月別アーカイブ: 2019年8月

肥満ワクチン

雨で蒸し暑い日が続いています。こんな時は食べ物がわるくなりやすいですのでお気をつけくださいね。

先日ネットで「肥満ワクチン」なる記事を見つけました。なんだか怪しげなとんでも医学が、また出てきたのかと思っていたら、大阪市立大学の大変画期的な研究のことでした。確かに肥満の抑制に役立つのですが、肥満ワクチンと言ってしまうと・・・・・・

大阪市立大学が発表した研究は、感染を予防したい粘膜にウイルスや細菌の一部などの「抗原」を加えるだけでその場所で高い免疫力を作り出せるワクチンです。

「肥満」に「抗原」はないので、肥満に関係する腸内細菌の「抗原」を利用して、特定の腸内細菌だけ選択的に排除が可能なのだそうです。この技術を利用すれば、腸内フローラ(細菌叢)をコントロールすることができるのです。

近年、数多くの病気が腸内フローラの乱れと関係しているとの報告も相次いでおり、「肥満」のみならず、様々な病気に応用ができるかもしれません。

さらに粘膜は消化管のみならず、呼吸器にもあるので肺感染症の予防・改善などにも応用できるとのことです。

詳しい原理は専門的になりすぎるので割愛しますが、局所の粘膜にだけ免疫グロブリンA(IgA)を作り出すこれまでになかった画期的な方法なので、早く臨床応用できればとワクワクしています。

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グビグビ・ビクビク

真夏の暑さが続いていましたが、30℃を超える真夏日もひと段落の様です。空に勝ち誇っている可能様に浮かんでいた入道雲(積乱雲)も秋を思わせる筋雲に席を譲ったようです。

さて今回は「グビグビ・ビクビク」と変わった標題になっていますが、コーヒーと偏頭痛の話です。

偏頭痛にコーヒーがいいという話と、コーヒーは偏頭痛を悪化させるとの話があり、コーヒー好きの偏頭痛もちにとっては悩ましい限りです。

この状況を整理するのに役立つ研究が、ハーバード大学から論文として発表されました。論文によると、1日3杯未満のコーヒー(カフェイン飲料)を飲む人は、全く飲まない人に比べて偏頭痛を起こす確率が低いとのことです。

偏頭痛のある96人が6週間、生活習慣と偏頭痛の関係を記録し解析したのだそうですが、1日に1−2杯のカフェイン飲料を飲んだ日は、偏頭痛が少なかったとのことです。(3杯以上飲むと偏頭痛が増えるそうです。)

カフェイン摂取量の問題もあるかもしれませんが、コーヒーを「グビグビ」飲んで偏頭痛に「ビクビク」している、コーヒー好きの偏頭痛もちには少し安心できる情報かもしれませんね。

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熱中症

梅雨が明けて大阪も猛暑が続いています。十分に睡眠ができないと、熱中症や夏バテの原因になります。空調を適度に使って、快眠環境を整備してくださいね。

梅雨明けからの猛暑で、全国的に気温が高く最近の1週間で18000人異常が熱中症で搬送されたとのことです。死亡例もあり、気象庁は注意を呼びかけています。

緊急搬送で目立つのは、「高齢者」と「屋内」とのことです。搬送された18347人中、65歳以上の高齢者が9963人で半数以上を占めているとのことです。発症場所で一番多かったのが、敷地を含めた「住居」で全体の41%でした。

熱中症は炎天下に長時間いなければならないと思われがちですが、「誰でも、何処でも熱中症になる危険性があると知り、対策が必要」なのです。

多様な暑さ対策グッツも売られており、適切な体調・環境管理を心がけてくださね。

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大腸菌爆弾

一言「暑い」としか言えない気候ですね。夜に熱中症になる人も出ているようですので、お気をつけください。

さて、今回はガン治療に役立つかもしれない「大腸菌爆弾」の話題をネットで見付けましたので、簡単な原理を紹介したいと思います。

がん細胞は、人間の免疫から身を守るためCD47と言われる「盾」を装備しているのです。この「盾」があるため、免疫細胞が、がん細胞を攻撃できなくなっています。なんとかしてこの「盾」(CD47)を取り除くことができれば、がん細胞を効率的に死滅させることができるのです。

CD47の抗体を作って大量に投与すれば良いのですが(蛇に噛まれた時の血清の使い方に似ています)、人間の抗体は複雑なため高価なのです。

そこで注目されたのが、単純な構造をしている「ラマの抗体」なのです。この抗体は単純なので大腸菌の中に遺伝子導入して作ることが可能なのです。

この遺伝子導入した大腸菌を培養して、「ラマの抗体」を大量に作らせると「爆発」して周囲に抗体を撒き散らすのです。この大腸菌を「がん」の周りに注入すれば、「爆発」してCD47に対する抗体が、がん細胞の「盾」を取り除くのです。

世の中すごいことを考える人もいますね。「大腸菌爆弾」覚えておいてくださいね。

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