンケーキミックスなど、手軽にパンケーキを作ることができるのですが、使い切らずに置いておくとダニが発生してしまいます。

ダニが混入することによりアレルギー反応を起こすのですが、どの程度の量で症状が出るのかは個人差があり、同じパンケーキを食べても反応が違うことがあります。

さらに、十分加熱してもアレルギーを引き起こす物質(アレルゲン)は分解されないので、気をつける必要があるとのことです。

使い切れなかったパンケーキミックスは早めに使うか、密封容器に入れて冷蔵庫で保存するなどの予防措置をとるのが良いとのことです。

実はパンケーキミックスに限らず、お好み焼きなどの粉もの全般に言えることだそうです。

粉もの好きの大阪人としては、大問題です。

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G20

昨日の大雨もさることながら、大阪は「G20」で大変です。要人の宿泊するホテルの周りは、さながら非常線のようですし、要人の移動時には長時間に及ぶ道路封鎖。日本中の警官が集まっているのではないかと思ってしまいます。(他府県の治安は大丈夫なのでしょうか?)

昨日は車の交通量も目に見えて減っていたのですが、今朝は週末のこともあり結構な交通量でした。大規模規制で大規模渋滞とならなければ良いのですが・・・・・・・

G20に伴い、薬剤・医療材料の配送にも遅れが生じており、血液検査の検体回収にも影響が及んでいるようです。救急患者の搬送や輸血用の血液など、必要不可欠なものにしわ寄せが来ないか心配です。

大きな問題なく終わってほしいものです。

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プラスチックゴミ

6月末ですがまとまった雨が降らないうちに、どんどん暑くなりますね。夏の水不足が心配です。

さて、海洋のマイクロプラスチックやペットボトル問題、ひいてはレジ袋の有償化まで話題になっているプラスチックゴミですが、大阪の堺市で発見された細菌が打開策になるかもしれないというお話です。

2005年に堺市のペットボトル処理工場で発見された細菌「イデオネラ・サカイエンシス」は驚くべき能力を持っています。

プラスチックは自然に分解されることはないため、環境中に長期間蓄積し生物の体内に濃縮されるため大きな問題となっています。

サカイエンシスは、プラスチックを特殊な2種類の酵素を産生して、水と二酸化炭素に分解する能力を持っているとのことです。分解するだけでなく、プラスチックを栄養源として利用しているというから驚きです。

人間がプラスチックを作る前には、この細菌どうしていたんだろうと疑問に思いませんか?

自然のしたたかさに「脱帽」ですね。

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睡眠の話題

暑くなったり寒かったり、気温の乱高下が続いていますね。寝る前はタオルケット1枚だったのに、朝起きてみるといつの間にか毛布に包まっていたり・・・・・・お気をつけください。

さて、睡眠に関する話題が立て続けにネットを賑わせていたので、今回は2つの睡眠に関する話題を紹介します。

最初は「照明やテレビをつけて寝る女性は太りやすい」という話題です。

米国立環境衛生科学研究所(NIEHS)の発表なのですが、米国人女性約4万4千人を5年間追跡した結果だそうです。論文で太る原因については明確にされていませんが、光刺激によりメラトニンの生成が抑えられることが関係しているかもしれないとのことでした。

次は「体内時計を刻むスイッチであるDNA配列発見」という話題です。

京大のグループによる発表ですが、体内時計に応じて増減するタンパク質を作る遺伝子の一部を改変したところ、そのタンパク質の増減が見られなったとのことです。改変されたマウスは体内時計が乱れ、行動が不規則になったそうです。

DNA配列が生体の行動をコントロールするスイッチになっていることがわかったと結論付けています。

改変により遺伝子環境が変わって、タンパク質の発現パターンが変わっただけでは?と疑問が湧いてきます。(以前のブログ:エピジェネティックス参照

このブログを書いている時に衝撃的な記事が掲載されていました。なんと「加齢で減る酵素注射→若返り マウス成功、ヒトにも期待」というのです。

睡眠の話題だったのに、眠気も吹っ飛んで行ってしまいました。

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腸内細菌と大腸癌

西日本を中心に明日土曜日にかけて、大雨の予想がされています。大阪は日中雨続きの予報なので、少し憂鬱な気分ですね。

阪大のチームが、腸内細菌を使った大腸癌の早期発見手法を開発したとの発表がありました。

研究チームは、616人の便に含まれる細菌を分析して、大腸癌症例の初期に増えてその後には減少する複数の細菌を発見したと、雑誌ネーチャー・メディシンで報告しました。

大腸癌による腸内環境の変化により腸内フローラが変化したとしている。これまで進行癌で、歯周病の原因となる菌が増えることは知られていた。今回大腸癌初期にだけ増える細菌が見つかったことで、便潜血検査と併用すれば診断制度の向上や、痔出血による診断不良を回避することが可能となるかもしれません。

「腸活」で腸内フローラを改善して大腸がんを予防できればいいのですが、今回の結果だけではなんとも言えないですね。

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液体ノリで幹細胞培養

白血病の治療に必要な造血幹細胞ですが、これまで500ccで数万円もする培養液でも増やすことは難しく、現在はドナーの骨髄や臍帯血に頼っています。

臍帯血は量が限られており、ドナーの骨髄は全身麻酔で採取する必要から麻酔のリスクなどの問題があった。

今回、東京大学とスタンフォード大学のチームが、市販されている液体ノリの主成分であるポリビニルアルコール(PVA)で、マウスの造血幹細胞が効率的に培養することができると発表しました。

実際にコンビニで売られている液体ノリを用いて培養し、幹細胞を数百倍に増やした後、マウスに移植して実際に白血球などが作られることを確認したそうです。

この結果を人間に応用して大量培養が可能になれば、臍帯血の不足やドナーの負担問題を解決できる可能性があります。

液体ノリの中で幹細胞が増えるだなんて、びっくりですよね。

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熱中症に注意

5月というのに暑い日が続きますね。東京では連日猛暑日の真っ最中。大阪も暑いです。

このところ、熱中症で緊急搬送されることが増えているそうです。運動時には水分と塩分の補給を忘れないようにしてくださいね。

以前熱中症のことについてインタビューされた記事が残っていましたので、リンクを貼っておきます。

https://ddmap.jp/interview/naika/20110701_1i/

熱中症は、場合によっては命に関わったり、腎機能が廃絶して透析を余儀なくされる強い病態です。しかしちょっとしたケアで防ぐことができます。特に体調が悪い時の運動は屋内・野外に関係なく気をつけてくださいね。

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百舌の「はやにえ」

昼の暑さに比して、朝晩の気温低下が気になります。寝冷えして体調を崩す人が多いようです。お気をつけください。

大阪市立大学と北海道大学の共同研究チームが面白い発表をしたので紹介します。

百舌が捉えた獲物を木の枝などに刺す「はやにえ」ですが、これまでは餌が少ない冬の「保存食」と思われていました。今回研究チームが大阪の里山で行った調査で、はやにえの消費が寒さが続いている2月に少ないことから、単なる「保存食」では無いのではとの疑問が生じたとのことです。

研究チームは「はやにえ」の効果を調べるため百舌を三つの群に分けて観察したとのことです。

・はやにえを取り除いた「除去群」

・通常オスが消費するはやにえの3倍量相当の餌を与えた「給餌群」

・はやにえの数を操作しなかった「対照群」

はやにえを取り上げられた「除去群」では、オスのさえずりの詠唱速度が遅くなり、メスの獲得に失敗することが多くなったそうです。「給餌群」と「対照群」ではメスの獲得に差はなかったそうですが、餌をたくさん与えられ栄養状態の良い「給餌群」の方が詠唱速度も早く、早期にメスを獲得できたとのことです。

このことから、「はやにえ」は冬の栄養状態を改善し、「歌の質」を改善させる栄養食として働いていると考えられました。

食事の少ない冬でも、栄養食を確保して質の高いさえずりを行えるオスがモテる百舌の世界、なんだか人間の社会を見ているような気分になるのは私だけでしょうか?

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