日別アーカイブ: 2016年6月24日

ジカ熱対策

リオオリンピックの開催が目前ですが、開催国ブラジルで流行している「ジカ熱」が話題に上ることが多いですね。感染すると脳症の危険があったり、妊婦が感染すると「小頭症」の子供が生まれる確率が高くなったりするとのことです。

「日本脳炎」と同じで、ウイルスを持った蚊に刺されることによりジカ熱に感染するのです。このジカ熱を何とかしようと色々な方面から対策が取られているようです。

欧州の研究チームが、ジカ熱ウイルスを攻撃する抗体を2種類発見したとの報告をしたようです。
この抗体は、ジカ熱ウイルスと近縁のデング熱ウイルスに有効に作用するそうです。この抗体を研究すれば「ジカ熱・デング熱」のワクチンが作れるかもしれないのですが、実用化には時間がかかるようです。

今回研究したデング熱抗体の中には、ジカ熱ウイルスを爆発的に増やしてしまうものも多くあり、メカニズムの研究が必要とのことです。

ジカ熱対策については、全く異なる分野からのアプローチも為されているようです。

コンピュータのオペレーティングシステム(OS)大手の「マイクロソフト」が、なんと蚊取り機を作ってジカ熱対策をしているというのです。

詳細はネットでググっていただければ書いてあると思うのですが、蚊をおびき寄せた後赤外線を照射して蚊の種類を判別し問題となる「蚊」だけを捕らえることができるそうです。その時の気温や湿度を同時に記録し、「蚊」の発生を抑える研究に役立てるそうです。このハイテク蚊取り機はマイクロソフトが作っただけあって、コンピュータが搭載されているそうです。(「Intel in It.(インテル入っている)」かどうかは知りませんが・・・・・・)

日本の医療にも色々な業種からのアプローチがあれば面白いのになぁと思ってしまいました。

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